仕事納め 〜二股の賦 

やっぱり金庸は今書く余裕が無いので、こっちを先に。本当は「年始の挨拶」で書こうかと思っていた内容なんですが(笑)。というわけで年始の方はスルーしますので、ご了承を。(?)


何はともあれまずはレッズサポの皆様、今季はこんな(緑との)二股野郎にお付き合いいただき、ありがとうございました。
正直分離独立しばらくは(経緯)、かなりビビりながら日和りながら書いているところもあったんですが(笑)、なんか思いの外温かく、あるいはいい感じの距離感で受け入れられている気配がほんのり伝わって来て、嬉しかったです。

まああれですね、対象が緑だろうと赤だろうと、何色だろうとなんだろうと、要するに同じタイプのお客さんがつく、あるいはどこにでも一定数の”そういう”人がいるということかなあと、そんな感じも少ししますが。
・・・・あ、でも”拍手”の基準はこっちの方がだいぶ優しい感じで、本家でスルーされた心の傷をこっちで癒やすみたいなこともなくはなかったです(笑)。やっぱ”赤”は情熱的ですね!!

ちなみに「分母」自体はさすがに本家の方がひと回り多いんですよ、試合日(後)どうしの比較でも。腐ってもホーム。例えサポの絶対数では大負けしてても。(おい)


緑と赤に対する気持ちの違いは、一言で言えば「情」(じょう)「恋」ですかね。家族と恋人というか。当然ながらその「恋」自体はそろそろ不可避的に冷めつつはあるわけですが、まあそれなりに順調に愛に育ってるかなという。ちょっと前までは自分もそうだったくせに(笑)、レッズについて通りすがりで適当なこと言われると、結構カチンと来る体にはなってます。

更に個人的に面白かったのは、2つのチーム、2つのカテゴリー(J1とJ2)の視点で、半ば強制的にJリーグを沢山(単純に倍だ)見せられる中で、明らかにJリーグに対する入り込み方、距離感が変わって来たというのが。別に熱心にサポーター活動をしたりはしていないんですが、何かしら自分なりに(Jリーグに)「住んでいる」という感覚が育って来た。
ぶっちゃけ実はそんなに特権的にサッカーが、増してやJリーグが好きな人でも無かったので、不思議な感じです。


それはそれとして、「強制的に」と書いたのもダテではなくて(笑)、結構しんどい時もありました、この1年は。2試合必ず見て2試合必ず書くのは。別に物理的時間的にはどうということはないんですけど、飽きるんですよね、やっぱり。サッカーにというより自分の脳の働きに、自分の言葉に。
これで結構一つの作業の根気自体はある方だと思うんですが、しかし量はどうあれ同種の作業の繰り返しはかなり苦手なので。端的に言うと緑であれ赤であれ、後の方、日程的にその週の2試合目の方に取りかかるのは、毎度割りとしんどい。

ボヤキついでにこんなデータを。

’07ヴェルディ月別成績

 3月 3勝1分
 4月 1勝6敗

 5月 4勝1敗1分
 6月 2勝2敗1分
 7月 4勝1敗2分
 8月 2勝1敗2分
 9月 5勝1分
10月 4勝1分(1敗)
11・12月 1勝2分

’07レッズ月別成績

 3月 2勝1分(1勝1分)
 4月 3勝1敗1分(1勝1分)
 5月 1勝4分(2分)

 6月 4勝
 7月 (1敗1分)
 8月 5勝1分
 9月 3勝1敗(2勝)
10月 2勝1分(2分)
11・12月 2敗2分(1勝1敗1分)



()内はJリーグ外、つまりACLとナビスコと天皇杯。A3とクラブW杯本戦は、半ばエキストラなので外してあります。
で、結構似てるんですよね、成績が(笑)。
つまり「立ち上がりは上々、しかしその後1回ドーンと落ちて、後巻き返して駆け抜け・・・・そうだったけど最後バタバタしてリーグ優勝逃がす」という。(笑)
ちなみにがほぼ低調期。レッズはヴェルディよりもスタートダッシュは長かったけど、その分ラストのモタモタも長かったというそういう感じ。

同じ”低調”でもヴェルディなら負けるところをレッズは分けるのがだいたいなわけですが(笑)、それにしてもよく似てました、体感的にも。喜びも苦しみもちょうど2倍。
終盤のレッズのは主に疲労ですけど、4月の終わりから5月の頭あたりの、両者ともに戦術的未整備による不調がモロに重なっていたあたりは、ユニフォームは違ってもダラダラした似たような試合を立て続けに見せられて(書かされて)、正直サッカーが嫌いになりそうになりました。(笑)


ま、こんな感じで。来年もよろしく。
ついに同じカテゴリーということで、僕が”自分ダービー”に煩悶する姿でも、楽しみにしていて下さい。(笑)


均一性と複層性(2) 

(1)より。

要はガンバやバルサ、あるいはヨミウリ/ヴェルディ、あるいはアヤックス的なそれも含めた、しっかりした下部組織に基盤を置いた一貫性・統一性のある、均一性を特徴とするサッカーと、そうでないもの、たいていは「買い取り」型のチーム作りによるサッカーとの対比ということでしょうが。

つまり通常はほぼ無前提的に、前者が「良い」もので「理想的」で、「模範的」なものとされることが多くて、総論としてそれ自体に特に反対する気は僕も無いんですが。
ただ実際問題として、退屈なんですよね僕にはそういうチームは。たいていは。どんなに颯爽と足並み揃えてもらっても。勿論ものによっては面白く感じることも感じる部分もありますが、確率的には。その丹精込めて築き上げられた「模範」性とは裏腹に。

別に批判してるわけではないんですけど。人為としては、「方法」としてはそっちが常道になるのは仕方が無いとは思いますし。ただカラダの反応なんで(笑)、こればっかりはしょうがない。

では逆にレッズや(銀河系的)レアルやレオン・ヴェルディやらのどこが面白く感じる(た)かというと、それはだから”非・均一性”ということになりますね、論理的には。
それだけでは説明にならないので(笑)更に言いますと、実態としてはそれぞれのチーム・それぞれの時期ごとにケース・バイ・ケースですが、あるいは「複数の原理の混在」(レッズ)であろうし、あるいは「異質な原理のハイブリッド」(レオン・ヴェルディ)であろうし、場合によってはそれこそ「無原理」(銀河系レアル)かも知れない。

とにかくそうしたタイプのチームの持つ厚みや奥行き感、時にそれ以上の混沌感、それらと対峙する時に初めて真に僕は興奮する、知的なチャレンジを感じる、あるいは包まれて幸福感を感じる(笑)。らしい。


再びレッズのクラブ運営&チーム作りの話に戻りますと。
Marioさんに(コメント欄)何の気なしに(笑)「バイエルンみたいなチームにしたいんでしょうが」と言われて、そうなのかな、そうなのかもな、どうなのかな、と素でマゴついてしまったんですけど(笑)。どういうチームにしようとかあるのかな。勿論「強いチーム」「世界に通用するチーム」とかいう抽象的なのはあるとしても。

まあクラブの考えなんかにわか&兼業ファンの僕には実際分からないわけですが、あえて色々なクラブ/チームがある中で、大局的に見たレッズの純サッカー的な価値・存在意義ってなんだろうと改めて考えてしまったら・・・・それは即ちなぜ僕が今更レッズに恋したかということでもあるわけですが、とにかくそういうことに思い当たったということです。

実際問題単一原理的でない”いい”チームが、ある程度以上安定的継続的に存在することってそう多くないんですよね。少なくとも僕が感銘を受けるレベルのものが。
いいチームを作ろうという時はどうしても統一性・均一性を整える事がまず先に立つ、非・均一性は普通は単なる中途半端や曖昧や混乱のことであるというのと。勿論”銀河系”や”FCハリウッド”は高い確率で単なる仇花に終わるか、資金的に続かないというのもありますし。レッズの僕が言うところの(笑)”社台グループ”的な鷹揚さと安定感、将来的な継続可能性って、結構レアな気がするんですが。”Jリーグ”というステージが程々でいいのかも知れないですけど。

勿論一般にクラブ運営として「レッズを真似しろ」なんてことは言えませんし(笑)、またレッズに「下部組織を軽視しろ」と言う気も勿論ありません。もうちょっと何とかした方がいいんじゃないかとも思います。
ただサッカー・ファンとしてはレッズの複層的な感じが好きだ、あるいは両方のタイプのいいチームに常にいて欲しいということ。どちらが実現困難かと言えばレッズ的な方だと思うので、今のバランスを大事にして欲しいなと思うわけです。やり過ぎず手を抜かず。

・・・・ああ、ただせめて外国人くらいはなるべく外から買って来て欲しいとは思います。J内での引き抜きじゃなくて。J全体の収支の為に。


(追記)
ふと思ったんですが、戦術的にはっきりしないのもある意味”味”なのかもなとか。(笑)
イタリアの「ビッグクラブ」とか、どんなに買い漁ってもやることがたいてい決まり切ってるので、強引な割りに貧乏臭く見えることが多いんですよね。レッズは何が出て来るかよく分からないので、その分おもちゃ箱の楽しさはある。


均一性と複層性(1) 

仮に”〜ガンバとレッズ”みたいなサブタイトルをつけると、凄く嫌な感じになると思いますが。(笑)
とにかくそんな話です。
ちなみに「重層性」だと”良い””高等”みたいなニュアンスが強くなる、つまり最初から価値の優劣が入って来る感じになると思うので、「複層性」の方に。一応、気は遣っている。(笑)


僕自身はそれについてさしたる見解は無いんですが、浦和レッズの「クラブ」運営の優秀さ、手腕の確かさということについては、既に定評のある、あるいは証明済みのことと言っていいのだろうと思います。
ただではもっとミニマムな、フィールドレベルの話、より純サッカー的な話になるとどうか、何かちゃんとした方針やブログラムがあるのかというと、正直言ってあまり見えないところもあるように思います。どういう「クラブ」にしたいのかは分かるが、どういう「チーム」にしたいのかは今イチという。

歴史的に見れば、スタート時の箸にも棒にもかからない(失礼・笑)状態から、ドイツカラーを手がかりに徐々に形を作って、やがて”ビッグクラブ”的意識の萌芽と共に、まずはオフトという”ポゼッション教師”を招き、次にその結果を犬飼社長(&ギド)が破壊的に拡張し、時々の在籍選手の色に適当に染まりながら、ある意味成り行きでここまで来た・・・・というように外野からは見えます。(違いますか?)


その陰に、ということでもありますが、ある時期以降のレッズの特徴としては、はっきりと”移籍市場の王様”、エメルソン、山瀬、三都主、トゥーリオ、阿部と、国内の1級の活躍選手・実績選手を買い漁って(あ、エジムンドもいた・笑)、危なげなく戦力強化を繰り返す非常にかわいげのないチーム(笑)ということが挙げられると思います。

それを指して”巨人軍”的な言い方をされることがよくありますが、僕がよりピンと来る比喩としては競馬の”社台グループ”(Wiki)の方で、細かい配合理論(戦術?)やロマンがどうとかいうよりも、「いい種牡馬をいい牝馬に」「黙々と大量に」つけ続けることによって確率を上げる、必然としての実りを手に入れようという、捻りが無いと言えば捻りが無い、鷹揚と言えば鷹揚なスタイル。
巨人(や”銀河系”レアル)みたいな夢の選手を独占して夢のチームをみたいな、ガツガツした感じは受けない。

実際個々の施策には特にこれといったヴィジョンの閃きを感じないことも多くて、エメルソンに山瀬をつけてもどういう仔が生まれるのかイメージ出来ないとか、エジムンドみたいな力馬をオフト・レッズの固い馬場で走らせるのは無理があるんじゃないかとか、首を捻ることもままありました。(笑)
ただ失敗を気にしない、必ずしもピンポイントの成功を必要としないのがレッズのいいところ、強味であるだろうとは思うんですが。当事者の”つもり”はつもりとして、結果的総体的にね。

まあ近年はとにかく、サンデーサイレンス(ポンテ)の導入が大成功でしたね。(笑)


で、いきなり話変わってちょっと前になりますが、12/9フジの深夜にやっていた『日本サッカーの救世主を探せ!〜世界に通じる10代とは〜』の中で、メッシ等と(ガンバJr.ユース)宇佐美の比較の流れから、「日本版バルサ」としてのガンバの下部組織の優秀性の話が取り上げられていて、それを見ていて自分的にいくつか像が結ばれたところがあったんですが。

簡単に言うと
1.僕はガンバのサッカーに魅力を感じない。
1‘.ついでにバルサにもそんなに魅力を感じない。
2.一方で僕はレッズのサッカーにとても魅力を感じる。
2’.ついでにバルサより(”銀河系”含む)レアルの方に遥かに魅力を感じる。

その理由。

更に細かく&個人的に言うならば、
1’’.僕は開幕以来の緑者ではあるが、実は讀賣クラブ〜初期ヴェルディのサッカーが別に好きだったわけではない。
2’’.では例えばどの時期の”ヴェルディ”のサッカーが好きかと言うと、筆頭は’96天皇杯優勝時のレオン監督時代、ある意味最も「ヴェルディらしくない」と言われていた時代のそれである。

その理由。・・・・なお、ヴェルディとレッズそのものの比較はいずれまたの機会に。


(2)につづく。


よく見ると 

永井がなんか面白いこと言っているような。

【FCWC エトワール・サヘル vs 浦和】試合終了後の永井雄一郎選手(浦和)コメント [ J's GOAL ]

ただしっかり守って攻めるという形はできた。
去年は前から前からという形だったが今年は、引いて守るということが徹底できた。
ミラン戦も前半まではいい形で守れていたと思う。


ちょっと文脈的に唐突な感じもするので、ひょっとしたら誤解か深読みになっている可能性もあるかも知れませんが、素直に読めば永井の認識では「去年」=’06年『前から前から』というサッカーをやっていて、『引いて守る』『しっかり守って攻める』というサッカーを覚えたのは「今年」=’07年からだということになっているんですかね。

だとすれば非常に同意できる部分があります。
僕自身、’06年のレッズは別に”リアクション”スタイルをあえてとっていたわけではない、あるいは攻め達磨だった前半と省エネサッカーだった後半と、本質的な違いは実は無いということを、去年の総括として書きました
後によく使った言い方としては、”ギア”が違うだけだと。あるいは同じ”ポゼッション”の積極性が違っただけだというか。

そこまで言えるかどうかは疑問のところもありますが、『引いて守る』スタイルという意識、あるいは特別なスタイル意識はなかっただろうとは思います。


それが監督が代わったどさくさで、あるいは代わった監督が要するに他サポ等の外野と同じ立ち位置で”リアクション”だと追認してしまった、複雑な内実がラベリングされてしまった。・・・・それ自体は致し方ないところがあると思いますが。

で、その認識を前提として、逆側に「ポゼッション」や「プレッシング」が旗として掲げられた。
そして(元々普通にやってもいたが)改めて”スタイル”として言挙げされたそれらが、体力的戦術的理由で中途で放り出された時に、残されたもの、もう一回逆側にあるものとして「リアクション」が認識され、選択された。
そしてレッズは”そういう”チームとなり、その繰り返しの中で勝ち点を拾いつつ、しかし一方でジリ貧化、あるいはリアクションと極端な前がかりの中間がごそっと抜けた不安定な状態になった。・・・・・と、僕は認識しているわけですが。


まあ上の永井の発言自体は、要するに「引いて守ることを覚えられて良かった」と言っているわけでしょうけどね。だからミランにも対抗出来たと。
どうなんでしょう、’06年のチームが当たったらどうなっていたのか。さすがに記憶も遠くなってますし、正直僕も良く分かりません。物差しもないし。対ミランの安全性ということなら、確かに今年の守り慣れは役に立ったということはあると思います。ただ基本的な中盤力が低くなっているのも確かで、そういう意味で’06年のチームにも、別な形の守りの強さが期待出来たかもしれない。

攻められたのかどうか、は、それこそ分からない。日本代表がイタリア代表に攻められる程度には攻められたかも、とか誤魔化しておきますか(笑)。プラスするところのポンテとワシントンの個力。
まあぶつけてみたかったのは確かですね。プレッシングとパスサッカーの淀みない融合度という意味では、間違い無く日本人ベースでの最高峰の一つだったと思いますし。特に激しく攻めながらのあの安定感というのは、独特のものでした。

とにかく永井的な認識だと、むしろ「いかにカウンターの精度を高めるか」が次の課題ということになりそうですが。ただし、永井は監督じゃない(笑)ので、実際は分かりません。


というわけで別に結論は出ませんが、今のレッズのように「作った」というより「出来た」「なった」面の強いチームにおいて、個々の選手がどのようにチームを認識しているかというのは、かなり興味深いところで。


CWC3位決定戦エトワール・サヘル戦 

なんか気が抜けました。オフィシャルも次の試合終わっても前の試合の更新しないし・・・・(笑)

CWC3位決定戦 浦和 ○2−2●(PK4−2) エトワール・サヘル(横浜国際)

でも選手は全く気を抜かず、実に相手なりの「いつもの」戦いをしてくれました。ミラン戦も含めて。
はっきり言いましょう、Jで優勝を逃した理由は”コンディション”です。それ以外の何物でもない。
それが分かった試合。


せっかくアフリカとやれるのにチュニジア(アラブ系)かよと、戦前はちょっと罰当たりなことも考えなくはなかった(笑)んですが、エトワール・サヘルは実にいいチームでした。嬉しかったです。
嬉しかった・・・・というのは、つまりこの現チュニジア代表を6人だか7人だか抱える擬似代表チームが、2002年に当たったチームとは比べるべくもない強いチームだったことで。

別に僕も隈なく見てるわけではないですが、はっきり言ってアジア+アフリカという巨大な括りで見て、一定期間前向きに継続的に強化に勤しんでいる(成功失敗は別にして)国って、ほとんど日本だけみたいに見えるところがあるんですよね。他は軒並み内部の政治や経済でごたついてぐるぐる回ってるか、単発かやる気が無いか。
そういう意味で、チュニジアの5年半前との単純比較で着実に見える強化の様子は、サッカー・ファンとして嬉しかったというか。それにしても体格向上し過ぎだろうとは思いましたが(笑)。こんなデカくなかったよなあ。

まあエジプトなんかもかなりまともに見えますし、北/アラブアフリカというのはそうい意味でいいエリアなのかも知れないですね。僕が知らないだけで。


ともかく予想以上の高い身体能力と予想通りの技術水準、それから想定の範囲内ではあるけれどかなりきっちりした戦術的統率で向かって来たサヘル(という略し方のニュアンスが分からなくて困る・笑)は、あえて言えば(今季の)浦和より少し上のレベルor上の状態のチームだったと思います。純サッカー的には。怖いと言うほどではないけれど、負けても仕方が無いかなという。

言ってみれば”あの時”の鹿島と似たような相手で、それを浦和は何とかいなしつつ、ピンポイントの個人技で勝利という最終結果をほぼ収めることに成功したわけです。(むしろ都築の”自責”に敬意を表する意味で、90分で勝った筈の試合ということに認定します。(笑))
だからもう少しだけコンディションがまともなら、絶好調の鹿島にもこういう試合が出来たはずと、今更思ってしまったということで。

サヘル的に言えばボカ戦に続いて、「申し分なく”健闘”したけど何かが足りなかった」という感じの試合で、そういう意味ではいかにも第三勢力的な戦いぶりで、反面浦和の試合巧者ぶり、雰囲気強豪国のサッカーっぽさ(笑)というのは、ここでも際立っていたと思います。


まあ別に酩酊さんのような問題意識に水を差すわけではないですが、僕が今回の”クラブW杯での浦和レッズ”ということで関心があったのはほとんどただ一つ、「チームの態をなすかどうか」、応援していい、「頑張れ」と言って酷でない状態なのかどうかだけだったのでね。
そういう意味では、改めてその復元力と収拾力には驚きました。期待以上でした。どんなメンバー、どんな戦術でも、やりながらどうにかこうにかチーム/試合の体裁を整えてしまう力。(最低限のコンディションさえ整えれば)

勿論それだけではこれ以上上のレベルには行けないでしょうし、恐らくはかなりの部分偶然的にこういうチーム風土を醸成することに成功した現在の浦和レッズという貴重な資源を、来年も凡庸な監督の手に委ねざるを得ないことには忸怩たる思いはありますが。

それを踏まえて、あるいはそれはそれとして、来年のレッズのサッカー的な目標はもう見えたような気がしましたけどね、僕は。例えばこの試合の内容からでも。
それは・・・・全部やるということです。プレッシングも、リトリートも、ポゼッションも、ドリブル&個人技一発も。少なくとも僕が責任もって言えるここ2年の間にレッズが提示して来たそれぞれのレパートリー、それらを全て当たり前のスタイルとして使いこなせるようにすること。

別にそんな凄いor独創的なサッカーをする必要は無いし、期待できないでしょうが、少なくともそれを達成する必要はあると思います。現実的な目標でもありますし。それで十分。それでもう一回チャレンジ。
特にこの試合で改めて感じたのは、ポゼッション/パスサッカーの必要性ですね。それは”いいサッカー”とか何とかいうモラリズムの問題ではなくて、はっきり言って「まずパスを回せないと、日本人は勝負にならん」という当たり前の事実です。それこそチュニジアのチームに対してでも。そういう観点からの。
そこにレッズならではの決定力や個人技を、+アルファとして置くという、そういうバランス。


それと「監督オジェック」の存在との関係をどうイメージしたらいいのかというのは、よく分からないんですけどね。オジェック”が”、やるのか。オジェック”でも”、やるのか。だってオジェック自体が分からないんですから。
勿論分かってるところも沢山ありますが(主に悪い意味で・笑)、中核部分は全然。今年よりは楽だろう来年の日程の中で、オジェック自身も再チャレンジではあるわけですよね。必ずしもこれは皮肉ではなく。いくつかやりかけたことの真価を、来年こそ。

オジェック自身には別に期待してませんが、オジェックをいち要素として含み込んだ浦和レッズには期待してますよ。
差し当たってはポンテ不在(出遅れ)時の過ごし方が鍵ですかねえ。その間に上手いことチームが出来て、そこにポンテが”加わる”感じになれれば。そういう意味では長谷部には残留して欲しいですけどね、今こそ。山田さん?はまあ(笑)、さすがに「司令塔」ではないので、「トップ下」ではあっても。第3のFW的というか。ちょっと企画がずれてしまう。この試合もそうでしたが。気合入れてショートカウンターでもやるなら面白いかもしれないですけど。

噂されるエジミウソンでは3−6−1は無いでしょうけど、やっぱりポンテ+もう一枚オフェンシブがいないと、どうしても慣れ親しんだ省エネカウンターor決定力一発ツモサッカーに流れそうですよねえ。それで勝てちゃうし。とすると4バックか、やっぱ。ブツブツ。
梅崎ねえ。どうなんだろう。


ええ、とりあえずクラブW杯のまとめ。(笑)
1.チームの崩壊傾向に歯止めがかかり(底を打ち)、来年への継続的希望が持てた。
2.相馬が今度こそ(?)チームの一員になれた。
3.山田キャプテンの早期復活の確認

あたりが「成果」ですかね。あと賞金。(笑)

ただ2.は三都主が戻って来るとまたどうなんだろうという。あるいはどっちか4バックのサイドちゃんと出来るようにならんかなという。まあいいや(笑)。陣容固まるの待ちましょう。


CWC準決勝ミラン戦(2) 

(1)より。

・攻撃面

ほぼ駄目でした(笑)。前半を中心にチャンスはありましたけど、それはどちらかというと、ミランが遊んでくれたというかダラダラしててくれたおかげというか。締めにかかられるとほぼお手上げ。

ただやはり言い訳したくなるのは、達也がいなかった、ポンテがいなかったという恨みはどうしても大きいかなというのは。
それは単純に彼らの個力ということではなく、日本人(のチーム)がヨーロッパの強豪と、特に一発勝負で戦う上では欠かせないスピード/アジリティで掻き回す、一発かますという要素がすっぽり抜けていたということで。

ワシントンも永井もある意味”ヨーロッパ的”な選手ですからね。それがJリーグではアドバンテージなわけですけど、「本物」相手では分が悪い。
特にワシントンはもう少しアジリティがないと、自分の間合いに持って行(って”怪物”ぶりを発揮する)くことが出来ない、密集をかいくぐれないので、ここらへんがこの人がヨーロッパではなく日本にいる理由かなという気もするわけですが。

総体的には最大の問題は、「ボールをキープ出来ない」「時間を作れない」ということだったと思います。それは長谷部がさすがにセパハン戦のようには出来なかったということでもありますし、再びワシントンにいつもの盤石感が望めなかったということでもありますし、1人1人が少しずつ余裕を奪われたということでもあります。
そういう意味でもポンテがいればなと。トップ下は長谷部のままでいいから、2トップワシントン/ポンテとかだったら結構面白かったかなという。

その中で残念だったのは、相馬を活かし切れなかったことで。
本人は「全然駄目だった」的なことを言ってますが、僕は必ずしもそうは思いません。
特に前半は十分に脅威を与えていたと思いますし、チームとしてもっと相馬のキープ力を意図的に使えれば、2トップが果たせなかった「前線のポイント」という役割をサイド高い位置でこなせたんじゃないかと思います。
・・・・本人は”抜き切る”ことに変なこだわりを持ってるので、そこらへんが見えてないんだろうと思いますが(笑)。もう少し持ってればいいのに、妙に諦め良くボール離しちゃって。

まあ急造チームですからね、所詮。そこらへんの辛さはありました。「教科書通りで恐る恐るのカウンターだった」(ガゼッタ記者)。いや、全くおっしゃる通り。正直意志不足だったと思います。どこかに一つ、頼れるところがあれば。


・総評、その他

・怖い怖くないで言えば城南一和の方が怖かったような気もしないではないですが(笑)、でもレッズが1点も取ってない(or追いついてない)から「本当の本気」が見られなかったというのも、あると思います。

・永井ってやはり”ウィング”なんだなあと。本質的or世界基準で見れば。いい意味でも悪い意味でも。それこそ3トップの右とか。
ともあれここ数試合、なけなしのサイドからのチャンスメイクご苦労様でした。重宝しました。

・阿部の「アジア仕様」のところが露呈されてしまったような。身体能力、対応、コース取り、全てそれなりだけれどどれも少しずつ足りない。
この人こそ”海外”に出て、そこらへんの再調整をして帰って来て欲しい気がします。

山田さんのトップ下起用はびっくり。爆笑、感激、そしてこの1年のオジェックを全て許してしまいそうになりました。(笑)
てっきり右に入れて細貝ボランチだと思って、なんでわざわざ長期故障明けの選手を(トゥーリオ退場を承けた)守備の手当てに?と疑ったんですが、そうですかイチかバチかの方でしたか。それ正解。

・しかし惜しかったですねえ。決まりそうでしたね。決めて欲しかったですねえ、山田さん。
決まったら確実に泣いてましたよ僕は(笑)。やっぱり特別な選手だ。

・ひょっとしてポンテ間に合わず長谷部シエナなら、開幕山田さんなんでしょうか。ワクワク。

・再び守備の話をすると、つくづくレッズの選手は大したものだなと。最低限のコンディション、チームマネジメントが確保されてさえいれば、例えミランが相手でも臆せずきちんと間合いを測って注意を持続して、戦術とは別にそれぞれがそれぞれの局面でちゃんと自分のケツが拭ける。

・と同時にマンU戦の時も書きましたが、レッズ全体に何とも言えない”ヨーロッパ風味”があって、そこで「文体」を共有出来ることもこの落ち着きの源かなと。
「セルティックだ」というセードルフの即レス(笑)も、「セリエAでUEFA杯出場権(5〜6位)を争うことは可能」というイタリア人記者のいやに具体的な見立ても、そうしたリアリティや地続き性を表わしているかと。

・カカの本当に「凄い」のはヨーロッパ・サッカーの進歩の弁証法の文脈によっているので、日本のチームが相手する場合は、むしろもっと分かり易いクラッキの方が怖かったかもなとか。鬼ドリブル的な。(笑)


ぐわー、勝ちたかった。少なくとも点取りたかった。何とかならんかったかおい。
距離感が中途半端なんでいらつきますね。次の同種の対戦機会作るのがまたひと苦労で。ふう。


CWC準決勝ミラン戦(1) 

色々と面白かったですね。書きたいことが沢山ある。

CWC準決勝 浦和 ●0−1○ ACミラン(横浜国際)

とにかく、最後にとても”浦和らしい”試合をしてくれたことに満足。(あ、最後じゃない・笑)


沢山あるので部門別に。

・コンディション

正直今年は基準がよく分からなくなりつつはあるんですが(笑)、浦和の方に特別、あるいは”中2日”ゆえ殊更という部分は感じられませんでした。雨が心配されましたが気温・ピッチも、特にハンデとなるものではなかったようですし。
要するにこの日見せたものが、ほぼ現有メンバー/現体制での全てと諦めはつくそういうコンディションだったかと。

ミランの方は普段見てないので確か(しか)とは言えませんが、遠征疲れが無いわけはないですしまた「準決勝」という肉体的精神的ピーキングの問題もあるでしょう。
そして何より漂ってくる何とも言えないドヨーンとした雰囲気(笑)が、決して調子のいいチームのそれでないことは、初見でも十分に分かりました。

総じて言えば「出て来ただけの底力はあるけどピークではない両チームが、しかし大事なものを賭けてそれなりに死力を尽くして戦った」という、いかにも”トヨタカップ”らしい試合だったかなと。その一翼を担えた喜びみたいなものがなくもないかなと。(笑)


・守備面

ACL終了後の清水戦で、僕はCWCへ向けての残り試合の課題として、「プレスとリトリートのバランス」(の発見)ということを特に挙げました。
その際に念頭においていたのは、どちらかというと両者を二分化した「使い分ける」というイメージで、例えば直前準々決勝セパハン戦のプレスモードを承けた酩酊さんの”展開予想”なども、基本的にそういうイメージで書かれているように見えます。(違ったりして)

そうなってしまうのは問答無用で運動量を奪う今季の日程とオジェックの曖昧なチーム運営により、それぞれの状態のレッズが何やら別のチームのように見えてしまうところがあるからなわけですが、実際蓋を開けてみたミラン戦の戦いぶりは、至ってノーマルというか言われてみれば当たり前というか、さすがレッズだなというか。

つまりまずプレスで押さえにかかり、それをかいくぐられても慌てず騒がず注意を切らさず、ある意味押されるままに退却守備に移行するという、そして持ち前の最終退却線での強さを十分に発揮するという、破綻の無いもので。
言うなれば”二分化”されずにちゃんと連続的に、「守備」という一つのものとしてマネージされていたというか。・・・・もうちょっとプレスで引っかけたかった気はしますけどね。

ちなみに長谷部のコメントからすると、プレスをかけるゾーンとかも、セパハン戦のように(というほど明確には分からないんですけど)”とにかく行く”というものではなくちゃんと考えられていたらしく、ここらへんはまあ、2試合目の落ち着きかなという。
ただ全体的な印象としては、そういう”戦略””作戦”というよりも、ミランという大きな圧力によって、レッズが持っているレパートリーが上手い具合にスムーズに組織化された結果の秩序という印象が大きいんですけどね。

ただ逆に殊更練らなくてもこれくらいは出来る、即ち「オジェック体制」(という条件)下での来季のバランスの雛型みたいなものが、見えたようなそんな気にもなる戦いぶりでした。
一転「長谷部残留」なんて話もありますし(笑)。ポンテが間に合わなければ尚更開幕はこれが基本かと。

ま、失点シーンは凄く予感がありましたけどね(笑)。直前の後半数少ない乾坤一擲の得点チャンスをものに出来なかったので、当然反動は来るしバランスは崩れてるし。
「攻めさせられた」とまでは思わないですけど、誘われるように「攻め逸り」みたいな格好にされた。ミランに逆取られてはね。


・・・・長くなりそうなので二つに分けます


CWC準々決勝セパハン戦 

これは、何というか。

CWC準々決勝 浦和 ○3−1● セパハン(豊田)

これも浦和なのか。まあ、そうか。


不思議な試合でした。

まあ”休養十分”の浦和と、ある意味今季初めて「浦和よりシンドそうな」対戦相手(笑)であるセパハンとのマっチアップで、あからさまに事なかれ、あるいは”前半は死んだふり”作戦で出て来ないセパハンに対して、無風で攻勢に立つことになった浦和。
とは言えただでさえ無戦術なところにその代わりに頑張ってたポンテが離脱して、ほとんどやってみなければ分からない白紙の状態で、さあどうなるかという。

結果的には吉と出て、積極的なチェックから素早くボールを動かしてのオープン攻撃という、ある意味教科書通りのプレーを少なくとも後半足が止まるまでは形を崩さずやり切って、3−1の完勝。
パチパチパチ。

では”完璧な””最高の””素晴らしい”内容だったかというと、そうとも僕には思えず。
上で「教科書通り」と書きましたが、こんな陣容でこんなサッカーを今季やったてみたことはないわけで、当然最初は探り探りの不安な感じはありました。
楽な攻勢で&相馬が個人的に時間を稼いでくれていた割りには、結局ゴール前で人が足りない場面が多かったですし。いずれ時間の問題だったとは思いますが、得点は結局いずれも個々人の”スーパープレー”によってしか生まれなかったわけですし。

何より(”スーパープレー”の部分を除けば)別に浦和じゃなくても出来る、または1年orここ数年の蓄積が無くても出来るようなサッカーで、そういう意味でどこか遠いというか、その程度のもので通用するんかいな、あるいは仮にボコられたりした時にどう受け止めたらいいんだろうと、そんな気持ちもありますが。


とは言え残り戦力や時間、今持っている材料で提供出来るものはほぼ十二分に提供して見せたわけで、この舞台で。そういう意味では天晴れではあるし、またちょっと前の”悟りの境地”サッカー同様、「これが今のウチです」と言うしかないものではあるのかも知れません。

”成功”の要因としてはここらへんか。
 ・セパハンがヨレヨレで、十分に「練習する」余裕を与えてくれた。
 ・ポンテがいなくなって、すっきりと「教科書」を学べた。”白紙”が良かった。
 ・一方で”トップ下”長谷部の献身的なスタイルは、案外ポンテに似ていてリズム的な違和感は
  そんなに無かった。(小野だったらヤバかった?)
 ・相馬の確変

相馬について言うと、まず相馬がこれまで概ねレッズで駄目だったのは、要するに細やかな順応性に欠ける、「出来上がった」チーム(レッズ)に合わせることが出来ないというのが大きかったと思います。(細心過ぎるところもあるくらいの平川とは対照的)
例えばその前にヴェルディでアツを押し退けるまでに成功した時は、基本的に万事ヌルい(笑)当時のヴェルディの中で、そのヌルさにずっぽり埋もれていたアツに対する相馬のKYな勢い、それはある意味ではやっぱり「浮いている」わけですが、チームとして(or監督が)むしろ相馬の勢いの方に標準を合わせようと舵を切ったこと、相馬自身が主力であり基準となることによって、良い面がどんどん出て来たわけですね。

そして今回レッズはある意味いちから、”白紙”からチームを作り直していた面があるわけで、そこに相馬の推進力がハマった、相馬のリードにチームが従う形になったという、そういう巡り合わせの良さがあったと思います。

それにしても端的に一つ一つのプレー精度が高かったとは思いますが、なんぼDVDを見たからと言って急に上手くなるわけはないので(笑)、これもまあ、広い意味での集中力の問題なんでしょうね。
要は「型」でプレーする、「自分のイメージ」(のみ)でプレーする、または「決め打ち」の選手なんですよねこの人は。だからその「型」がはまってたりあるいはそれをチームメートが尊重してくれるような状況なら、オートマチックに正確にもプレー出来る。


まあ同じく「出来上がった」チームに対する”新入り””外様”どうし、オジェックが自分の色を出して成功する鍵を相馬が握っている面があるということは、開幕間もない頃に言った記憶はありますが。(限りなく思い付きのレベルですけど)
いや実際、相馬本人は「冷遇」「不遇」と感じているかも知れませんが、結構オジェックは相馬を重視&好んでいる面はあると思いますよ。ただ”信用”はしてないだけで。(笑)

まずはめでたい。次の相手は今度こそセパハンじゃないので(笑)、勝っても負けてもこれでようやく「クラブW杯に出た」という実感を胸に、シーズンを終える事が出来ます。1年の苦労が形になって良かった。オジェックもこれで続投確定か。やるなら徹底的に自分の色を出して欲しい。今度こそ。

・・・・あと2試合は出来るらしいので、テンプレートを”オン”モードに戻しました。(笑)


弱り目に祟り・・・・ 

目。

ロブソン・ポンテの怪我・帰国について(公式)


問題の横浜FC戦の負傷を、出来過ぎた「終わり」のシーンなんて書いちゃったことに微妙に罪の意識が。ごめん、俺のせいだ。(違うけど)

これが天皇杯なら、すわ早引けの口実か?などという疑惑も浮かぼうってものですが(笑)、今年に限ってそれは。
本当に駄目なんですねえ。お大事に。ゆーーーーっくり休んで。


ただ困るのはこれでますますクラブW杯の位置付けが難解になることで、つまりJのV逸でようやくフロント側から出て来たオジェックへの疑問の声、それによるクラブW杯での”追試”という意味合いが、ちょっとボケてしまうかなというのが。
どんな監督であれ、ポンテ抜きでレッズの「本来の」力なんて、出せなくて当然ですからね。

一応こういう話

オジェック更迭も…クラブW杯次第で(スポニチ)

にはなってますけど、ニュアンスが分からない。
日本サッカー協会的に祈るように擁護/なるべく事なかれなのか、それともニュートラルなのか。
藤口社長ってどういう人なんでしょう。(いや、単純に知らないんですけど。”三菱と全日本の選手”としてしか・笑)


とりあえずの楽しみはこれでしょうけどね。

浦和小野がクラブW杯でアピール誓う(日刊)

でも1人だけ元気でもなあ。パスに走ってくれる人がみんな力尽きてそうだし。(笑)

・・・・なんか湿っぽくなっちゃいましたね。トホホ。
気分転換にテンプレート変えてありますが、あんまり赤くなくてごめんなさい。(笑)
看板に偽りありだ。どうもいいのが無くて。

ていうか正直オフモード?(金庸モードというか)


横浜FC−浦和 

根占かよ。

J1第34節 浦和 ●0−1○ 横浜FC(日産)

完膚なき終わり。矢尽き刀折れ、もう帽子からウサギも出ません
ていうか・・・・帽子どこ?


はいさっさと終わらせましょうねえ。

勝ち負けなんてのは分からないものですし、増してや現在の浦和の得点力では、どこが相手だろうと先に1点でも取られたらきついのは当然のことなんですが。
ただそういうこと以上に、浦和が最初から見るからに集中を欠いているのに驚きました。全然ネジ巻けてねえじゃん。ことここに及んで。

鹿島戦で数的優位に逆に浮き足立ったのはまあ、理解&想定の範囲だったんですけど。
あの被先制点を取り返せないのも、情けないけれどでも仕方ないという部分はあるんですけど。
締めるなら今しかないというこの試合でこれは・・・・。本当に壊れてたんですね。
天皇杯を見ていたら、予測出来たことなのかな。


入り方としては、結局どうしようとしたんでしょうか。気合入れ直して前から積極的に行こうとしていたのか、現状を鑑みて慎重に立ち上がろうとしたのか。
前者、だけど足並みさっぱり揃わず空回り、もしくは特に何の意図もなしのどちらかかなという感じですが。

どのみちレッズが勝つには、どうせ「支配」なんて出来ないんだから、とにかく試合を落ち着かせて(もしくは沈滞させて)先制点だけは許さず、90分の内に何かでどうにかして点を取って守り切ると、ほとんどそれだけしかなかったように思います。
リードしてしまえば誤魔化し切る力はあるはずですし、展開によっては点差を開いて結果的に楽勝もあり得る(それにしても問題は最初の1点ですが)と、そういう風に思ってたんですが。

どうなんでしょう、この程度の見込みも甘いくらい、インフラレベルで崩壊していたのか。
いずれにしてもはっきりしない立ち上がりで、むざむざ先制点を逆に与えては前提からしておかしくなるわけですが。

1試合休んだポンテとワシントンを筆頭に、さすがにみんな必死になって、最近の中ではむしろ動きはあった方だと思います。
鹿島戦と違って、早い時間(前半17分)に点を取られて何としても点を取るぞという大雑把な意思統一は、少なくとも出来ていた時間も長くありましたし。

ただ何かが違う。動いてはいても本当の連動性、細かいタイミングの合わせ(またはそれを可能にする真の運動量)は無かったし、何より落ち着きが、少しずつの我慢がそれぞれに足りなくて、本当に点の入りそうなチャンスに出来ていないことが多かった。
焦っていたのか、それとも自信が無いのか。今更”優勝のプレッシャー”でもないでしょうし、どちらかという後者かなと感じましたが。レッズをレッズたらしめて来た「神通力」を、何よりも自分たちが信じられなくなっている。神は死んだ。

だから”プレッシャー”と言うのなら、優勝ではなくて「勝利」や「得点」のプレッシャーかと。もっと端的な。


それでも一応様々形は作れていたわけで、みんな同じく心が折れかけているのなら、その場合その中で何とかするのが”ストライカー”の役回りなわけですが、今年はプレー外で好感度下げつつプレーではそんなに弱いところを見せなかったワシントンは、久々に「力み過ぎ」の十八番を発揮してしまってさっぱり予感が無く、コンディション面で同情はしますが達也はやっぱり達也で、今年途中からずっと見せている変に見切りの早い、思い切りのいいと見せかけて実は逃げてるようなプレー選択で、とてもそこらへんでチームの平均以上のものは見せられずに埋没。

永井はまあ、再三貴重なサイドのチャンスメイクで貢献していたのでOKかなと。ワシントンがいると(中央では)動き難い感じは相変わらずですが、彼なりには戦っていたと思います。
・・・・やっぱトゥーリオいて欲しかったですかねえ。もう少し体が動ければ、阿部は何かやってくれそうな気配は見せていたんですが。そすがに物理的に限界が。

そしてポンテ。終盤これまでほぼ孤軍奮闘引っ張って来たこの人が、この試合も”奮闘”の挙げ句ついに壊れてしまった60分過ぎのシーンは、あまりにも出来過ぎた「終わり」のシーンで。
代わりに入って来た小野は予想外・・・・と言ってはなんですが(笑)ちゃんと試合に入ってそれなりのプレーをしましたが、どのみちポンテに及ばないのは分かり切っていることで、算数的にプラスになりようがなく。間が悪いんだよねえ、この人(笑)。せめて鹿島戦なら”プラス”になったのに。

でも啓太も言っているように、「浦和のサッカー」ではあったんですよねこの試合も。クオリティが低かっただけで。むしろ今まで勝って来たのが凄いんで、”精神力”でこんなにサッカーというのは変わるのかという、ある意味驚異の見本でした。


・・・・せっかくだから痛恨の記念(?)に、印象的な選手コメントを書き留めておきましょうか。

鈴木啓太
「結局自分たちのサッカーができなかったのと同時に、これが自分たちのサッカーなんだと、矛盾しているが、そんな風に感じている。」
「ただ、こういったことを続けていたら、自分たちで優勝することは難しい。」

岡野雅行
「終盤は引き分けOKみたいなこともあって、チームとしての勢いが落ちてしまった部分はあったと思うし、そのツケを払うことになってしまったのかもしれない。」
「攻撃にパターンがあまりなかったし、終盤はただ蹴ってるだけだったと思う。」
「今年はACLもあるし、開幕前はチャンスがあると思っていたが、いざ始まるとほとんど出番はなかった。(中略)あまりチームに入れない部分はあったと思う。試合数が多かった分、試合にあまり出てなかった選手にはそういう気持ちがあったかもしれない。」

長谷部誠
「(FCWCが控えているが?)本当にJリーグを取りたかったので、簡単には切り替わらない。自分たちの力の無さが全て。今は何も考えられない。」

岡野冷静ですね。こういうタイプのコメントをする人なんだ。啓太のはさすがに重い。
簡単には切り替わらない。うむ。ていうかもう、総括して今年終わりにしてしまいたい気分ですが、一応待ちますか、10日後を。総括の文句はもう浮かんじゃってるんですけどね。(笑)


僕も今まで色々見て来ましたが、相対的に正味”贅沢品”でしかないところもある薄目のJリーグの「優勝」の中で、これは「降格」や「昇格失敗」にもさして劣らない、本当に精神的に”落ちる”「優勝失敗」だと思います。”残念”ではすませられない。健闘を称える気にもほとんどならない。
自分ごとだからでなくね。何か起きてはいけないことが起きたような。


試合は見てません 

更新待ってる人がいると悪いので、早めに言っておきます。

天皇杯4回戦 浦和 ●0−2○ 愛媛FC(駒場)

そうかあ、テレ玉かあ。BS1しかマークしてなかった。TVガイド誌頼りだとこれがあるんですよね。


こういう結果になると、ある意味では凄く見たかった気がしますけどね。
大きい会場(で空いてたら)だったら頑張って行こうかなとも思ってたんですが、駒場じゃ怖くて行けませんでした。(笑)
いやあ、ひと足先にこっちで世間をびっくり(末尾)させるとは。ううむ。

0−0延長くらいはあるかなと、更に言えばその展開一番(疲労が残って)まずいなとか思ってたんですが、また随分物分かりのいい負け方で。
まあ一番のびっくりは、オジェックがちゃんとメンバー落としたことですけど。そういう意味では幸いで、あと年末のスケジュールが楽になったことは目先の問題としては幸いですけど、さすがに負けちゃいかんとこですね。出場権がどうとか別にして。


ただ直前の日曜日に愛媛とやった当事者()としては、なってみればそんなに驚くような結果ではないですけどね。体感的に。アレとコレがぶつかると、こうなりそうな気もするけどまさかなあ、腐ってもレッズだしという思いが想像を堰き止めていただけで。
レッズの怖さを肌では知らない、また身分的に負けを恐れる必要も無い愛媛が、無心に持ってるものをぶつけたら、あれ?結構簡単に突き抜けちゃったぞというそんな感じでしょうか。

やっぱりJ1チームはレッズを恐れ過ぎなんですかね。メンバー落ちというのはありますけど、ベースとなる後ろの方はそんなに変わってないですし。
王様が裸だというのがバレるのが、ここまで引っ張れて良かった。さすがに最後の横浜FCなら、意地だけでもどうにか出来る力はあると信じてますけど。”最後”という分かり易いシチュエーションには、圧倒的に強そうですし。

来年出直しだ。・・・・と気分的には言い切りたいところですが、まだまだそうもいかないのは周知の通り。(笑)


この試合については結局は「ポンテ抜き」という問題なのかも知れませんが、それはちょっとさすがに見てないと何とも。
崩れる心当たりはいくつもあっても、どういうタイプの崩れ方だったのか。
それにしてもポンテがいない時に小野もいないというのはどういう事情なのか。大好きな選手ですけど、さすがに今年の抜け方はちょっと心証悪いですね。少しくらい助けてくれよという。

これくらいかな。この日の結果が万が一V逸と併せ技になっちゃったりしたら、真面目にACL制覇の得点吹き飛ばしそうですけど。・・・・そう言えばナビスコもあっさり目に負けてたな。ゼロックスの悪夢とかも今更ですが一応。あれ?ひょっとして今年”谷”?(笑)
いや、大丈夫です、大丈夫。今年は持ちます。来年は知りませんが。多分。


浦和−鹿島 

色々と冷水。・・・・冷や水じゃないよ?(笑)。誰が年寄りじゃ。

J1第33節 浦和 ●0−1○ 鹿島(埼玉)

なんかこう、負けるように仕組まれていたような感もありますけどね。


ようやくというか何と言うか、さすがに鹿島は成績が伊達でないと感じさせられるところはありました。看板も。

いつものように、万年膠着気味というか、あまり活発な感じのない立ち上がりになりましたが、それがこちらのペースに引きずり込んでいる感じでも位負けしている相手を適当にあしらって流している感じでもなく、圧力が拮抗した結果というか場合によっては鹿島にペースを握られているのかもという、そんな不安がちらつかなくもないそういう感じで。
どのみちそんなに熱量の多い試合でも鹿島が素晴らしかったわけでもないんだとは思うんですけどね、のどかさに慣れてしまっているのでその分の戸惑いが。

正味”クオリティ”で勝負しない習慣が身についたまま「結果」として、ただし「ほぼ常に」勝って来ているので、出来れば今日もそんな感じでこれといったはっきりした工夫は無いまま、「気が付いたら」勝っていたいなというそういう気持ちはどうしても働いて。で、ぼちぼちこの日の拮抗ペースにも順応して来た頃になんだなんだという感じの赤紙が前半終了間際に出て、労せずして数的優位が生まれて。
ああ、やっぱり勝つのかなという気持ちと、なまじちょっと怖がった後だけに、余りにも話が上手過ぎるんじゃないか危険だぞという気持ちと両方生まれましたが。

不安が元々無ければ大威張りなんですけどね。どのルートを通って勝つかというだけの話なんで。ほっとした自分を知っているだけに、微妙な後ろめたさというか、成果を受け取ることへの躊躇が。


試合としては、10人で当然引き気味になった鹿島に対して、浦和は攻めなくちゃいけなくなるわけですけど。本来悦びである”攻め”が、”なくちゃいけない”という表現になってしまうところが大いに問題で(笑)、思うように上がって来ないわ上がって来ても気が揃わないわで、ポンテあたりは怒りまくってましたが。”攻めあぐね”以前の状態。

前のブロックに書いたのは基本的には単なる僕個人の気持ちですけど、やはりそうなる(攻撃態勢になる)までの流れに問題はあったように見えて、「見下ろして攻め潰す」わけではなく勿論「決然と攻め倒す」わけでもない、「狙い澄ましたカウンター」でもないし、隙を突いたor力関係の押し引きの「自然的帰結としてのなだれ込み」でもない。
要するに攻撃モード用のメンタリティのどれにも当てはまらないような降って湧いたようなぎこちない「攻勢」で、つまりは浦和の攻撃の代名詞であり生命線である『集中力』、無意識的な統一感がとても発揮し難い状態だったんですね。はっきり言って言い訳ではありますけど。(笑)

そうなると、ここまでの成績を収めているチームとしてはある意味異例なことですが、様々個別の武器はあっても、事実上攻めの形、チーム全体を巻き込むような基本的な攻撃の進め方が全くと言っていいほど存在しないという隠れた実態が、白日の元に曝されることになって。
正直途方に暮れていましたね。

そしてそこまでの過程は色々ですが、そういう「中途半端な攻勢」というのがレッズのほとんど唯一最大の負けパターンだというのは今まで何回も言って来たことで、この試合も精神的な不統一と物理的な間延びを突かれて、注文通りカウンターの一発を決められて。まあその際のパスもシュートも、それ自体は見事なものではありましたけど。
後は焦るだけで力感も正確性もあまりない、しかもなんかポツリポツリと変に途切れる攻撃を繰り返すだけで、個々の技術の割には予感のない状態のまま、結局最後まで。

交代策も不発でしたし。小野が入っても相馬が抜けて、永井がサイドに回ることになってそれはプラスなのか?トゥーリオが上がっても枚数増えてないじゃないか。結果的に永井はいいプレーもしましたけど、でも別に永井がやる必要も無いプレーだったと思いますし。平川→細貝のマイナス分はそのままでしたし。どうもちぐはぐ。

・・・・あ、訂正。”焦る”というより”怒る”んですね、レッズの場合。個々人の凄まじいプライドの集合体なので、揃ってないと極端にバラバラ。物凄く仲悪くさえ見える。(笑)
それぞれにはやってるんですけどね。その中でそれでもたまにハイレベルのコンビネーションとかもあったりするんですけど。でも全体としては喧嘩してるように見える。


とにかく、来年はもっとちゃんとチーム作りたいなという気持ちになった試合でした。・・・・いや、”仲のいいチーム”という意味じゃないですよ?(笑)。悪くはないんですってば(笑)。そんな話では。
そうではなくて基本形のあるチームということで。その上での百鬼夜行ならば大いなる武器。

で、何が「冷水」かと言うと、なんだっけ。
そう、まずは勿論負けたこと。それからまた勿論、基本戦術の不在を再認識させられたこと。そして別に”世界”や”アジア”に行かなくても、鹿島くらいの対抗力のチームは、Jでも普通に(もっと)出て来てもおかしくはないんだという可能性を認識させられたこと。・・・・かな。

まああれですよね。個人的にJの方の優勝を多少舐めた発言も何回かしたと思いますが、実際のところ当初の予定通り対象がガンバなら、この日で決まってたわけですよね(笑)。負けても。
鹿島がここまで巻き返して来たのが予定外だっただけで。8連勝は尋常じゃない。
最後はちゃんと。ね。横浜FCは。あんまり世間をびっくりさせないように。(笑)

・・・・こっち引き分けででも鹿島もとかも、凄くありそうですけど。(笑)
いやあ、しかしそれは。締まらない。やっぱ勝たないと。鹿島は別として。


浦和−清水 

いかん、なんだこの解放感は。

J1第32節 浦和 △0−0△ 清水(埼玉)

週末ごとに試合して、そんでもって目の前の馴染みの相手に勝ったり負けたりしてればそれでいいんでしょ?極楽極楽。


いや、そろそろ勢い任せの連戦モードから抜け出して、冷静にならなきゃいけないとは思ってるんですけどね。煽って勝ち誇って、贔屓を引き倒してばかりでなく。
ぶっちゃけ書いている内容も、最近はループしまくってますし。(笑)

しかしこうして実際にJリーグの日常に帰って来てみると、安心感があり過ぎるというか楽過ぎるというか。確か優勝戦線大詰めなはずなんですけど、気のせいでしたっけ。(笑)


一つには繰り返し言っているJリーグの相対的甘さの問題。それはJのチームが正味甘いという面と、おいそれと出来ない経験を積み重ねて、レッズの元々のタフさ分厚さに否応なく磨きがかかっているという結果的事実としてどうしようもない部分と両方ですが。

エスパルスは他のチームどうしの比較においては、さして恵まれていない戦力をなかなかに優れた戦術的統率と長谷川健太監督一流のソリッドなリアリズムで鍛え上げた好チーム、しかもどちらかというと”しぶとい”部類のそれのはずなんですが、レッズと対峙してしまうとやっぱりいかにも軽量級というかコップの中の嵐というか。基本的に危機感を感じさせられないというか、「戦ってる」実感が無いというか。
この日のレッズの攻撃陣があまりにアレだったので、結果はスコアレスドローでそんな表立って勝ち誇れるようなものにはならなかったですけど。(笑)

そしてもう一つ思うのは、僕自身のレッズの見方・要求水準が、何とも曖昧or大雑把、または微温的なところで落ち着いてしまっていることで。
だいたい動ける状態にあって、最低限ふわふわと前がかりにさえなっていなければそれでOK、試合への態度・具体的対処は、どちらかに点が入った時点で考えれば良いというそんな感じ。合言葉は「便りのないのは良い知らせ」
ディテールにいちいち反応出来る人がある意味羨ましい。(笑)

これはそもそものオジェックの(結果としての)チーム作り自体が正に”曖昧””大雑把”だというのと、それに適応(?)したレッズの(選手たちの)自己組織化の成果に誇りと愛と達観を抱いているというか、抱かずにいられないということでもありますが。駄目だろうが足りなかろうが、これが今年のレッズの全てだ、無い袖は振れねえよべらんめえと。(笑)

それで楽しいかというと、楽しいんですよね、実際。選手たちが限度を越えて辛そうでさえなければ、グダグダだろうがなんだろうが、レッズがそこそこ元気にサッカーをやってくれているのを見るだけで、正直僕は幸せです(笑)。さすがにドーパミンは出ませんが、エンドルフィンくらいは出てると思います。
よっぽど今のメンバーが好きなのと、恐らくそのメンバーたちの集まりの根本の部分に、何かグダグダしたものがあるんだろうと思いますが。


勿論これでも危機意識もあるんですけどね、最低限。具体的には
1.引いて耐え切る為のコンディションを取り戻すこと。
2.(引いてるだけでは守れないので)プレスの際の&プレスとリトリートの適正バランスを見出すこと。

これをACL後(クラブW杯まで)の最低限の必須課題として、Jの「再開」(レッズ的実感)に際しての心積もりとして抱いていました。
1’として”(それとセットで)有効な逆襲を90分間可能にするコンディションを取り戻すこと”を加えてもいいですが、まあ基本的には守備だけですね。攻撃は今まで通り個力と集中力で何とかするしかないでしょう。案外奥は深い、対応範囲は大きいように思いますし。コンディション&メンツさえ整えば。

・・・・・実際にはそんな殊勝な(?)心掛けも、Jリーグののどかさにどっか行きそうになりかけたんですが。

そんな清水戦のポイントとしては、出場停止と故障者続出で、今季でも最低の稼動可能人数のせいでほとんど選択の余地なく実現した、なんか見るからに懐かしい”3−6−1”レッズで。
さすがにこれはワシントンありきのシステムなので、(永井では)お世辞にもさほど機能したとは言い難いですが、それでも雰囲気だけは結構’06年でした(笑)。うわあ、いいなあこの永遠に循環する感じ。または無時間的な祝祭空間。
単に詰まってるというだけではなくて、基本的に”進む”ベクトルが弱いんですよね3−6−1レッズは。それが嫌だと言う人はある程度無条件でオジェックを歓迎したわけでしょうが、僕は好きでしたから、あれ自体。沈滞にも味があった。上手くいけば優雅、無窮。

ああ、でもせっかく永井達也のムービング2トップが久しぶりに見られると思ったのに、達也まで休みで実現しなかったのは残念。
と同時に、どこまで駒落ちしたらレッズは勝てなくなるかという、去年以来の好事家の興味(笑)に、どうやら答えらしきものが見えたような気もするそんな試合でした。さすがに今日のメンバーは落とし過ぎのよう(啓太の出血はいい休養という感じもしますが)。阿部ちゃんの生唾ミドルのどちらかが入ってれば(今頃欲が?)、それでも悠々と勝っちゃったかもしれませんが。

ようやく出番が来た相馬ですが、結構良かったと思います。単純にコンビ不足でそれゆえ中途半端なところもありましたが、プレーイメージ自体はまとまっていた/適切だったように見えました。
特に考えたことなかったですが、何となく3−5−2よりも3−6−1の方がレッズではやりやすいような感じもしますね。適度にスペースが埋まってるのがいいというか(特に縦と中の使い分けのタイミング)。それが分かってもどうなるという当てはありませんが。(泣笑)
対面の平川も十分良かったですね。今まで見た”右の”平川ではベストかも。単純に一皮剥けましたよこの方は。自信持ってやっている。基本的に目端が利くところが、今までは優柔不断・消極性という形で出ていたのかなあという感じ。


そう言えば内舘のマンU戦のアレも、まぐれじゃないことが分かりましたね。(笑)
それにしてもいくら何でもスコアレスドローで幸せになってちゃ先が無いよなと、一応は反省するよう心掛けてみます。


ACL決勝セパハン戦(ホーム) 

っしゃあ。任務完了。らじゃっ。おーけー。はっ。

ACL決勝第2戦 浦和 ○2−0● セパハン(埼玉)

結局”圧倒的な個人技”で勝ち切ってしまいましたね、アジアも。


シーズン前優勝出来るとはほとんど思ってなかった(”勝てない”というより”どこかではコケるだろう”と)ですし、この試合も特に勝算があったわけではないですが、何せ滅多なことでは負けないというか、城南との2戦やその前後以降のJでの相当アレな試合でも結局負けてないので、逆にどうやったら負けるのかというイメージが湧かない。だからまあ何とかなるんだろうなと、緩く構えてましたが勝ちました。(変なオープニング)
まあ負けないですね。「負けない」というのが基本で「勝つ」のはむしろおまけという感じ。この日はおまけの方でしたが。優勝おめでとう。(変な文章)


とはいえ選手の方は、決してなんとなくやっていたわけではなく。
立ち上がりからACL恒例の(?)ハイペースで、正直よせばいいのに、みすみすセパハンの注文にはまるんじゃないのかとか最初は思ってたんですが、どっこいこの日は一味違いました。攻めさせられていたわけでも勢い任せで行っていたわけでもなく、前からのプレスに従って中盤と最終ラインもきっちり意思的にバランスが確保されていて、(苦しいけれど)「勝つためにはまずこれをやるしかないんだ」という、高い意識で”チーム”としてのイメージが共有されていました。

特に何か変更があったわけではないんでしょうけどね、「これで最後だ」と分かっているところで、選手全員の、そして”浦和レッズ”の(そんなに豊かでもないけれど)現在持てる力の全てを、改めて結集することに成功していたという感じ。
余力は事実上無いんですけどね。特に中盤は何とか形をなしているけど、ちょっとつつかれるとすぐグラつくいっぱいいっぱいの状態(で、やがて崩壊)。あのトゥーリオですらかなり上がりを自粛してむしろ促されたりしていましたし、これまで絶対的安定感で支えてくれていた都築は、なぜかこの日はイレこみ気味でちょっと危なっかしかったですし。元々そういうタイプだと言えばそうなんですが。(笑)


セパハンの方は、今更なようですがやっぱり「イラン」のチームだなあという。そんなに細かく構成されているわけではないけれど、平均的な技術の高さと1人1人の特に身体の強さで、じわじわと、なし崩しに主導権を奪って攻め込んで来て、ゴール前では即興のコンビプレーで嫌なとこ嫌なとこ突いて来る。一人決定的な選手、それこそダエイみたいなのがいたらかなりヤバかったかもしれない。この日は特によく枠を外してくれて助かりましたけど。

しかしそういうセパハン、長年日本代表も苦しめられて来たイラン人チームの(プチ)黒船っぷりに比べても、更に浦和レッズはガイジン仕様というか超・日本(人)的なチームで。まあ実際に”ガイジン”の助けも借りてますけど。(笑)
全体的にはさして気持ち良くプレーしていたわけでもない永井ですが、あの距離・あの角度からのシュートにはもう状況関係ない絶対的な自信を持っているようで、素晴らしい集中力で右から左から2発、2得点を生み出してくれました。そしてその2点目のゴール前に殺到したプレーに代表される、いざ決定機という時のチームとしてのスイッチの入り方、本気度の高さと圧の強さ、そして反面の冷静さ。

勝敗を分けたのは試合を決定付けられる選手がいたか/決定する力があったかどうか、と、こういう言葉を日本のチームが対外国チームに、勝った側から言えるという喜び。(泣)
セパハンも”一生懸命”はやりましたけど、客観的に見てアジア代表として最も相応しい貫禄があったのは浦和レッズだったと、そう言っていいんじゃないかと思います。

・・・・と言いつつセパハンも出ること自体はとっくに決まってるんでしたよね、なんじゃそりゃという感じですが(笑)。どちらかと言えば城南を出してあげたいというか、見てみたいというか、場合によっては(心理的に)リベンジしたいというか。まあいいですけと。


それにしても全く困った故障者続出、満身創痍の中で、少し前の平川の成長に続いてここんとこの長谷部の復調は実にありがたかったというかそれが無かったらどうなっていたかというか。ぶっちゃけ中盤で今、走り回っても痛々しく感じないのは長谷部だけですからね(笑)。行ったれ行ったれという。ポンテの運動量は、見た目では分からないけど責任感で無理してるんじゃないかというハラハラが少し。
でもこの試合で途中で下げたのはそれ以上に冷や冷やしましたけど。「いやあ、ポンテだけは・・・・」。それで負けたり追い付かれたりしたらどうしようもなく後悔しそうで。動きが落ちていたようには見えないし、休ませるなら清水戦の方にでもしてくれと。むしろこここそムード第一で”ベストメンバー主義”を貫くところじゃないかなと、僕の感覚では思ったんですが。

まあ大過なくて何より。ワシントンは何が何でも文句言いたいらしいですけど(笑)。(ロスタイムの交代)
オレ?みたいな顔してましたけど、普通にあなたじゃない?という(笑)。まあ多分ワシントンは自分が(これまで)空気乱してる/間違ってるとはこれっぽっちも思ってなくて、勝利の瞬間には自分こそがその場にいて、「みんな」と喜びを分かち合ってしかるべきだというそういう気持ちなんでしょうけどね。


いやあ、ほんとに優勝しちゃったんですね。
A3も含めた今年の日程でこれが出来たのはレッズだけだと、名実共に認めさせる為に、さっさとJも片付けてダフル優勝で箔つけましょう。(笑)
やっぱり”後”が控えていない、二兎を追わずに済むというだけで、同じ疲れていても随分楽というか、前向きにやれると思いますね、この試合を見ても。いつ終わるか分からない中ぶらりんの中で耐え続けるのは、本当に辛かった。

まあとりあえずはビールでも飲んで(笑)。後はどれだけクラブW杯までにフルメンバー/フルコンディションに近付けられるかですかね。その為にも早めに優勝決めたい。(天皇杯とかどうすんだろう)


川崎F−浦和 

モチベーション上がらんなあ、後味悪くて。何書こう。

J1第31節 浦和 △1−1△ 川崎F(等々力)

試合?はね、だいたいでやってたけど特に抵抗が無かったから、ありがちな結果で手を打ちましたけど。相手はジュビロでしたっけ?ああ、フロンタか、これは失礼を。


いきなりですがウチのマスクマンさん(ラテン系なのでもろ”ゾロ”だ)は、せめて普通に出来ないんですかね。出来ないんでしょうね。
マスクを取ると暴れるというのは、何かそういうネタなのかと思うくらいですが。
あれかなあ、気の荒い馬にブリンカーを付けるつもりで間違ってシャドーロールを付けてしまったとか、そんな感じかなあ、うん。予定しないタイプの集中力が。

まあね、ジーコにラモスにワシントンにフッキ、色々と見て来ましたがブラジル人の「いい人」「悪い人」(or熱心とわがまま)みたいなのは、日本人の基準で見てしまうと分かり難い場合が多いんですよね。
「善意」「悪意」というよりも、日本人よりは恐らくかなり浅い層に存在している”野性”や”狂気”みたいなものを、文明の皮膜でどのように押さえ込むか、パックするか、それと状況との関連でそうした内面のあれこれがどのような形で外に漏れて来るか、表現されるか、それへの社会的評価の問題として「善悪」が決定されるというか。

そこらへん、なぜかドイツとブラジル人の組み合わせはいいようなので、ワシントンもブラジルに帰るのも結構ですけど、いっそブンデスで修行して、ジョルジーニョ(元鹿島)やポンテのような人格者になることにチャレンジしてみるというのも一興かも。
まあドゥンガとかは人格者と言えないことはないけれど、なぜか常に”狂気”の印象も強かったですけどね。ていうかオジェックだってエンゲルスだってそう言えばドイツ人ですけど、それはまあ、ドイツという”環境”の問題とは次元が少し違うということで気にしないで下さい。(笑)

・・・・本人は家族がどうこうとか言ってましたけど、ブラジル人はいつも言うので(笑)それはよく分かりません。とにかく契約期間一杯は、泣こうが喚こうが首に縄つけてでも最後までキリキリ働いてもらいたいですけど。


で、今度は”ドイツ人”のオジェックですけど、「ノーテーマ」とは、満更ハッタリとも思えない、意外なほど力強いお言葉で。なるほど、こういう人なのか。
スタメンを入れ替えるかどうかというのは、どのみち確かに考えの分かれることではあると思いますけどね。ただ「研究でそうなってるからいいんだ」と言われるとハァ?(怒)という反応をどうしてもしたくはなりますが。いや一般論じゃなくってさあ。
そう言えばパーフェクト・チョイスでやっていた、着任前のFIFAのカンファレンスで喋っていた時も、内容が余りに一般論で要するに何が言いたいのかよく分からないのと、目の前の聴衆に語りかけている感じが全然しないので、なんなんだこの人はとは思ってたんですけどね。

まあスタメンはいいさ、それでも。「継続性」を重視するからといって、「全員」同じ必要はないんじゃないのとは思うけどさ。
ただそれよりも試合中の選手交代を、”消極的”という以上に出来ればいっさいやりたくない風なのはどうなのよという。むしろ「何かきっかけがあればそれに従って喜んで交代する」、あるいは”交代というよりも態のいい順次の入れ替え”で、なるべくなら疲労を均等に分担させたいという、そういう気持ちに今の状況でならないようなのが不思議。理論はどうあれ。
やり放題のA3とかではちゃんとやれていたので、要はバランス感覚が無いというか、勝負の(も)かかったリーグ戦のより窮屈な条件下でそういう細かい配慮を実行出来るほどのセンスが無いというか、包括的思考が出来ない人なのかなという感じですが。

支配下選手をなるべく効率的に使い切るというのは、それ自体監督の腕の見せ所というか喜びじゃないかと思うんですが、違うのかな。ある意味(初期)ジーコ的なファースト・チーム/ベスト・メンバー志向という感じすらします。まあこういう人もいるんでしょうね。
何と言うか、監督業に好奇心を持っているようにあんまり見えないんですよね僕には。”成功”やあるイメージ(”欧州トップモード”とか)を実現するための手段でしかないというか。別のもっと抽象的or機械的な仕事の方が向いてるんじゃないのかな。

ギドも別に柔軟なタイプではなかったですけど(笑)、ともかくも見て、検討した上で可能性を絞っているという感覚はちゃんとあったんですよね。研究でも理論でもなく、自分の目で。頭で。
ともかく平川大丈夫かと。本当は代えて欲しかったんじゃなかったのかと。


最近の好調ぶりもあって、さぞかし難試合になるんじゃないかと予想されたフロンタ戦ですが、正直存外でした。いや、”好調”ではあったと思いますけどね、なかなか溌剌とした見事な攻撃でした。
ただし、軽い。いかんせん。斤量背負い慣れたレッズからすると(また競馬か)、むしろ足がスムーズに出過ぎてずっこけそうになったくらいで。
上でジュビロを持ち出して当てこすった(笑)のも、別にサックスブルー繋がりというだけではなくて、「テクニカルな攻撃サッカー」のいかにもな軽さに(今年対戦した時の)ジュビロに通じるところがあったからで。

まあレッズの方も、また一段階”疲労慣れ”が進んだのか(笑)、予想したほどきつそうでもなかったですけどね、見た目は。
むしろフロンタとの適度なチャンバラ(ラフプレーのことに非ず)を通じて、途中段々調子が上がって元気になって行ったようにすら見えたくらいで。最後はさすがにバテましたけど。

しかし永井はワシントンの顔色窺いながらやってる内に、またちょっと調子崩してしまった感じですね。サボってるというより、どうしていいか分からんという感じ。他の選手とはたまにいいカラミも見せるんですが。まあ甘いのは確かですけど。来年はどうかな。
フロンタでは養父というのは確かに結構いい選手。判断が早いのがいいですね、特にシュートの。森勇介も厄介ですが、左に移ってからは、ミドルシュートが持ち芸に無いので、かえって勝手にプレーの組み立てに迷ってくれて助かりました。


こんな変な試合した挙げ句水曜負けたくないと、なんか違う方向から闘志が湧いて来てしまいましたが。いざ今年の全てを正当化せん!


ACL決勝セパハン戦(アウェー) 

正直、ご苦労様としかコメントしようがないです。

ACL決勝第1戦 浦和 △1−1△ セパハン(フーラド・シャハール)

せっかくだから、サンスポに載ってたならではの画像でも保存しておきますか。(笑)

セパハンアウェー

案外ベール(ヒジャブ)も悪くないかなと思ったり。その下が赤というのがまた。(また?)


そう、赤。または黒。とにかく色。
イメージとしてはイスラム国との代表戦でよく見かける、民族衣装の白一色に染まったあんな感じをうっかり想像してたんですが、セパハンは黄色かあ。なんかJリーグのどこそことか思い出して、ちょっと安心したりしてしまったんですが(笑)。つまりはより日常の風景

やっぱクラブ戦なんですよね当たり前だけど。頭では分かっちゃいたはずなんですけど。
こういう風に実際に戦う中で、リアリティが形成されていくのねという。
・・・・だから晴れの決勝の舞台に、もうちょっとマシなスタジアム用意出来なかったんかい?イランさんとかは、思ってはいけないことなんですね(笑)。別に「イラン」と戦っているわけではないんで。しかし酷かったな。とてもサッカー強国の代表クラブのホームとは。色々あちらも苦労があるんでしょうね。

というわけでまともな”サッカー”の話は次回に持ち越しみたいな感じですが。
あえて言えば代表戦でたまにあるような、”異様なテンション”みたいなそういう感じにはならなかったので、「よくある耐える試合」としてある意味普段着の戦いは出来たのかなと。悪条件は別にして、またはものともせず。


この試合の”サプライズ”の「右サイド阿部」ですが、そう言えばまだフィットしてない時期に、「”和製ベッカム”なんだから右に置いてクロス上げさせれば?」とか当てこすり半分(笑)で言っていた記憶はありますが、正直今回のオプションとしては完全に想定外でした。
ああ、その手があったかという。言われてみれば、永井よりは基本的にはまともな選択なのかもしれない。

しかし「当日突然言われた」(阿部)というのは、オジェックらしくないひらめきというか何と言うか。
ともかく今後の中期的(新)オプションとして、せっかくだから鍛え上げて/調整して行って欲しいものではあります。
こうなって来ると、フルメンバーなら堀之内・ネネと2人もレギュラー級が余る、CBの層の厚さがちゃんと活きて来てる(つまり阿部抜きでもDFを形成出来る)なあというのと、相馬はいよいよ優先順位が低いんだなあというのと。

まあ分かりますけどね。ここまで来ると少々のポジション適性よりも、「チームの一員」かどうかというのが重要になって来るので。相馬は今更自分探ししちゃうから、雰囲気的に使いづらい。僕でもちょっと。


最近結局ポンテポンテなのは、実際にポンテなので(笑)しょうがないんですよね。
出来ればクラブW杯本番は、もう少し色々と可能性のある状態で臨みたいものですが、その前にやることが山程。とにかく死なないことで、それまでに。命あっての物種。
・・・・ただし、今度の日曜日は仮死状態でもナンも言いません。(笑)


浦和−名古屋 

まあこうなるかな、という試合。

J1第30節 浦和 △0−0△ 名古屋(埼玉)

しかし一時あれほど苦しめられた引き分け地獄も、気が付けばJリーグでは8/11の柏戦以来!で、案外新鮮。(笑)


おつりのないコンディション、とりとめのない(笑)対戦相手、そして前日のガンバの敗戦と、発奮しようにもしようがない条件が揃ってしまって、結局その通りの試合になってしまいました。
まあ結果については何も言うことはないですね。山田さん大丈夫かなというのが一番の感想。
いや、なんか、別に骨折したわけではないようですが、「ポッキリ」(orガックリ)行ったという感じの壊れ方で、とても心配です。それ以前に幽霊みたいでしたからね。

ワシントンは・・・・。うーん。”獰猛”な勢いが行き過ぎて、オーパーヒートしたという感じでしょうか。そもそもギリギリの緊張感だったというか。
あそこでキレられてもねえ。フェイスガード取って格好の交代理由を与えたのは、他ならぬ自分なわけですし。せっかく褒めたんだから、もう少し持ってくれよなあ、全く。(泣)

ちょっとストヤノフとアマルとかも思い出しちゃいましたが。外しちゃった/やり過ぎちゃったかなあという。少し前までならオジェックに対しては何言ってもいいような雰囲気は確かにあったかも知れないですが、今はもうそんな状況ではないというか、チームは誰のものでもなくなっているというか。仮に采配ミスがあったとしても(特にそうは思いませんが)、キレてる場合ではない。
これでもう、本当にさよなら決定ですかね。


最早レッズの”枕詞”となりつつある「疲労」ですが、物理的にはやはり、7連戦の後半の方が、きついはきつかったんだろうと思います、普通に考えて。
ただ変な言い方ですが、ここまで来るとレッズの選手には”疲労馴れ”みたいなものが生じていて、特別なモチベーションが無ければ踏ん張るのは申し訳程度で、割りとあっさりと諦め/割り切りの方へシフトしてしまう。何か積極的なことをやり始めても、ガス欠が早くなっている。

7連戦の前半くらいまでなら、同じコンディションでももう少し攻めていた、勝ちに行っていたと思いますけどね。発言ももう少し痩せ我慢入れてたでしょうし。基準が少し下がっている。”チーム状態”の前提が変わっているというか。
それでもこの相手ならさほど問題は無いですけどね。”下げた”基準がまたきちんと「共有」されてる(笑)のも、大したものと言えば大したものですし。(一部除く)

問題は今後・・・・と言っても、10日のフロンタ戦なんて遥か未来のことに思える(ていうか今Jリーグのことなんて考えられない)ので、やはり7日のアウェーセパハン戦がこのチーム状態でどうかということですが、いやあ1秒も見たことがない相手なので残念ながら何とも。
まあ聞く限りフロンタでも十分何とかなる可能性のあった相手らしいので、相対比較的には当然何とかなるんでしょうが。(いい加減)

今のヴィジョンとしては辛いなあ、しんどいなあ、イラン怖いなあと事前にたっぷりビビっておいてその分現地では案外何とかなって、ところが帰って来た日本でフロンタに結構ズタズタにされて、「やあ、お前らの方が強いよお」とか負け惜しみ半分で気持ちの悪い友情とか温めちゃって。
でもって久しぶりに負けてしゃきっとした4日後のホーム戦は、きっちり締めてめでたしめでたし。
Jの方もポツリポツリと勝ち点を落としてくれるガンバに助けられて、ヨロヨロしつつもまあ問題なくゴールインとこんな感じ?(笑)

そこまではとにかく働いてもらうよワシントン、というか下さい。特にイランではいるだけで違うと思います。思う存分、KYぶりを。いい方に。


しかし山田さん抜きの場合、代わりは本当にまた永井になっちゃうんでしょうか。いやあ、それは。
でも相馬がベンチに入っていたのに今日の交代策を見ると、そういうことなのかなあ。
今更阿部と細貝サイドで4バックとか・・・・なさそうだしなあ。
うーん、笑えるほど苦しいなあ。なんちゅうシーズンだ。


ACL準決勝城南一和戦(ホーム) 

苦くて重い勝利。

ACL準決勝 浦和 ○2−2(PK5−3)● 城南一和(埼玉)

来年もやるんですかね、これ。


城南のやり方は基本的に第1戦と変わらなかったですが、こちらは第1戦のように浮ついたところもなく、それへの慣れ・備えもあった分、怖さはだいぶ減っていました。具体的にはDFラインにプレッシャーをかけられても、(第1戦と違って)そもそも意識がそんなに前に向いていないので、邪魔は邪魔だけれど逆を取られるような危なさは無かったということで。
アウェーゴールの貯金とかとは当面関係無く、ある意味通常通りの”目の前の1試合”への落ち着きが確保されていたという感じ。

ファーストシュートの際の伸ばした足へちょんと乗っけるトラップの時点で、のっけから鳥肌全開(?)だったワシントンは、なんでかほとんど来日以来最高の充実ぶりで、まあ1点は堅いなと誰もが感じていたろうところでの期待通り21分の見事な先制点。ここまでは完璧か。
いや、それにしても凄かったですね。ヴェルディ時代も含めて常に得点は取り続けているワシントンですが、真に中心選手であると、あまつさえワシントンに引っ張られていると感じさせられたのは全く初めてのことで。

後でも述べますが他のチームメイトに比べて相対的に元気なのと、契約問題がどのようにもつれているか知りませんが(笑)、元々の見た目通りのいい人の部分と悪い・・・・とは言わないですが自意識過剰というか邪気を秘めている部分が、いいように混合or昇華して、何か人間離れした獰猛に前向きな勢いと迷いの無さを感じます。
こうなると「型」でプレーする部分、試合状況がどうだろうと局面ではロボットのように正確な刺激−反応体系(?)でプレー出来るというスタイルの強味が多いに活きる。”後が無い”城南の選手に比べても、一人だけ集中力と不動心のレベルが違いました。(勿論技術と身体能力も)


問題はチームの方で、十分に整理された試合の入り方をしてそこに更に先制(=追加)点のアドバンテージが加わって、後は守る、というか”やり過ごす”だけという盤石の態勢のはずなんですが、どうもなかなかそういう感じにはならず。
理由としては一つは城南がJリーグのチームのようには浦和を恐れてくれない(当たり前か・笑)でしつこく突ついて来るのと、後はやっぱり反発力の前提があってこそのあのやり方なんだなあというのが。正直この試合は、偶然以外で点が取れる感じはあまりしなかったですからね。

どうなんですかね、この感動的な試合で結果として選手たちが見せてくれた闘志にケチをつけるつもりはないんですが、城南とのアウェー戦で実質やられて、Jでも新潟・大分・千葉と”幸運”のニュアンスのかなり強い試合を続けて、さすがの自信と覚悟も若干目減りしつつあるというか、バランスが崩れつつあるというか。
あるいはJとアジア(といってもほぼ城南ですけど)のギャップが意外と効いてるか。僕は結構トラウマですよ(笑)あのアウェー戦は。結果としてこの試合も。ああ、やられる時はやられちゃうんだと、今更。

根本/きっかけに疲労の蓄積があるのは確かでしょうけど、でもじゃあ今元気なら浦和に何が出来るのかというと意外と覚束ない。
他に選択肢があったとも思えないのでなんなんですけど、ちょっと一つのやり方・一つのレベルに過剰適応気味かなあという。城南に比べても外向きの勢いが足りない気がしますね。なんていうかちょっと・・・・トルコやギリシャの”強豪”クラブに見えるところがあります(笑)。(舞台自体がUEFA・CLじゃないので、さほど意味の無い比較かもしれませんが)

まあそれでも不安を押し隠して戦い続けるしかないんですが。後は最後まで持つかどうか。個人的にはACLの方が重点ですかね。今年の苦しさを考えても、次はどうなるか分からないというか、今回を逃すわけにはいかないというか。
セパハンになるなら見とけば良かったなあ、フロンタとの試合。名前は弱そうですけど。(笑)


冷静に考えると、確かに日程は地獄で、正直何年も連続でこんなのやってられないというか、これじゃ耐え凌ぐだけで自然的なもの以外グレード・アップする暇が無いじゃないかとは思いますが。いっそ集中開催というわけには行かないのかなとか。ここまで辛そうには見えないですけどね、UEFAもリベルタも。甘いかな。
ただサッカー的にも必ずしも勝ってないということは直視しないといけないかも知れません。セパハン、あるいは今後(来年以降)の対湾岸チームとのマッチアップも見てみないといけませんが。だからオジェック改革を支持する、と素直に言えないのが辛いところですけど。(やっぱり続投ですか)

ぷっちゃけ本当にクラブW杯が目標なら、Jでじっくり鍛えて「開催国枠」というのが理想な気もしますけどね。代表以上に、ACLの戦いがストレートに強化に結び付かないような感じが今のところしています。
本大会自体がああいう形態ですから、真面目にACLも一発集中開催くらいでちょうどいいような気はしますけどね。さすがに何らか選考試合はしないわけにはいかないですけど。UEFAのやつは要するにそれ自体が目的なわけですから、直接倣う必要はないでしょうし。


レッズの方に話戻して、ここに来てのワシントンと長谷部の活躍は、大きく見ればお得意の「戦力補強抜きの”新”戦力」「日替わりヒーロー」ということで、大変よろしいことではあるんですが。こんなチーム運営があったのかと、目から鱗が落ちる思いです(笑)。別にスタメン落ちしていた選手というわけでもないですからね。
ただまあ、基本”ゴージャスなごっつぁんゴーラー”で離脱間近とも言われていたワシントンと、同じく離脱・・・・はともかくとして、明らかに今年のチームに乗れない組だった長谷部ですから、とうとうそこまで出番が回ったかという感慨はあります。

長谷部は何と言うか、切れ切れではあるんですが、”ボランチ”としての機能性が復活したのかというと必ずしもそういう感じではなくて、むしろもう俺は俺でやるよみたいなところがあって、チーム力的にどうなんだろうという疑問は少し。「日替わりヒーロー」という言葉の由来通り、なんか野球チームみたいだなという。順番に頑張ってるだけみたいな。
去年も勿論そういうところはあったんですが、”サッカーチーム”としての枠がもう少ししっかりしていたので、ほぼ一方的にそれは強味になっていた。まだ、今のバランスならギリOKだとは思いますけど。

ああ、なんか今日は書くのが苦しい。
どのみちどうしろという話じゃないんで、聞き流してくれて構わないですけどね(笑)。でもちょっと選手たちの頑張りに感動するのも苦しいみたいな感じになってしまったので。
正直永井・平川というPKキッカーの顔ぶれには少なからぬ不安は覚えましたが(笑)、よく決めてくれました。永井なんてむしろ、外国人FWみたいなどこ吹く風の異次元の決め方で。うん、多分最後は王子が何とかしてくれますよ、このチームを。(で、隠し球は小野と。)

真面目に都築は頼もしいですよね。あそこで開口一番不満の方や、「モタがいないのはかえって相手に良かった」という冷静な分析を口に出来るところも。
”サポーター”云々の