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浦和?広島 

終わってみれば、というやつですが。

J1第14節 浦和 ○4?1● 広島(埼玉)

なんか変な物を食ったというか、勝手に便宜を図られて注文もしていないご馳走をわんさか食わされて、帰り際「じゃ、先生、その節はよしなに」とか変な挨拶をされて首をかしげながら帰るみたいなそんな感じ?(ちょっと寸劇づいてる)
達也の3点目が一服の清涼剤ですが、あれがなければどうにも後味が。内容が。


振り替え日程のこの試合が、夏休みさ中の「登校日」なのかそれとも「始業式」なのかは難しいところですが、ともかく久しぶりのリーグ戦・公式戦で見せたレッズの姿は、ナビスコガンバ戦大敗の悪い流れ・・・・は引きずっていなかったですが、さりとてそのガンバ戦以前の良い流れ・・・・も引き継いでいる様子はなく、要はチャラというか、新学期よりも新学年に近いというか。
「進級」よりも「留年」に近いニュアンスですけど。一通りの学習内容は既に了解している。

ともかく単純に、「前半寝てたけど後半目覚めた」という見方が出来る人は幸いですが、僕にはちょっと。いや、選手はまあ、そういうつもりでなるべく虚心に頑張ってくれればいいですけど。

ではどう感じたかというと、「今年のチームはここまでかなあ」というそっちですね。
A3からの半ば偶発的な良い流れでそれなりの高みに達することは出来ましたが、それは正に”流れ”であって”空気”のようなものであり、偶さかの均衡であって、原理として継続性を持ったり着実に積み上がったりするそういうタイプのものではない。


勿論そもそもサッカーチームに継続性を持たせるというのはかなりの難事業であって、いっとき輝いたチーム上手くいったやり方が、いずれ通用しなくなったり上手くいかなくなったりして、割りとあっさりサイクルを終えて次に移るというのは当たり前の風景なんですが、たた今みたいなのは一応ある「原理」みたいなものとの因果関係という観点で描写されたものなわけです。

でも僕の目に見えるオジェック・レッズのそれはそういうものとは違って、「原理」自体は不動・不変で、それの論理的発現とは直接関係なしに、その都度別のものや「原理」を単なる一要素とする全体的な何かの形の変化によって、最終的な出来不出来強い弱いなどが決定されていく。
言い換えると「継続性がない」というのは「終わった」のではなくて「始まっていない」ということで、原理が「不動」であるというのもむしろ「不発」「不在」であるということ、現れていないのでまともに験される(それによって変化する)ことがないということ。

それは多分この先も同じで、地力の賜物で恐らくはそれでも負けるよりは勝つ方がだいぶん多いだろう状況下で、逆に擁護したい人も今までとほとんど変わらない論法で通すことは出来るだろうと思いますけど。これからだと。少しずつ進歩していると。そう簡単には行かないと。志は高いと。
そしてそれを嘘だと言い切る材料も本当だと言う材料も、このチームは与えてくれないだろうと。極端に言えば同じ試合同じ結果を見て、「強い」とも「弱い」とも言えるようなチーム。


結局のところこのチームの地力の高さと目標やJという環境の噛み合わない関係が、こういう気持ちの悪い状況を生んでいるのだと思いますが。おいそれと負けるほど弱くはないけど勝ち倒すほど強くはない、完成度は高まらない。

クラブW杯を獲りに行くと本気で言うにはかなりおこがましい状態だけれど、(マンU戦なんかを見ても)その場になればそれなりにやれるような気もするし、勿論Jなら結構足りちゃう。
それ以前にACLを獲れる自信は、クラブW杯で善戦する自信よりある意味遥かに薄いけれど、代表を見ても分かるように”アジア”という環境はサッカーの優劣を競うにはかなり不幸不向きな環境なので、負けたら負けたで結構諦めがつきそうというか、チーム・監督を批判する気にはさほどなりそうにない。

なんかこう、結局目の前の一つの結果に一喜一憂する以外、実はあんまり目標も展望もない。チームのサッカー自体もこれといってインスピレーションを与えてくれるものではない。でも勝てちゃう。当面は。
だいぶ前に言いましたが(どこか忘れた)、もしレッズの地力がもっと低ければ、オジェックの仕事のクオリティというのはもっと露骨に惨憺たる結果・内容として出て来ているはずだと思うんですよね。でも一方でその地力の高さが監督の仕事を難しくしている、よほどの影響力を発揮しないと自然状態や慣性の力に負けて埋もれてしまうという。

レッズの監督として相応しいのはどういうタイプかなと考えてみるに、一つは豪腕の管理者タイプ、カペッロとか、広い意味ではギドも。
もう一つはそれ自体が主役となれるくらい、はっきりした/独自の理想や夢想を持っている監督。ある意味どのチームの監督とか(すなわちレッズだろうがどこだろうが)関係ないくらい。あまり例は浮かびませんが、それこそクライフとか、ひょっとしたらラモスとか(笑)。(間飛び過ぎ)
オジェックの「理想」は単なる”常識”ですから結局。分かったふりも聞き流しも、簡単に出来る。影響力は知れてる。
・・・・ああそっか、何もラモスなんて持ち出さなくてもオシムでいいのか(笑)。(後者の例)


ともかく今シーズンのやり過ごし方としては、むしろ”擁護派”の口車(?)に積極的に乗って、あくまで発展途上である、成長過程である、おおむね上手く行っていると言い聞かせながら、緊張感を維持して行くことかと。
例え信じてなくても。さして遅配は無いだろう、勝ち星の配給を折々の励みに。勝てなくなったら何も無いですよねこのチームは。でも勝ってる限り、時に何かが出て来ますから。それだけの選手は揃っている。気が付いたらクラブW杯を掲げていたりしてね(笑)。(それはない?)

この試合はとにかく、山田さんの無回転ミドルが2試合連速、それも左足のが見られただけで満足しておきます(笑)。・・・・あ、1点目のきっかけとなったプレーですね。アシストもつかないけど。
凄えなあ。アホみたいだけど凄え。どこが凄いのか少し考えてみたんですが、パワーとスピードとテクニックの融合度が類を見ないほど濃密なんですよねこの人のは。全身・全存在をボン!とぶつけるように蹴っている。足先ではない。そこらへん、本田圭佑ごときは勿論、元祖アツでも及ばないと思いますね。多分適度に身長が低い(笑)というか、コンパクトな体つきなのもいいんじゃないかと思ってるんですけど。

あとマンU戦でも思いましたが、相馬のプレーの質がめきめき上がっているように感じます。粘りがあるというか、最後の最後まで注意力が落ちないというか。
”思い切り”がいい反面乱暴みたいな定評がある人ですが、一方で神経質なくらい生真面目でもあるので、そこらへんがレギュラー扱いの落ち着きと共にいい形で出て来たかなあという感じ。(乱暴なくらいの)”思い切り”も、あれはエゴじゃなくてむしろ義務感でやってるんですよね実は。役割意識というか。キャラ意識(笑)というか。


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浦和?柏 

うーん、これは。

J1第19節 浦和 △1?1△ 柏(埼玉)

勝ったら”余裕”、負けたら”惰性”という感じの試合でしたが、分けたら?


実にこう、何と言うことのない、平均的な試合。今年のレッズがやりそうな。
結果だけ速報で聞いた人に「どういう試合?」と聞かれたら、「今あなたが頭の中で想像したような試合」と答えたらそれですむような。(笑)

前半、それほど目茶目茶間延びしているわけではないけれど、少しずつ、常に寄せがずれ気味(特にラストパスの出所への)なのを見て、「ああ、今日はこんなバランスの試合なんだろうな」と、何となくこういう最終スコアを予感してしまったようなところが既にあったんですが。
崩れはしないけれど締まりもしない。おおむね耐えるけれど1,2回綻びを衝かれて、あんまりは噛み合わないけれど1,2回は最後まで上手く行くこともあって。お暑い中今日も我慢大会ご苦労様でした、お足元に気をつけてお帰り下さい。

むしろ広島戦みたいに前半はっきり悪かったりした方が、その後の盛り返しも落差が大きくなってかえって埒が開いたりするのかなとか。まあそれじゃあ、多分、次のガンバにはやられてしまうでしょうが。

ただもう、とにかく凄まじい閉塞感、手詰まり感で。なまじ頑張って、頑張れてしまうから結局じりじりと、いつもおんなじようなレベル・均衡に落ち着いてしまう。
2チャ3チャ、3チャ2チャ。4チャ。勝てる感じはないけれど大負けもしないから、手筋を変えずに何となく打っている内に、点数もツキもその晩では回復不能なところに気が付くと落ち込んでしまっているような、そんな徹マンの一夜?(笑)
こういう時だけは思うのです。何てつまらないんだろう!麻雀って。


話戻して。

現在チームがこういう状態にあることについては、誰と言えば現場の最高責任者であるオジェックの責任ということになるんでしょうが、ではこれから、チームをもう1回上げて行ったり変えたりどこかへ連れて行ったりということになると、こりゃもう誰がどうやっても至難の業で。
単にオジェックより良い監督とかいうことではなく、ほとんど頭のちょっとおかしい監督でも連れて来ないと(笑)、何かが起きる感じが全然しません。前回書いたこととも関連しますが。
後はまあ、大連敗でもするか。大トレードでもするか。ワシントンがこのまま帰って来なかったりして。(笑)

もうちょっと真面目に反省すると、あるいは真面目にネガると(笑)、交代の駒を含めて気が付くと余りにも見慣れた、新鮮味の無い、効力も薄い、数も限られたメンバーでくるくる回っていて、ちょっと「斜陽の”銀河系”軍団」みたいな印象は無くはないですね。
あそこまで無理からでも年寄りでもないけれど、このままジリ貧になったりしたら必ずや似たようなことを言われてしまうのではないかと。・・・・まあ逆にレアルだったら、小野あたりはとっくに放出されて、スピードFWか何かを獲ってることと思いますが。

とにかく、何かもう、どうしろと言われても、現状を前提にして、どうしたらいいのか。傍目八目をもってしても。よほど無茶なことをしない限り。
3?5?2固定以降のオジェックは、はっきりと”現実路線”というか自分の功名心を手控えた”均衡・メンテナンス路線”に覚悟を決めたのだろうと思いますが、それで得られた安定感にA3シャッフルや田中達也のタイミングのいい復帰が重なって、いっとき確かにブレイクの臭いはあったわけですよね。

それがどっかへ行っちゃったらしいのがどこまでインターバルのせいかは分かりませんが、ともかくここから今更ポゼッションだプレッシングだと古い標語を掲げてもさしたる喚起力は望めないし、システムをいじる時期も過ぎたと言うか、自ら終わらしたというか。
さりとてその決断が間違っていたとも言いづらいし。強いて言えばそれとと同時にリアクションメインに割り切るという選択肢はあったかも知れませんが、そこまで負けが込んでいたわけでもないですしね。ああ!中途半端。どこにも”戦犯”もいないし!

まあかつかつその都度工夫するしかないですね。真面目にギリギリ3連敗くらいしてみるというのもありかも。とにかく風を、風を通してくれ!暑いぞ!(それは別の理由?)



さて今日の各論。
そのレッズの中では一頭地を抜く縦への駆動力で、”幻のブレイク”を主導した田中達也ですが、チームのトーンダウンと共に(?)やはり微妙に空回り気味。具体的には調子は悪くないのにシュートがさっぱり入らないことの印象が大きいわけでしょうが、なんかこうリズムがずれているというか、「無駄に速い」ように見えてしまう部分も。

この前は「チームプレイヤーである」という特徴を挙げましたが、今回取り上げたいのは生真面目である、神経が細かい、またそれにより少しタコツボにはまりやすいという傾向について。
元々メンタル的には、タイプ的には、野蛮人の王国である(笑)ストライカー界には必ずしも向かないところのある選手なんですよね。それが今までのところのピーク時、そうですねえ、アテネ最終予選の前後くらいかな?、あそこらへんにおいては、『ゴールから逆算したプレー』その緻密さという方向に神経の細かさを活かしていたわけですよね。緻密で効率的なプレーを、極限のスピードで!

それが今は・・・・そうやってないことはないんでしょうが、なんか、違う。その当時やっていたようなプレーの、内側ではなく外側を真似たような。こんなので、良かったんだよなあ。違ったっけ?
気が付くと周りの状況と、必ずしもジャストにはフィットしたプレーが出来ていない。それこそ今日の唯一の得点者、トゥーリオのようには。その速さは、本当に必要な速さなのか?

隠れたコンディション不安か、ゴールの成功体験不足か、とにかく以前のようには”ゴール”という行為を、場所を、自分の手に(足に)握っている感覚がないんだと思いますね。本当に決まると思って打ってないというか。結果非常に日本人的というか、ジェフの選手的というか(笑・失礼)、そういうアリバイ的なとにかく一生懸命急いでいます的な速さに見えてしまう部分がある。本来的に”本能”や”嗅覚”の選手ではないだけに。
でもそうじゃないだろ、そんなんじゃないだろ、一緒じゃないだろあなたは。速い上に一味違う正確さと技術、それが田中達也。

相棒のワシントンがいないので分かり難いですが、より根本的には(プレッシングという)チーム戦術的な噛み合い、そこへの速さでの貢献という点でうまくノれていないのがまずは問題なんでしょうけどね。
閉塞状況のチームの中で、「勝つ」ためというだけならむしろ先発から外して変化をつける駒として残しておいた方が、より戦略的には有効な気もしますが、あまりしたくはない。そういう条件抜きの選手として、そろそろ一本立ちさせたいですから。

まあ代表もしばらく大きなところはないし、ゆっくりトップフォームを取り戻して欲しいもの。


G大阪?浦和 

勝因は試合内容の低調さ?

J1第20節 浦和 ○1?0● G大阪戦(万博)

でも結果の意味はとても大きい。


4差で追う浦和からすると、負けたら軽く”引導”ムードさえ漂いかねない天下分け目。
かつ去年達成したばかりの「ホーム無敗記録」を翌年あっさり、しかもご丁寧に直接対決で更新されそうで、なんだよフリかよ、鼻高くしてたのが馬鹿みたいに見えちゃうじゃねえかよという、本来なら非常に危機感・緊張感溢れる状況設定の試合のはずでしたが。

なんか、普通の試合。どちらかというとダレ気味な。
状態自体に疑問の多い浦和だけならともかく、ガンバの方までいい時の残骸風だったのは、やっぱ今更ですがあれですか?暑さとミッドウィーク開催という、コンディションの問題ですか?
ったく、軟弱なんだから、J1様は(笑)。2クール34試合”しか”やらないくせに。

というのはまあほぼ冗談ですが、基本J2者からすると、なんかのどかに見えるところはありますよ、実際。既に3順目で、マンネリにすら無感覚になりつつある今日この頃ですが。
そう言えば今季最高の入りだったはずの万博の雰囲気も、至ってのどかな感じだったのは、これはまあガンバの風土の方の問題ですか。

ていうかやっぱ噛み合わないっすねガンバは。名勝負を演じない”2強”。
単純にピークがずれ過ぎてるというのもあるんでしょうけどね。どちらもロングテールな強さを誇っているだけで。


で勝因ですが。前回までの話を引き継ぐ形で言えば、下手に頑張らなかったのが良かったのかなと。頑張れなかったのかもしれませんが。
よりはっきり言うと、満遍なく支配しようとしなかった、力を分散しなかった、それによって時間的空間的にムラや薄いところは出来たけど、逆にメリハリもついた。ある意味本来の戦い方。点を取るのも逃げ切るのも、”要所”を外すことだけはなかった。

ガンバの方は特に今年に入って「試合巧者」ぶりがよく言われていますが、基本的にはベストメンバーによるベストパフォーマンス、ある意味危うい精妙なバランスによる、攻守の、フィールドの完全支配を目指す・・・・というかそれを”標準”とするチーム。
だからコンディション不良やパフォーマンスの劣化の影響をより受けた、ガンバの弱い面が出た。

・・・・と、一応はまとめてみますが、単なる結果論、たまたまという部分も多々。
ぶっちゃけ都築の大当たりというか”釈迦の掌”みたいな妙に達人めいた(笑)セーブの連発が無かったら、早々に息の音を止められていた可能性も。
だから総体としては「運は我が方にあり」という感じの試合で。この試合単位でも、”シーズン”という意味でも。しゃあない、優勝させてもらいましょうか。

冷静に見るとワシントン復帰未定、達也いよいよ不調気配で、この先どうすんだろうという部分はありますが。永井には期待してますけど、期待してることを悟られちゃいけないのが基本ですし。(笑)もう1人、普通の、あるいは堅実な(ポストマンとか)タイプのFWがどうしても必要な気がしますけどね。それらしい選手がそこを埋めているだけでも。


でも永井か。やっぱり永井なのか。
まあ1試合1試合やっていくしかないですね、今年はほんとに。
涼しくなったらまた普通に”プレッシング”とかで結構格好ついたチームになって、帳尻が合っていたりする気もします(笑)。多分誰も特にはっきりとは管理したり方向性を与えていたりしない今のこのチームで、どういう要素がどういう風に組み合わさってどう帰結して行くのか、ある意味興味深くはあります。

それでも止まらないビッグ・プロジェクト。


(追記)
山田さんは実はかなり頑張ってましたねこの試合。
でもその分百発百中だったミドルシュートに、珍しく精度を欠いたりするという。(笑)


甲府?浦和 

この相手にしてこの内容、結果・・・・ではあるんですが。

J1第21節 浦和 ○4?1● 甲府(国立)

それにしても浦和レッズイズバック!とか言いたくなる、何とも脱力感のある強さ(笑)でした。
昼寝してる間に通帳の残高がくるくる増えているう。


同じ調子が続かないのが今年の特徴とはいえ、前節のもっさりどんよりは何だったんだという、立ち上がりから妙にすっきりした感じの選手たち。やっぱ暑かったんですかね、そんでもってそれがいい加圧式トレーニングにでもなったんですかね。(笑)
まあ企みリアクションモードという意味では共通していて、おあつらえ向きの相手に尚更腹が決まって、かつ手堅い成功の予感にリラックスしていたと、そういう部分はあったかも知れません。

その相手甲府ですが、それにしてもほとんど負けに来ているというか自ら夏の虫に名乗りを上げているようにしか見えない、バタバタとした隙だらけの特攻ぶりで、レポート(立ち上がりから独特の雰囲気に“らしさ”を発揮できなかった)や談話(DFとMFの間が開いて、DFだけで守っている感じだった)によると、さすがに向こうサイドとしても問題があった模様。

ただ前回も似たような感じに感じましたから、要するにこれが今のこの2チームのマッチアップだということになるんだろうと思います。
ありていに言ってレッズに対して攻めるには、個々が”軽”過ぎるんですよね、身体的にか総合的にか。前提として慌てさせるような圧がかけられないので、攻勢が攻勢になっていない。戦術以前、or以上の問題。

J2で堅牢を誇っていた横浜FCの”守備力”のJ1での惨状とかもそうですが、ここらへんは戦術と個との変数関係というか、目標とするレベルによる前提として要求されるものの違いみたいな問題だろうと思います。
アジアでなら優位の”個”を利した中東チームの”戦術”と、それがステージを上げた時の無力ぶりみたいなものもそうですが。まあいいですけど。

個別には甲府の選手は好きというか、よくも次から次へと甲府”らしい”選手を見つけて育てて仕立てて来るなと感心して、小気味良く見ていますが。宇留野とかね。
ちなみに今度入った羽地というのは、徳島での印象では、らしいアジリティを持ちつつそういう”兵隊”以上のポテンシャルを持った一枚看板のいいFWで、むしろレッズに欲しかったなと思ってるくらいの選手なんですけどね。勿論みどりの方にも。(笑)


さてすっきり溌剌、よく機能したチームの中で、肉体的には別に悪くない達也もやや久しぶりに瞬時に抜け出す爆発力、それによる縦の速さのリード力を思うさま発揮して・・・・しかもマズいことに(笑)オシムの御前試合でやらかして(?)、案の定代表に選ばれてしまいました。

おめでとうではあるのかもしれないですけど、正直あんまり気が進まないですけどね。最終的には勿論入って欲しいし必要な選手だと思いますけど、もう少し安定してから入りたかった。ただでさえ、変に頑張ってしまう選手ですし。
肉体的なことは正味よく分かりませんけど、現代医学の勝利だか何だか(?)、復帰早々から気持ちが悪いくらい調子が良かったので、クソテンションで頑張っちゃってんじゃないかな、バランス的にどっか問題無いのかなと心配で。だからここ数試合の”不調”はむしろほっとしてる部分があったりしたんですが。一回落ちて、改めて上がってそこから安定走行したりしてくれるとこっちとしても落ち着くなあとか。

増してメディア発だかオシム発だか、今の妙に過敏な代表の状況だと、変に「救世主」的な期待のかけられ方をして、それで駄目だったら逆に批判される、失格にされるみたいなそういう怖さもありますし。
まあオシムは選んですぐとかはあまり使わない人ですし、今回は顔つなぎで帰って来るくらいでちょうどいいかなとか思いますが。むしろ大久保とか前田とか、使い勝手に注文のつく選手の方に頑張ってもらいたい。山瀬も遠藤のポジションを遠藤以上の適性とポテンシャルでこなせる選手ですし、ただあれも故障持ちなんだよなあ。

って、なんで代表話になってるのか分かりませんが、まあたまにはこっちでもいいでしょう。
・・・・は、小野!すまん、今ちょっと完全に忘れてた(笑)。だからといってフェイエはどうだろう、出戻りの上に出戻りを重ねるのは。パレルモやリケルメじゃあるまいし。まあそんな変な生温かい愛され方をしている選手ではありますけどね。(笑)


次節以降とかはまた全然分かりません。
涼しくなってプレッシング復活、とも、めでたく首位にも立ったし、オジェック空気化進行で要領大魔王レッズ本格復活とも。
平川の今更のフィット感は、後者の臭いというか、”落とし所”へ向けて順調に落ちている感覚をどうしても強く感じさせますが。


浦和?FC東京 

微妙に後味の悪い勝利。

J1第22節 浦和 ○3?2● FC東京(さいたま)

一応余裕・・・・なんだけど結構危なかったし。


自らが極端に大雑把な(笑)チーム目線で見ていた時はあまり気にならなかったんですが、やはりこう、J(1)リーグって気前がいいというか落ち着きが無いというか、よく外国人監督が「クレイジー」とかいうその意味が最近良く分かります。
ここんとこのレッズの特異な強さも、”リアクション”云々という「戦術」そのものよりも、その運用というか試合の進め方、その例外的なソツの無さやガメツさ(笑)という、Jリーグらしからぬ体質の方にあるんじゃないかなという。

現時点でもJリーグは十分に、上から下まで粒の揃った、バラエティに富んだ面白いリーグだとは思いますが、その基本的な”クオリティ”と実質的な”戦闘力”があまりうまくリンクしていないというか、勝つ気があまりないというか。(笑)
言ってみればソツの無い方が勝つ、というレベルを越えて(or下回って)、むしろ「自滅しない方が勝つ」というそういうレベルの競争になっているところが。


この日のFC東京も「戦術」的にはそれなりに成功していて、むしろ全体として”FC東京のゲーム”だと言ってもおかしくないところがあったと思いますが、にも関わらず攻守のディテールにあちこち穴や変な緩みがポコポコあって、正しい戦術が一つのまとまった「圧力」としてこちらに乗しかかって来るところまではどうしても至らない。必ずこちらに休憩や建て直しの余地が与えられてしまう。
え?それでいいの?じゃあ今度はこっちの番ね。

先制点の後、もう少し我慢されていたら。反撃の時、もっと集中して勢いを継続されていたら。

逆にそうしたチームどうしの戦いの中で、たまにレッズみたいにともかくも/その時のコンディションなりに隙を見せない、切れ目の無いチームとぶつかると、急に普段と違った息継ぎの仕方を強制されているような、酸素の薄いところに放り込まれたような感じになって、それに適応できずにそこまで好調を維持していたチームがいいところを出せずに、バタバタと勝手に崩壊する。「レッズの圧力に負けました」みたいなことになる。

こっちとしては「別に何もしてないのになあ」という感じなんですけどね、いつもいつも。
自滅だけはしないだけ。それだってもう少し我慢されたら、本当のところは分からない。
僕は基本”S”なんで(笑)こういう淡々と見下ろすような勝ち方は好きですけど(”熱戦”とか割りと鬱陶しい)、こんなんでいいのかと思うところはありますね。互いの為に。

ガンバもそろそろナイーヴな地が出て来たみたいですし、かつての「圧力」型F・マリはすっかり「玉砕」型の代表になっちゃいましたし(笑)、後は鹿島ですかね、そういう意味でのライバルは。
このまま互いに好調をキープして、年末(11/24)には一つ大人の戦いでも。
・・・・ところでレッズって”好調”なんでしょうか?(笑)。割りと”調子”良く回ってるのは確かなんですが。真面目に永井でしばらくイケそうですしね。平川は本当に代表呼ばれそうな勢いだし。


インタビューの山田さんの余りに澄んだ瞳に、僕らが総出でまぶしまくっているスーダラ一代男キャラは正しいんだろうかと、ちょっと疑問が湧いて来てしまいました。(笑)
ひょっとして、もんの凄く素直なだけなんじゃないでしょうかこの人は。いや、ほんと、ちょっとドキドキしてしまいましたあの瞳には。窪塚洋介かと。(ガイシュツですか?)
飛ばないでね。(おい)


神戸?浦和 

意外なところに落ちてた”大人の戦い”。

J1第23節 浦和 ○2?1● 神戸(ユニバ)

面白かったのに見てない人が比較的多そうで残念ですね。
さりとて”試合状況の描写”という作業が僕は苦手なので、一応J’s Goalのレポでも。


前回対戦時の印象が無いなあと思ったら、半分しか見てないんですね。どうりで。
ともかく始まってすぐに、いつもの相手とは違う感覚にちょっと戸惑いました。
あ・・・・見られてる。こりゃロクに見もせず突っ込んで来る相手を、オーレ!とあしらってすます(いつものような)わけには行かなそうだな。

別に神戸がベタ引きして来たとかそういうことではなくて(何だかんだJ1ってそういうチーム少ないですね)、ちゃんと中盤前からプレッシャーをかけて虎視眈々とハーフカウンター気味に狙ってくるそういう構えではあるんですが、その虎”視”っぷりが出色で。
プレッシャーのかけ方も遮二無二来るのではなく、行くゾーン流すゾーンきっちり約束事が貫徹されている感じでしたが、そうした戦術の成熟ぶりのおかげでしょうか、最終的に印象に残るのは、戦術は戦術として、個々人がちゃんと状況を見て、判断して、プレーを選択している感じ。良くも悪くも日本人のお得意の、スクールボーイ・サッカーではない。

逆に普段浦和が握っているアドヴァンテージ、対戦相手に与えるプレッシャーの本体もこれなんではないかと、神戸を見ていて思いましたが。嫌なもんですね「見られる」というのは。
見る、判断する、当たり前のようですが、日本で「良いサッカー」というとどうしても”一生懸命やってます”と看板ぶら下げて走り回るか、”理想のサッカー””理想形”という妄念の実現にかかりっ切りで、目の前の状況や相手をロクに見ないというようなそういうニュアンスのものに流れがち。

ただ逆に”見る”方に最初から重きを置こうとすると、単純に後手に回るか無駄と馬鹿を厭うあまり、結局労働量がズブズブに縮小するかになることがとても多いので、ある意味もういいんだよ、見なくていいんだよ、目ぇつぶってやるんだよというのが湯浅健二的サッカー論。(笑)
浦和がどうしてこうも上手く「見る」ことを戦闘力に転化出来ているのかというのは、一つは勿論それに相応しい成熟したor自己責任を引き受けられる選手が揃っているということでしょうが、もう一つは何か今のチームが形成される過程での幸運な行きがかりがあったんじゃないかなと、本格的に見始めたのは去年からの僕は想像してるんですが。


ともかく双方「見る」ことに長けたどうしの対戦は、見合って膠着するわけでもなく、むしろ局面局面でJリーグでは滅多に見られない細かい駆け引き、間合いの取り合いが多発する、大変面白いものになっていました。
最終的に勝負を決したのはやはり個々人の絶対クオリティと自信の差、特にゴールに近付いてからの落ち着きや集中力の差だったかなと。やっぱりね、慌てるんですよ神戸は、少し。ゴールに近付くと。それまでの落ち着きぶりが嘘のようというか、我慢が利かなくなるというか。伊達にこのクオリティで、それまで連続無得点に苦しんで来たわけではないなという。

それに対して浦和は、「見る」お株を奪われて慌てるどころか、あっそうニヤリと本気を出したかのように(笑)、更に集中力を研ぎ澄まして勝負所で力を爆発させる。
2得点はいずれも見事でした。意図的に、必要な分だけ、その時にギアを上げた感じが。半信半疑でしたが、どうもほんとに強いらしいですね。相手が強ければ更に強くなるという。シトンもサントスもいないせいか、去年ほどの厚みは感じませんが、ただ基本フォームはもう取り戻しているらしい。悪く言えば劣化コピーかも知れませんが、現実的には十分。

まあ神戸は後半落ちました、確かに。「見た」前半に使った、微調整の為の細かい運動量・スタミナの問題が一つと、先制されて必死になった分、その後は普通の日本人サッカーになってしまったのと。ここらへんが”ギア”を上げてもペースは失わない、浦和との差ですかね。


後は都築、相変わらず絶好調。そうそう破られる気がしませんね、今は。
平川も解説者は「思うように攻め込めずに抑えられている」と言っていましたが、別に相馬みたいにバリバリ突っ込んで行くタイプではないので、限られた機会の中で、あるいは派手には抜き切らないプレーの中で、それこそよく「見」た気の利いたボールをきちんと中に送り込んでいたと思います。持ち味は発揮していた。

ちなみにすっかり”時の人”のその平川(笑)の影で、なんかかわいそうなコみたいになってしまっている相馬ですが、彼の場合はむしろいい意味で「見ない」ところに持ち味があるんだと思うんですよね。
つまり「見る」スタイルには上で言ったようにズブズブになる危険もあるわけで、その時に遮二無二行ってくれることがチームを下支えしてくれる、推進力になってくれる。悪い意味で「見」てしまうチームの見本であった、’05年当時のヴェルディでは、正にそういう存在でした。(駄目でしたけど・涙)

レッズでは多くの場合「見る」ことがすんなりプラスになっていることが多いので、あまりそういう機会はありませんが、それなりにそういう役立ち方をしていた時期もありましたよね。
とはいえどうにも厳しい現状ですが。うむ。


もう明日ですか、次。忙しい。
なんか最近キーボードを叩いてるとすぐ疲れてしまって(特に腕が)、更新遅れ気味で申し訳ありません。


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