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名古屋?浦和(’08)&浦和?京都(’08) 

おみくじ2回引いたら、小吉と末吉が出ました的な。

J1第27節 浦和 △1?1△ 名古屋(瑞穂)
J1第26節 浦和 △2?2△ 京都(駒場)

ちなみに良い順の並びとしては小吉>吉>末吉だそうで、案外小吉っていいんですよね。
まあ実際名古屋戦の引き分け自体は、両軍ともそれなりに”小吉”的な気分だったみたいですけど。


ここんところのタカ・エジ2トップの今更の好調、良好な関係性の陰には、かつてのエジ上がり目タカ下がり目から、タカ上がり目エジ下がり目へと、位置付けが逆転(いつもじゃないですが)している効果があるようで。
まあ別に、”陰”でもないですけど。(笑)

それにしても高原が下がり目に入ると、「守備」や「中盤との関係性」という目配り、”束縛”に追われて萎縮気味になるのに対して、一方で下がり目に入ったエジミウソンは、高原を敵に対する矢面に立たせてむしろ/俄然、”自由”を満喫しまくって弾けているのが笑えます。
やってることはそんなに変わらないと思うんですけど、何たるパーソナリティの差か。

実際明らかにエジミウソンの脳は二割増し三割増しに働き出していて、アイデアの質と実行力が、ほとんど比較にならないほど高まっている。
一方で高原の方も、標的になる重さよりも地位が定まっている安心感の方が遙かに上回って、むしろ自由に冷静にプレー出来ている。
ブラジル人に必要な”自由”と、日本人に必要な”自由”は違うみたいな、まあそんな話ですか。山賊と侍。こらこら。(笑)

面白いのは”1トップ”(1stトップ)としてろくに機能しなかったエジミウソンのポストプレーが、下がり目で動き回る中で随所に結構効果的に出ていることで、時々ダブルポストみたいないい感じの機能の仕方をしていたりする。
この2試合で連続して見せている、スルッと入って来て妙に贅沢に時間を使ったヘディングゴールの上手さといい、やらされているのとやっているのとではこんなに違うものかという感じですが、さりとてエンゲルス就任直後のエジ1トップが、間違っていたとは思わないですけどね念の為。

あれはあれで、何かを変えなくてはいけないチーム状況では、ありな手だったと思いますし、それで実際チームも動き出したし。ただその後のフォローが何も無かったのが問題だっただけで。それ以上詰められることもないまま、どんどん劣化して行ったもんなあ・・・・
単純に飽きちゃったんだと思います、エジミウソンも(笑)。得にならないこと、楽しくないことはしませんからブラジル人は。


と、困った時書くことが無い時は、文化論に逃げるに限るわけですけど。(笑)
まあ無いわけでもないんでしょうけど、見つける気力がね。
チーム状態が一応向上しても、ほとんど(みなさんの)論調が、それに比例しては変わらないのは、結局不信感が大きいわけで。
心を開いて裏切られる、いやさ、放置されるのが嫌なわけで(笑)。このチームに何か投げかけても、レスポンスが・・・・
その中でも、粛々と拾えるものは拾って行くのが、正しい態度だとは思うんですけどね。

実際両試合とも、勝っていたら結構盛り上がれる要素はあったと思います。
名古屋の、今季ほとんどトラウマになりかけていたサイド攻撃の恐怖は一応鎮められたわけですし、京都戦の同点・逆転のシーンなども、そこだけ見たらほぼ全盛期の迫力でしたし。「鬼5バック」(前者)と「必殺個人技コンボ」(後者)、毎度お馴染みお家芸、新鮮味は何も無いですけど、やっぱりハマると強い。特に京都戦の2点目は好きですね。ポンテのクロス前のいなしと、高原のギリギリのタイミングのようで実は余裕の飛び込み、どちらも「レベルが違うんだよ、ハハン」という感じで、その後後半45分眠っていたとしても、僕は満足したと思いますけど。

”眠”り切らないのがねえ。
直接的にはやっぱり田原を抑えられなかったこと(と、それを含めた京都の布陣変更・撹乱への対応が遅れたこと)で、やっぱりトゥーリオがという話になりますが。
ただハイボールの跳ね返しはともかく、敵FWのマーク自体は常にトゥーリオが全部やっているわけではないわけですし、ストロング系ストッパー不足も前からのことなので、むしろトゥーリオのコーチング力、トゥーリオがいることによるDF陣の動きの連携と思い切り、それがあるかないかという、そういう意味での不在がより本質的なのかなと。・・・・つまり、名古屋戦では基本ツインタワーをよく抑えていたわけで。阿部などが。

もう少し、というところまでは来ているんですよね。「理想」ではなくて、「原状回復」という意味でなら。
この2戦くらいをボトムとしてキープ出来れば、ラストに向けて更に上がって行く、「強く」なっていく感じは見えなくはないと思うんですが。
問題はエンゲルスの用兵が、その流れを切らないか、ムードに水を差さないかですかね、やっぱり。
京都戦のも、実によく分からなかった。勝ちに行ったのか、行ってないのか。相馬とポンテを下げたのは、ACLメインと決めてのターンオーバー的意味合いなのか、それとも彼ら個人の問題を見てなのか。

勿論最終的にトゥーリオを投入したのは、勝ちに行った以外の何物でもないわけですが、そこまでがよく分からない。
逆に”ターンオーバー””休養”以外の理由で、2人が交代に納得するとは思えないし。だとすればトゥーリオ投入は未練だし無駄打ちだし。
細かいことを言うと、相馬→平川とそれに続く4バック変更は、戦術的交代(つまり相馬のままでは変更が上手く行かない)メインなのか、相馬休養がメインなのか。

聞けば何か説明はあるんでしょうけど、元々の信用度の低さもあって、どうにも常にメッセージが曖昧。
やり方さえ定まれば、選手は”やれる”ようになって来ているだけにね。
別に特別助けてくれなくてもいいから、足は引っ張らないで欲しい。このまま最後までこんなカックンカックンした(笑)運営を続けられると、しまいに本当に、「不動の」オジェックの方がマシだという話になりかねない。それだけは、心理的に”追い出した”身としては、言いたくないんですが。(言わないと思います(笑)、意地で)

信用のある監督なら、「休養させつつあわよくばの勝利を狙った」と、難しいバランスをはかったと、一応解釈できないことはないんですけどね。
それにしてもトゥーリオは無いですけど。残り何試合あると思ってんだ。『引き分けで良し』と公言して、頑として動かずに引き分けてくれたくらいの方が、モヤモヤは残るけれど論理的には納得可能。『引き分けで良くない』という反論は、また別の次元の話ですから。
結局ね、意志や論理が弱いから、「トゥーリオじゃなければ勝てない」という勘に、その誘惑に、つい従ってしまうんだと思うんですけどね。

その勘自体は正しいと思いますけど。ぶっちゃけ(笑)。でも管理者としては、本能に従っているだけでは。
小さな正しさの為に、より大きな正しさを失っては。


ま、トゥーリオのコンディションについては黙って天に祈るとして。(他に無い)
しかしどうすんでしょうね、こうなると週末の千葉戦。トゥーリオ出すのか出さないのか。
”出られない”というのが最悪ですけど。
出られなくはない、くらいで、でも先発はさせないでまた京都戦みたいな起用をして、しかしきっちりACLガンバ戦には合わせて来たりしたら、少し感心しますけど。

なんか心はすっかりACLなので、サボってくんねえかなあとか思ったりしますけど、トゥーリオに限ってそれはないか。
試合中のとは、また別ですから。あれは戦略的判断。(笑)


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千葉?浦和(’08) 

普通に千葉の方が強かっただけというか。

J1第28節 浦和 ●2?3○ 千葉(フクアリ)

いっぱい点は入ったけど、何だかとりとめのない敗戦。


そんなに書きたいこともないんですが、ACLに敬意を表してこっちはこっちで片づけておくか・・・・て、当たり前なんですけどね、一試合一試合書くのは(笑)。つらいよ過密日程。僕が。

もう一つのチームの方の都合(笑)があるので、(千葉に)”敗戦”という結果を知った上で半ギレ状態で録画を見にかかりましたが。
何してくれてんねん。せめて分けろや。応援しがいの無い。
でも見初めて5分くらいで、うーんと黙ってしまいました。
しょうがないないあ、これは。強い方のチームが、展開にも恵まれては、ビッグプレーまで出ては。
最大の痛恨事は、やはりトゥーリオを犬死にさせてしまったことですけどね。(まだ死んでませんけど)
だからサボれと(以下略)

高原は「どういうサッカーをするのかというものが全くない」と今更な嘆きを漏らしていますが、より正確に言うと「全くない」なりに、それでも「それなりに色々ある」という部分で何とか凌いで来たものが、それで凌げない今一番元気なチームの勢いとスタイル(というかやることかな)の明確さに、「全くない」部分が浮き彫りにされてしまったという、そういう試合だったと思います。
・・・・だから他のチームが相手だったら、また何事もなく適当な駆け引きの中で、それなりに自分たちのペースでやれるのではないかと、そうも思うんですが。勿論クラブW杯ではそれでは駄目でしょうし、ACLでは・・・・どうかな。微妙。”ジーコのチーム”(ウズベクのね)ならいかにもいい勝負っぽいですが(笑)、舐め過ぎですか。

それもトゥーリオがいてこそですけど。
それにしても、アウェー参戦サポのいつも通りの奮闘にも関わらず、フクアリの雰囲気にも終始圧倒され気味で、とにかく「いつも」では通用しない試合だったと、そういう感じです。頭痛くなって来たぞくそ。
まあ千葉とはねえ、勝つにしろ負けるにしろ、なんか噛み合わなくて殺伐とした気分になるんですよね、いつも。違うリーグのチーム同士みたい。
右翼老人vs左翼青年みたいな感じ?どっちがどっちとは、あえて言いませんけど。(笑)


ヨタはともかくとして。
突然、今更、出て来た梅崎とセルには驚きましたが、出て来ない方が良かったかもしれないくらいの見事な空回りぶりで。
上の高原のセリフは、本当はこの二人(特に梅崎)こそが言いたかったセリフでしょう。俺たちはなんなんだ、チームの中の。
出て来た理由は多分割りと単純で、無理やり先発出場の上前半から上げたり下げたりで(故障もしましたし)、さすがに「トゥーリオ大作戦」のタネが尽きてるのが明らかなので、負けてる残り時間何もしないわけにもいかないので、消去法で”オプション”としての出番が回って来たという。かつての岡野みたいな立場でしょうか。働き盛りのはずの選手が。要はトゥーリオとの、比較しようもない優先順位の問題で。

これも今更という感じですが、”ターンオーバー”的な、主力の休養的なこともあるはあるんだと思います。ていうか常に考えてはいるんだと思いますよ、あれで。ただトゥーリオの比重がどうしようもなく重いのと、用兵の引き出し・イメージが限定されているので、回り回って結局はいつも似たような起用になってしまうだけで。必ずしもベストメンバー主義ではない、オジェックとは違って。特に慰めにはなりませんが。(笑)
まあ”今の”梅崎をどう使ったらいいのかは、僕にもよく分かりませんけどね。移籍するのが一番かも(笑)。組み込むなら、もっと早い段階から構想しておかないと。セルの方は、使い続けていたら今頃もっと使いデのある選手になっていたんじゃないかと、惜しく感じますが。

高橋とか、高崎とか、どうしてるんでしょうか。元気でいるか。お金はあるか。今度いつ帰る。


ともかくACL、ガンバ戦です。
ここは勝たないと、勝ち抜かないと、本当に今年は何してたのかよく分からない感じになりますから。
負けるなら、ちゃんとガイジンさんに。大阪人じゃやだ。


ACL準決勝G大阪戦(アウェー) 

”あれ”さえ無ければ、MVPは相馬だったような気がしますが。

ACL準決勝1st 浦和 △1?1△ G大阪(万博)

上手く行かないものよね。次戦の出場停止が、割りと心配。


倒した/倒さないとかはまあ、いいとして。

先制点の場面は、結構凄かったと思います。
最近とみに精度の上がっている相馬の左足ミドルですが、あの時のシュートは多分、「弾かれたボールに誰かが詰める」というところまで冷静にイメージしたものだったと思います。で、その「誰か」が細貝だったのは、必ずしも幸運ではなかった気もするんですが(笑)、ところがその細貝がこれも冷静に、抑えた難しいミドルを決めてしまったという。ポンテか?阿部か?でも体形が違うな細長いなやっぱりポンテか?・・・・細貝だよ!というのが、その時の僕の思考回路。(笑)

こうした(多くはない)得点場面での気持ち悪い/卑怯な落ち着きというのは、ここ2,3年の浦和レッズの正に浦和レッズなところで、あのまま勝ち切っていたら、ほんと高笑いだったんですけどね。
相変わらずショボいしガンバ。攻守の特徴の違いはあれ、ウチと同次元のルーティン。とてもジェフ千葉様のレベルには。(笑)
”同次元”に落ち着かせてしまえれば、守備が特徴のチームの方が強いというのは、古今経験が教えるところで。
ガンバが強く見える時というのは、単にこっちより調子がいい(こっちの調子が悪い)時で、そこらへん、あまり僕にはリスペクトが無いというか、この組み合わせをライバルだともJの看板だとも、もっと端的に面白いとも思えないわけですが。
むしろライバルの不在が、レッズ第一次(?)黄金期の悲劇というか。オリベイラ鹿島とは、ピーキングが余りにずれ過ぎているし。

まあどっちも調子が悪くて見られたもんじゃないです、正直言うと。相手云々以前の問題。
トップチームのレベル(ていうか完成度)の低下というのは近年ちょっと深刻で、実際には今のチームの方が強いかもしれないけど、昔はこんなこと無かった、もっと説得力があったような気が・・・・と思って改めて歴代優勝チームとか眺めてみたんですが。
うーん、結局1シーズン制になって、かえってレベルが下がった気が、体感としては凄くします。必要試合数が増えて価値が上がるどころか。
それは対戦相手/ライバルを含めると特にそうで、2006年の浦和そのものは凄まじく強かったですが、一方で相手が弱過ぎたというのも切実に感じましたし。子供の中に大人が一人。
2005年の”混戦”は言うまでもないし、去年の鹿島は今度はこちらのコケ方が酷過ぎたわけですし。

結局「1シーズン」の長丁場で、万年過密日程気味の中で各チームレベルをキープ出来ない、完成度を高めるどころか崩れのフォローで大わらわというのが実態なのではないかなと。戦力もそうですが、どうも根気というか、精神的スタミナも足りない気がするし。だから日本は弱い・・・・のかも。
あんなに刹那的に見えた「2ステージ制」の方が、実は集中して中身が濃いというか。
まあとにかく、名古屋大分程度がここまで頑張れるのは、やっぱおかしいと、若干セルジオ越後気味に(笑)思ってしまいます。

まあどちらも、「無難」「淡白」という意味で、1シーズン制そのものに向いている気はしますけど。戦略なら凄いけど(笑)、実際には中位以下チームならではの気楽さというか、とりあえずこうやってみる、というスタンスでしかないと思いますが。
ガンバの場合は、色々あるようで結局外国人FWで決まる、という問題が、依然として。


話戻して相馬ですが、今季のレッズの中ではコンディション的にもコンスタントですし、ようやくすっかりチームの中軸メンバーとして安定した感は確かにありますね。ただちょっと微妙なところもあるんですけど。
それはつまり、レベルが上がったというより適応しただけに見えるところで、ヴェルディでブレイク→レッズに移籍した頃の、目指すはリーガの花形ウィンガーさみたいな、そういう勢いの延長にある”成熟”ではないように思います。・・・・まあ元々、そう本気で言ってるのは本人だけみたいな部分は、無くはなかったとしても。(笑)

簡単に言うと、ウィンガーとしては頭打ちというか結局壁を破れなかったというか、主役級ではないことを受け入れてしまったというか。突破”出来ない”ことを前提としたプレーの組み立ての方の、完成度が上がったというか。
全然出来ないわけでは勿論無いんですけどね、こだわるほど粘るほど、プレー全体の最大効果が薄れるという現状を受け入れてしまった感じ。戦術の変化や進歩を受けて、パスとドリブルや組織プレーと個人プレーの関係というのは常に弁証法的に変化し続けて、ある意味では今ドリブラーの時代とも言えるわけですけど、その次元に到達することは、あきらめてしまったというか。

相馬個人について最大の可能性を見るなら、ヴェルディでお山の大将のまま「成熟」して、のち直で海外行ってそこでヒエラルキーを昇るという流れの方が、可能性はあったような。レッズという複雑なチームで、変に無い頭を使うことに時間取られるよりも。(笑)
根本的に大した選手だとは僕も思いませんが、あのドリブルのテンションというのは、確かに日本人離れしたものがあって、そこは誰も教えられないところで。”思い込み”を成熟させるというのが、主観プレーヤーたるドリブラーにとっての「完成」だと、僕は思いますし。
出来ない奴には出来ないので。”ストライカー”同様。

ヴェルディがJ2落ちなきゃなあ。おっとっと、古傷が(笑)。ま、じき新しい傷になるかも知れませんが。(笑)


とにかく上手くはなりましたよ。守備の突っ込みどころとかも地味に覿面に進歩していると思います。(PK取られちゃいましたが(笑))
細かいことを言うと、ドリブラーとしての最終的な限界が見えた時に、ならば選択肢としてミドルシュートの威力を増さないと、プレーのコンビネーションが不自由だよなと、そう思ったところから割りと短時間で実際にミドルの精度が上がって来たんですが、それが元々力のあった右ではなくて、ヘロヘロしていた左だったというのが、ちょっと意外でした。練習したんでしょうね。

そうねえ、去年のクラブW杯が、相馬の夢の終わりだったですかねえ。あそこまでは確かに、まだ誇大妄想が生きていた。
その時のプレー体験自体のショックなのか、それとも不調にあえぐ今季のレッズでの出場機会の増大・安定による責任感なのか、それはよく分かりませんが。とにかく、大人になってしまいました。(笑)


”ACL”観点での感想は、「後半」まで終わってから、改めて。


ACL準決勝G大阪戦(ホーム) 

おしまい。

ACL準決勝2nd 浦和 ●1?3○ G大阪(埼玉)

正直ほっとしてる部分の方が大きいですが。


ついに、ついに、ついに、最後の魔法が、解けてしまいました。
前半、明らかにこっちの方が元気で、高原の見事な先制ゴールが入って、勝てると思ったか思わなかったかと言えば思いましたが、でも一方でトゥーリオにイエローが出て決勝の第1戦に出られないことを聞いた時に、まず思ったことは欠場が痛いということよりも、「休めて良かった」ということで。
ていうかほぼそのことだけで。真の関心が勝利に無いことが、自分にバレてるというか。

では何を望んでいるのかと言えば、それは一言”事態の正常化”または”チーム・状況の合理的運営・管理”みたいなこと。
”事態”とは何か、”正常”とはどういうことかとか、そういうことは聞かないで下さい(笑)。具体的に言ってしまうとかえって嘘になるくらい、深いところからの切なる願いなので。ある意味形は何でもいい、とにかくなんだ、何とかしてくれ。何でもいいから、という。
子供かよ。子供だよ。虐待・放置に耐え続けると、退行して子供に戻るんだよ。

まあ、トゥーリオ個人の痛々しさについては、別チームの監督さんの方にも、責の一端はあるわけですが。
休め休め休め。状態さえマトモなら、2010年の本番に突然出て来ても、ちゃんと働きそうな気がするしこの選手は。
トウカイテイオーかよ。それはともかく。


しかしガンバの前半は本当に死んだふりだったんですかね。だとすれば完全に騙されましたが。
ちゃんと「この一戦」に集中して”上げ”て来るレッズと、”ガンバ”であることに汲々として、常に「いつも」通りにしか出来ない、それがいざという時の後手踏みに繋がるガンバとの、別にレッズが偉いわけでもないけど決定的/運命的な違い、みたいな感じで、いったんは文案が勝手にまとまりかけたんですが。(笑)
いやあ、やっぱりでも押されてたように見えましたけどね、呑まれてたというか。かえすがえすレッズが偉いわけではないけれど、逆にこんなヘタレチームにも日本”代表”は任せられん、しょうがない今年も頑張るか嫌だけどと、変な覚悟を固めていたんですが。

ところがあの後半。ちょっと見たことが無いくらい、「マンツーマンの限界」「弱点」が、戯画的なくらいに露わにされ続けた恐ろしい後半。
山崎投入の時などは、明らかに西野監督は面白がっていたと思いますけど(笑)。またマーカー代えて、こう崩れるんだろうなと。その後の播戸投入は、積極性というよりも余裕。

非常にエンゲルス的な風景ではありましたけどね。良くも悪くも反応が敏感で、相手や状況の変化に積極的に対応し過ぎる。「対応」のレベルを越えて「追随」になっちゃうくらい。同じマンツーマンでも、ギドやオジェックなら、自分たちのオリジナルの配置を優先して、受け身に構えることで動かずに相手の選択肢を狭めて、一部を直接的対応に回して少ない動きで事態を収めようとするでしょう。
だから(例えば)オジェックがエンゲルスより優秀だと、言っているのではないですけど。ただ同じく無能でも、レッズの体質には合っていたかもしれない。それが最低限の、本当に最低限ですが、防波堤にはなっていたか。耐えるのみで着々と疲弊する、”最低限”ではありましたが。

その”最低限”に、腰の軽さで一瞬新風(エジミウソンやトゥーリオの起用法など)を招き入れて、でもそれによってチームが「動き」出してしまったことで、結果的にチームの基礎部分の崩壊に手を貸してしまったというのが、エンゲルスのやったことか。新しいものを作らずに、古い、闇でこそ命を保っていたものを、無防備に明るさにさらしてしまったというか。
盲目的に旧弊を固守する頑固者の神官(オジェック)と、無知ゆえに楽観的なお調子者の”改革”者(エンゲルス)、どちらがいいとは言えませんが。 逆にギドの優位は、ともかくもその伝統や風習の出来上がる過程に主役として立ち会っていたことで。より上手に、また当事者ならではの自信で柔軟にも対応出来た。コーチはコーチでしかない、というのも、エンゲルスを見ていると改めて感じることですがまこれは余談。

ガンバの”秘密”も、結局は「遠藤」なんですけどね。それが無ければ他に何があっても。
まあそれが上手く回るような努力を、人事を、西野監督が尽くしているのは確かですが。けっ、藤ヶ谷なんて、今だにプロのキーパーの”顔”になってないじゃないか(よく分からない八つ当たり)。山口智はプロですけどね。かつてのジェフの、”天才ボランチ”の軽味はもうどこにもない。それはそれで寂しいような気もするんですが。元々地味顔ではありましたが。(笑)
途中で3バックにするのとか、それ自体特段有効な手とは・・・・まあいいや。せいぜい頑張ってね。レッズには取れない”データ”を取って来てね。


で、つくづく思うのは、勝つって凄いなというか、勝ち続けてナンボだなというか。勝ち続けること自体に、明らかに独立した意味があるというか。
つまり「結局勝つ」という”物語”がこうして壊れてみると、その瞬間から浦和レッズについての風景が変わって見えるというか、ミニマムな現実が見えて来るというか。ていうか、もう負けていいんだよね?ああ、良かった。さあ負けるぞ。だって弱いんだもん。
でも勝ってる間は、やっぱり強かったんだと思いますよ。強いチームだと言うべきというか。人間にとっての現実は、必ずしも連続的なものじゃないんです。偏りと偏りが、複雑に結び付いているものなんです。まあいいですけど。(笑)

救いというかほっとするのは、中村強化部長を筆頭に、現体制はちゃんと終わるらしいこと。
「何事も無かったように次期監督ブッフバルト就任」みたいなシナリオも、高い可能性として覚悟してましたから。外国人だけちょこちょこ入れ替えて。
エンゲルスがグダグダ言ってるらしいですけど、さすがにね。大丈夫でしょう。ちなみにあれが「居直り」とかでなくて基本本気である、本当に自分が悪い/今の状況が深刻であるとは考えていないんだ、それだけ『サッカー観』が違うんだというのは、今季の「赤の陋屋」の多分唯一の積極的な論点ですが(笑)、もういいですね。

体制が変わってどれくらい良くなるかどんな変化が起きるかは、はっきり言って現時点では見当もつきませんが、まあ”このまま”ではレッズ・ファンの脳が本当に死んでしまうので、かわいそ過ぎるので、本当に劣って来かねないので(こら)、とにかく区切りがつくのはいいこと。
・・・・ただ”変化”を起こす主体は誰なんですかねその場合。「独立」してるだけに、逆によく分かりません。気持ちが悪いので早いとこソシオか何かにしませんか、と、無責任に言ってみますが。

今すぐ・・・・とかはまあ、もうどっちでもというか、些細な違いというか。
変に頑張ってもねえ。ACL出場権て、必要ですかねえ、来年の。ゆっくり立て直したい気持ちの方が大きいですが。
とにかく残り試合でのエンゲルスへの望みは、トゥーリオを潰さないこと。その為に切っとく、という考えはありますが。(笑)


高原は逞しくなりましたね。ある意味ドイツでも出来ない苦労をして、それはそれでサッカー人としていい経験に・・・・なってくれてたらいいですが。
ここまで孤立無援でかつ無策(つまりドイツでは少なくとも”プレイスタイル”についての具体的な論争や葛藤があったわけで)な状況で、自分の力を験されたことも無かったでしょうし。いい”ベテラン”になってくれると。なんかカズ的に長く続けそうなイメージも、出て来た気がするんですけど、最近。

レッズの将来については・・・・まあいいや。「この規模のクラブのこの規模のサイクルチェンジ自体、日本サッカーにとって良い経験である」的な、他人行儀な話しか今は浮かんで来ない。やっぱりね、応援している人にとっては、そういうことではないですよね。
僕もそういうタイプの視点が常にあるのは確かですが、結局のところギド・レッズ(+α)の強さに、独特の魅力に、wktkしたからここまで見て来たわけですし。今でもたまにwktkしますし。

先のことは分かりません、はい。


なんだかんだ「いちチーム」には、そうそう戻れないと思いますけどね。
慣性というものがありますし、否応なく固めてしまった存在感ということでも。ヴェルディだって、あんなになっても、未だに”ヴェルディ”ですからね。(笑)
各国リーグを見ても、やっぱり「ビッグクラブ」のサポのメンタリティというのは、ミドルクラス以下のそれとは否定し難く違うように思いますし。それはそれで受け入れるというか、そういう複雑性と折り合いながら、「築いて」行くというか。
バルサの「常にいいサッカー/バルサらしいサッカーを要求する」というアレも、単にサッカーの趣味や理念の問題というよりは、アイデンティティの”構成”の問題として、誰が決めたわけでもないでしょうが機能しているんだと思います。「地域」や「いちクラブ」性だけでは、持たない。

だからどうしろとは言いませんけど、やっぱり僕は、「ビッグクラブ」としての浦和レッズに、興味を持ち続けて行くんだろうなあと。
サッカー的には・・・・これもやっぱり”勝利至上主義”寄りなのかなあ。今更爽やかさで売られても、気持ち悪いかも(笑)。「積極性」は、”チャレンジ”ではなく、えげつない”圧倒性”として、現れて欲しい。まあ「規模」が自然にそこへ導く、という気はしますが。

まあしかし、エメルソン的な「縦」「速」から、今に至るスタイルに、よく短期間に変わったものですよね。
どちらもそれぞれにJの歴史に残る強烈な印象のもので、そうそうは無いことだと思いますが。だからもう変わらないのか、だからまた変われるのか、夏にオシムにオファー出したらしいですが、それは余りに無理があると思いますが。そこまで自己否定的というか、更地には、今更なれないしなってもしょうがない。逆に無責任な気がしますが。(まあ実際には乏しい人脈の中から知ってる名前に飛び付いただけでしょうが)

もう少し色の無い人を。というか、馴染んだ名前で回してる閉塞感自体が、実は結構事態の本質のような気もするわけで。
”やり方”なんて、実は意外と気のせいなんですよね(笑)。変化・流動自体に意味があるというか。
特にJリーグのような、(世界的に)「トップリーグ」じゃないところではそうで。「外部」や「上」がくさるほどあるんだから、目を向け続けないと。

どんなの引いて来るのかな。
こればっかりは、どのクラブにとってもどんな体制のクラブにとっても、かなりの部分運。でそれがまた大きいんだ。(哀)
今、これから来季の開幕までが、一番楽しいかもね。(笑)


分かりませんと言いつつ、結構書いたな。


監督話(転載) 

やはり、反応せずには。(本館より)

東京V柱谷監督 J2降格でも続投有力(スポニチ)

東京Vの柱谷哲二監督(44)が来季も続投することが決定的となった。30日、萩原敏雄社長(72)が「今のところ代える理由は何もない」と語ったもので、J1残留が決まり次第、正式に続投を要請する。
(中略)
現在14位とJ1残留争いに苦しんでいるが、「J2に落ちてもやってもらうかもしれない」と萩原社長。


天皇杯ディエゴ起用問題に続き、テンションだだ落ち情報。
「今年に限り」「”柱谷監督”としては」よくやっていると、基本的には好意的な評価の方を多くしていた僕ですが。
ただ一種のモラルの問題である”評価”と、現実の問題である今後の展望や期待の問題とは別なわけで。

個々の監督の評価は人それぞれでしょうが、結局毎年ここらへんについてサッカーファンが悩まされるのは、意思決定をしている人のほとんどが、「サッカーの人」ではないということで。(ウチで言えば萩原社長)
「サッカー的文脈」でないというか。

日々色々残念だったり不本意なことはあれど、それがサッカー内の、上の出来事であるならば、そういうこともあると受け入れるのは可能だし義務でもあるわけですが。じゃないと見れないというか。
ただこういう大きな決定の時に限って、むしろそうでないタイプの意思や要因が主力としてからんできて、辛抱や自制心のかけ金をボンと外してくれて(笑)、パンドラの箱的なものを開けてくれる。溜め込んでいた不満がここぞとばかり噴出して来て、なんかいきなり嫌になる

「代える理由はない」との萩原社長ですが、問題はその「理由」というのが要するに「責任」とか「口実」とか「契機」いう、『政治的』や『法的』なタイプのものであって、今後実際にどうなるかという、サッカー的競技的な展望には基づいていないということで。
別に野党が政権交代を狙うとか、国民を代表して鬱憤晴らしをするとかいう話ではないので、正味責任なんてどうでもいいんですよね、よっぽど人格的に問題のある監督でもない限り。場合によっては「結果」すらさほど問題ではないかもしれない。サッカーには色々あるということをみんな分かっているわけですから。一般”有権者”より遥かに民度は高いんですよね、我々は。この世界に限った話では。自分なりに因果関係は理解出来てる。

だから逆に「代える理由」がなくても「続けさせる理由」がなければ、何の悪感情も無く淡々と辞任を要求したいわけで、別にそれは”引責”とか筋論とか起訴理由(笑)とかではなく、純粋に期待値や展望の問題。
勿論「展望」そのものはこれまた個々人によって違うでしょうが、問題はそれが少なくとも我々と同等の権利を認められる/仲間の一人として感じられる”誰か”の判断かということで、残念ながら萩原社長を筆頭に、たいていの意思決定者はそうではない。


浦和社長緊急渡欧バイエルンで監督探しへ(日刊)

浦和の藤口光紀社長(59)が30日、来季新監督のリストアップのために緊急渡欧した。(中略)
関係者によれば、既にバイエルン側に新監督候補のリストアップを依頼済み。同クラブ幹部との話し合い次第では、新監督候補の絞り込み作業に入る可能性が出てきた。

藤口社長は「監督を含め、すべて今シーズンが終わってから」と前置きした上で、自身の持つ来季監督のイメージを説明。「ゲルト(エンゲルス監督)にもお願いしているが、若手を育成しながら勝つこと。難しいが、育てながら勝つという方針は来年も変わらない」と明かした。


こちらは浦和の話ですが。

じゃあ例えばこの元日本代表の”サッカー”選手であるらしい藤口社長(Wiki)なら、同等の権利を認められるのか「仲間」なのかというとそれが微妙で。ウチの素人社長の陰にも、例えば一応加藤善之強化部長とかいう”玄人”はいるはずなんですが、それも同じ問題。

「自分とサッカー観が同じじゃなきゃ駄目だ」なんて無茶は勿論言えないわけですが(笑)、それでもやっぱり一定程度の共通性やバックボーンの共有は要求したくなる。彼らの見ているものと僕の見ているものが、同じ競技なのかということには、正直半信半疑と言わざるを得ない部分がある。・・・・特にJリーグの場合は、日本リーグやオフト以前の時代からの”ギャップ”や”ジャンプ”という、依然無視し難い問題の影響が残ってるので、世代的に。

ある程度は個人差の問題ではあるんですけどね。日本人監督の能力と年齢・世代の、近年の混沌とした関係を見ていても。頭を切り替えられている人といない人と。

・・・・いや、あのさあ、「育成」と「勝利」という二分法って、むしろプロ野球を見ていた時代に主に使っていた二分法なんですよね、経験的には。”戦術”や”内容”が、サッカーほどには直接問題化されない。
浦和が駄目なのは、「若手の育成」に成功してないからじゃないじゃん。エンゲルスが悩んでいるのも、勝利を取るか育成を取るかではない、事実として。結局野球頭なんじゃないのこの元サッカー日本代表選手のはずのおじさんはと、片言隻句からながら、思わずにいられませんが。やるのと見るの(と、そこから考える)とは別か。

だいたい野球に比べて選手寿命が短い&早熟傾向があって、遙かに年齢層が圧縮/混然としているサッカーで、「若手」という概念も曖昧だし、独立テーマとして弱いし。
逆にそんな条件出されても、あちら側の”新監督候補”の方が、困ってしまうんじゃないでしょうか(笑)。言われなくても使える選手を使うよ、抜擢もするよ、自分の色を出す為にも。別に今だって特に年齢の高いチームでもないわけですし、レッズは。

間違ってる、というよりもピントがずれてるんですよね。本当の意味でサッカー文脈で思考してないというか。



とはいえ世界のサッカーを見渡しても、「ソシオの選挙で選ばれた会長が人事を取り仕切る」バルセロナくらいしか、少なくとも”制度”として正当性が期待できるクラブは目ぼしい例として見当たらないわけですが(無くは無いでしょうけどね)。ただ全体としてサッカーが好きな人が多いので、意思決定を左右する立場にある人がサッカー文脈で考える可能性が、日本より大きいことが期待できるという現実があるだけで。

なかなか救われない。経済規模&社会的関心が小さい、歴史が浅いついでに、むしろJリーグなんて世界的モデルケースとして、何か自己改革・制度設計出来ないものかねと、時々思いますが。
いっそ”独裁”ついでにもっとやってくれれば良かったのに、カワブチ、とか。
せめて今作っている最中の小さな/下部カテゴリーのクラブは、そこらへんよーく考えて欲しいですね。どうせ儲かりゃしないんだし(笑)。ならばせいぜい気持ちのいいものを。

”立憲君主制”みたいに出来ないかね、企業側代表の「社長」は社長として、多分存在は仕方ないとして、その下に何か実効性のある組織作って。あるいは社長は無理でも、GMを選挙で選ぶとか。思いつきですが。


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