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ナビスコについては 

後で2戦まとめて書く予定ですが。

本館の代表戦エントリーとして、フィンケについて多めに書いてますので、興味のある方はどうぞ。

キリン杯ベルギー戦 (みどりのろうごくblog)


こっちだと最近は「分からない」前提が多いですけど、外向きに書くと「分かった」ような態になるのが不思議。(笑)
まあ要求水準が違うのでね。”自分の”問題と、一般論と。

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ナビ杯浦和?新潟&浦和?磐田 

いい時は全ていい?

ナビスコ杯Gリーグ第4節 浦和 ○2?0● 新潟(埼玉)
ナビスコ杯Gリーグ第5節 浦和 ○1?0● 磐田(駒場)


そんなに勝つべくして勝った感じはしないんですが、浦和には恒常的にあったモチベーションや前向きさが、相手には無かったと、相対的/総体的にはそういう感じ。


新潟戦メモ。

・西澤は今まではよくいるスピードメインのライトサイダーという以上の印象が無かったんですが、この日はモチベーションの高さも相まって、球際や”前へ”出る力の強さ、がむしゃらさみたいなものを強く感じました。
・直輝以下の”黄金”世代のようなモダンさおしゃれさは感じませんが(笑)、個人的資質かなと。言ってみれば細貝のような。
・でも判断が基本的に積極的なのは、いいと思います。
・結果足攣って90分持たなかったのはこの試合に関しては微笑ましかったですが、2試合続くとムキムキ短距離タイプかい?という、疑いも。
・ただしフィンケ・サッカーに何よりも必要な「運動量」は、総量や持続時間の前に「単位時間当たりの投入運動量」だと思うので、その意味では少なくとも、構想には入って来れるだろうと。
・逆に三都主が評価されないのは、自己判断で状況を”見”過ぎて、変なセーブの仕方をするからかなと。
・三都主なりの「主体性」ではあるんですが(あとはやっぱり不安)、まず信じて”投げ出す”方が、優先順位が高い。
・....と、故障者に鞭打つようなことを。(笑)
・その意味では高原は、どんなに結果が出なくても何らかそこらへんで、フィンケを満足させるものがあったのかなと。
・惜しみなく”投げ出”してかつ持続もしてしまう、直輝の異常さよ。(笑)

・この試合も見せつけた、峻希の”初動”の速さ。
・その理由の一つでもある、「速さ」と「巧さ」の融合性の高さ。
・やはりまあ、石川直を思い出すけど。
・直輝は別格として、好きだなあ、この選手。見てて楽しいというか、ストレスが無いというか。
・ただし余りにも”バランス”がいいものは、奇跡過ぎて長く続かなかったり”ストレス”が無さ過ぎて埋没したりするので、注意。
・つまりいったん不調に陥ると、どこがどのように良かったのか、自分でも思い出す取っ掛かりが見出し難かったりするので。
・あるいは便利遣いされて色褪せたり。次に当たった「成岡」などのように。
・まあ今はマルチロールを互いに交換し合うフィンケ戦術なので、むしろぴったりなんですけど。
・その上で、その中で「仕事」人としての自分もアピールして行って欲しい。
・怪我しないでね。


磐田戦メモ。

・おめでとう高原。
・周りの選手の反応を見てると、ちゃんと受け入れられていた愛されていたんだなというのが、伝わって来ましたが。
・しかしもう3年目かよ?(笑)。まったくそんな感じがしない。
・創業(?)以来の体質だと思うんですが、どんだけ選手保有の懐深いんだよ、浦和レッドダイヤモンズ。
・誰でも何となく、いることは出来るチーム。いたければ。(笑)
・それだけに永井の出て行き方は、ちょっとショックでした。
・高原自身の今後については、正直よく分かりません。
・レギュラーメンバー/リーグより、フィンケサッカーの機能性・純粋性が落ちていたからこそ、居場所が得られているという側面も、感じなくはないですし。
・ただ逆にフィンケ・サッカーの「安定」「日常化」の仕方のイメージとして、この2戦にモデル性がある感じも少ししているので、考えどころだというのと。
・元々それほど”過激”ではないかもということは、この前書きましたね。
・ま、考え中。というか、やはり、ある程度メンバー揃った状態での今後を見ないと。

・黄金世代”最後の男”(らしい)永田クン登場。
・そう言えばシーズン前の左サイドの予想スタメンには、結構挙がっていましたね。
・あれ?「野田」の方だったかな?ごめん、記憶が。どっちも”田”だし。(笑)
・ともかく攻め上がり時のランの質には、いきなり驚かされました。
・躊躇無く”走る”というのと、それがその時のチーム状況と”噛む”というのと。
・このサッカーでのサイドバックの攻撃参加は、中盤の”回転”に”被せ”てそれを更に加速させたり変化をつけたりということが要求されるわけですが、その意味での可能性は今まで見た中でも一番。
・守備力や安定感とかは、まだよく分かりませんが。
・フィジカルや経験の足りなさは置くとして、本来的に、どのようなスタイルなのか、お調子者ではないのか。(笑)
・余りにも”調子”が良過ぎた故の、不安というか疑いが。
・それにしても、ほんとに黄金臭いな浦和ユース。
・別格には違いないにしても、「山田直輝」”生え”て来る土壌としての、説得力が大いに。
・ガンバユースも上手いんだけど、個々人の選手の”牧場”みたいなイメージが強い。
・浦和のはほんと”チーム”ごとというか、異質の磁場や精神性が、好影響の増幅場として全体のレベルを上げている感じ。
・逆に素材的なところは今いちよく分からない。ある意味完成された選手の集団なのかもとか。
・サッカーというスポーツに必要な早熟性では、あるにしても。
・”アカデミー”だよね。ヨーロピアンというか。まあ本質的には似たようなものは、これまでも各クラブの名門ユースには、あったんでしょうけど。
・以上、1分も見てない人間による、アウトプットからのプロセスの類推でした(笑)。”幻視”とも言う。


勝つことが出来たのは、何か新潟と磐田の”不発”によるものが大きかった印象はあって、このクオリティで例えばリーグが勝ち抜けるかというとうーんという感じですが、ただ冒頭でも言ったように、浦和の全体的なモチベーションの高さやムードの良さが、”恵まれ”をきちんとものにするだけの持続性や漏れの無さをもたらしていたという、誇るべき要素も同時に感じました。
いや、フィンケのどちらかというと固定的な選手起用を考えると、結構驚くべきレベルのものだなあと、素直に。
・・・・そうね、全体がそのまま、”フィンケのアカデミー”としての一体感を、既に得ているのが想像されるというか。ユースのそれも上手く吸収して。見える部分だけではフィンケレッズは測り切れないんだろうなと。まあ割りと秘密主義的な監督さんのようですし。秘教的というか。(笑)

マスター・フォルカー。お目もじ叶い、光栄に存じます。
正直”イビチャ”さんよりも、与えられた素材・環境はいいですしね。と、これは余計なこと。
マスターと良質の素材と、かつ”ビッグクラブ”の恵まれ過ぎた結びつき。
でも再開したらリーグ戦は、忘れずに厳しく追及して行きますよお?(笑)
余り気にしてなかった/期待してなかったけど、結局めでたくナビスコ(Gリーグ)は勝ち抜けそうなのね。ふーん。


ナビスコ浦和?大宮戦 

うっすら完成形が、見えて来たような。

ナビスコ杯Gリーグ第7節 浦和 ○6?2● 大宮(埼玉)

”乱戦”という見かけよりも、内容のあるゲーム。


何から書こうかしら。
とりあえず大宮は酷いよね。リーグの中でも資金力のある方なのに、使い方がわけわからなくて他人事ながらいらいらする。
一番いらいらしているのは当の大宮サポでしょうから、余り言いたくはないんだけど。
おおもとはやっぱり張外龍監督でしょうけど、今年の場合は。まあそもそも呼ぶのがおかしい。乏しい戦力・資金を、ファイティングスピリットで行けるとこまでという、どっかの田舎のJ2クラブが呼ぶのならともかく。上を目指す(せる)J1中堅クラブが雇う監督では。
・・・・稲本?
違うだろ、それは。なんだその無駄に豪華な泥縄は。ヴ○ルディのオハコを奪うなこの野郎。(もうヴェルディはそれを出来ないけど)

名古屋が脱皮したと思ったら、次は大宮か。
まあ「中位」ですらないですけど、大宮は。


さてレッズですが。
この日のキーワードは・・・・”サイド”かな、”ワイド”というか。
まず直輝緊急復帰で実現した、直輝・原口の、ユースっ子両ワイド。これがまずなかなかのホープフルで。
実際には直輝はこれまでの延長で、中寄り/トップ下気味にプレーすることが多かったですが、これはむしろあんまりいくないというか、この日の空回り気味のプレーの一因というところもあったと思いますが。
直輝がもうちょっとお行儀よくワイドっぽくプレーしたと脳内修正した上で(笑)、この組み合わせを考えてみると、一番良かったのはこれまでピンと来なかった”(左)MF原口”の、機能するイメージが分かったということ。ポンテなりエスクデロなりという、”重し”タイプの脇(&”2トップ”の下)で、流動性要因を一人でこなすには、少し原口では融通性に欠けるというか、狭い箱の中でハムスターがくるくる回ってるような風情もあった(笑)んですが、相棒が直輝になって両方動けるという条件が揃うと、曲線的な直輝と直線的な原口と、微妙に個性をずらしながら代わる代わる目まぐるしく動き回って飛び出し合って、いきなりダイナミックになるというか、原口のスピード感がそのままチームのスピード感に素直になってる感じで、おお、これでいいかも、次の次のクラブW杯制覇用のチームの雛型が見えたかもと、そういう先走った幻を見てしまったりしました。(笑)

ただこれは多分必ずしも僕一人の幻ではないと思うフシがあって、それは試合前のフィンケが漏らしていたという、右に西澤と直輝、左に永田と原口という、若手を揃えた両アウトサイドへの、「楽しみでしょフフフ」的なコメント。
一方でフィンケは粘り強く高原の再生作業も進めているわけで、つまりは「ベテラン/重鎮」で割りと堅実に真ん中を固めて、逆にアウトサイドは「若手/遊撃部隊」が思う存分暴れ回るという、そういうチーム構想が見える気がするんですね。これまでも両方重視している、意外とアヴァンギャルドではないという話は、して来ましたが。

これは現在のレッズの(前チームから引き継いだ)チーム構成ともほぼ合ってますし、また仮に「大物外国人」を取るにしても、それはCBかボランチかCFに置けばいいと、そういう住み分けもきっちり出来そうですし。
まあ来年ポンテをいきなり弾いたりはしないでしょうが、若手の成長いかんによっては、FWメインの起用に追いやる可能性くらいは、あるかなと。
そりゃ三都主に用は無いよなあ、とか。そういうのも。


更にそれと開幕当初布いたオリジナル布陣が4?2?2?2であった(攻撃時4?2?4or2?4?4でしょうが)ことにしつこくこだわると、フィンケの”パスサッカー”はショート展開ながらサイド中心、あんまり中央は使わないと、そういう特徴も改めて見えるような。
ワイドに開いた布陣で、両サイドを”それぞれに”攻略するんですね。局面では小さく即興的なんだけど、俯瞰で見ると割りと大きくすっぱりしてるというか。” 2トップ”も2トップのコンビでどうこうというより、左右それぞれ用に”ターゲット”が二人いるという、そういう感じか。今後も清水秀彦さんは、「中央を使えてない」と怒るかも(笑)。ま、そこらへんは細貝あたりに、たまにひと味加えてもらうとしてと。(笑)
・・・・と、言うことを考えたのも、この試合のサイド”それぞれの”コンビネーションが、かなり”それぞれ”に上手く行っているように見えたからで。だから直輝は少し動き過ぎのところがあった。基本ヴィジョンとずれているところがあった。かも。

全体を見ても、一言で言えば安定感があった気はしますね。
それはこれまで先鋭的に意識されて来た、”密集”の作り方やそこからの”展開”とかゴールに迫るパターンとかいう「中身」の問題より、どちらかというとシステムという「入れ物」の自然整理力が先に立っているようなそういうもので、ある意味での陳腐化なんですけどね。一つは多分、メンバーだだ抜けの中で、一試合一試合何とか勝ち抜いて来たやり過ごして来た、ここのところの”現実的な”戦いの中で育まれた。

では元の木阿弥ただのチームになっちゃったのかというとそういうことではなくて、例えばこの試合で言えば、特に最終ラインとボランチ列とのパス交換、ビルドアップのようなビルドアップじゃないような微妙な段階のそれが、それなりに敵FWのプレッシャーを受けながらも、普通より少しずつ長くて、少しずつ広くて、野心的で、リスキーで、でも自信の裏付けが感じられて。
”パスワーク”のチームであるということが満遍なく浸透しているのが感じられて、そのさりげなさがちょっとだけ瞬間バルサじゃんみたいな、そんな幻も見えて。(笑)

「パスを回す」のが本当に当たり前になって、当初教え込まれた&こちらも意識していたいくつかのパターンということでは最早なくて、普通に試合進める中で局面に応じて適宜出て来る感じで。
ちょっと褒め過ぎかも知れませんが。相手もヘボかったですし。本当はもっと”先鋭的”な部分も必要なのかも知れない、もっと追求する部分が。でも一方でフィンケの意図する落ち着きどころとしては、ここらへんのような気も。


新しい要素としては、やはり永田が台頭して左に一つの軸が出来たのは、大きいですね。
ぶっちゃけこの日は割りとミスが多かったというか、上がってから軽いプレーで変な取られ方をちょいちょいしていましたが、彼のプレーイメージのフィンケサッカーへのフィット感が、チームの新生感を本格化させたというか。細貝や平川で、”お茶を濁し”てるんじゃなく。(笑)
個人としてもとても面白い/いい選手だと思います。スピード・テクニック・運動量は言わずもがな、どちらかと言えば”WB”的な瞬発的反応力を持ちながら、しかし4バックのサイドとしてのトータルイメージもちゃんと持っている、無理に”コンバート”しているような感じではない。そして中盤と絡む時は、中盤の選手のような、細かいプレーも出来る。
ミスがあってもあんまり気にならないのは、独特の気の強さというか前向きさがあるからですし。(笑)

ただし対面の西澤の適性については、未だ?な部分もありますが。
この日もなんやかやと途中退出してしまって、おかげで峻希が後ろに下がらざるを得なくなって、乗り遅れまいと「手柄」立てる気満々だったのに、気の毒でした。(笑)
瞬間的にはいい選手なんですけどねえ、90分トータルでちゃんとやれるように、なれないなら次世代レギュラーの座は、まだ保証出来ませんね。

赤星とかは、去年せっかくJ2で実績積んで帰って来たのに、一人不遇をかこっている感じですが、要は中途半端なんでしょうね。
上で言う”中央”用の重みも無いし、”サイド”用の軽みも無い。上手いけど速くはない、”若手”。西澤は速い分、目をかけてもらってますが。
普通の上手い選手は現状要らない感じで、ある意味三都主とも、似たような立場。ボランチの部分に割り込むか、出来なければ必要としてくれる他のチームにまた行くか。能力自体は、あると思うんですけど。欲しいところは、必ず。


高崎も小池も、レンタル先で大いに活躍してますし、なんか贅沢ですな。(笑)
これに梅崎と堤も、いずれは帰って来るわけでしょうし。
まあフィンケは意図して”作り変える”部分は余り大きくなくて、基本流れに任せるというか、中を取るような感じのマネジメントをするようですが。だから先を見るというよりは、一つ一つの出来栄えを、鑑賞する感じで。

まあまだ一年目ですけど。隠してる本性が、あったり。(笑)


横浜FM?浦和(’09) 

”完成形”が邪魔をした?

J1第14節 浦和 ●0?2○ 横浜Fマリノス(日産)

ような気がしますけど、よく分かりません。


フィンケもたまげた(笑)総崩れ、以下一つの想定として、上の”仮説”に基づいて言ってみますが。
どこまで本気なのかは自分でも。イマイチ。

一つのキーワードとしては、まず前回お祭りムードの陰でこっそり言っていた(笑)「陳腐化」というのが、遠因としてあり得るかなと。
故障者&代表選手抜きで、かつそれまでの一番の不適応選手高原を否応なしに巻き込みながら、必ずしも”トップモード”ではない状態で一つ一つ、どちらかというと目の前の現実を優先しながら結果を出して行ったナビスコの戦い。
そのラストに出現した、フィンケのもう一つの顔らしい、きれいな4?4?2と分かり易い役割分担による、(リスクを抑えた)サイド攻撃メインの、ある意味”穏健”な枠組み。
それと偏執的でフリーキーな、渦巻いて暴れ回るねずみ花火のようなショートパスサッカーという「核」、それらの兼ね合いの中でその時々において”フィンケサッカー”というものはあるんでしょうが、この試合ではナビスコ的戦いの中で進行していた「核」の緩みと、高原の組み込みと一石二鳥的に変に落ち着いてしまった上記「枠組み」(の陳腐性)、それにやけに華々しかった大宮戦の結果によってもたらされた「自信」が、どちらかというと過信に作用して、非常に怠惰で潜在的なモラルの低さに結びついた、悪しき要素の”コンビネーション”を形成してしまっていた。

要するに、”完成者”然と楽して悠々とプレーするイメージがどことなくチームを支配していたということですね。最初だけ気分だけ”フィンケサッカー”でも、例えばそれはこの日初めて見た人には、そもそも何をやろうとしているのか、特に差別化出来ないような水準に落ちていたかも知れない。
上手くはなっている。こなれてはいる。蓄積だって無くはないし、自信があるのも悪いことではない。でも今は、まだ”がむしゃらさ”や(形を決めない)”オープンさ”の方を優先すべき、いい意味で駄目もとでやるべきそういう段階、その程度の実力、なのかも知れない。

それについては、僕の考え通りなら、はっきり言ってフィンケ自身の責任もあると思います。
「形」にはめに行ったのはフィンケですし、代表選手の復帰を受けて、余りにも”無風”感の大きいスタメンをこの日組んでしまったのもフィンケですから。特に色々な人が言ってますが、やはり”細貝左SB”には、一定の理解はしつつも、あーあ感を感じるのを止めるのは僕も難しかったです。無理やり時計が戻されたような。・・・・だから”完成形”とは言っても、実際にはその重要なピースである「ピチピチしたサイド」(笑)は、右の山田暢共々、予め欠けていたわけですが。残されたのは中央の、停滞に近い安定感だけ。

とにかく、ちょっと楽しようとしたら歯止めが利かなくなっちゃった、先手必勝の戦術なのに後手に回ってどうしようもなくなってしまった、しまいには言うだけ野暮の”前がかりの守備の脆さ”も、今更剥き出しになってしまったと、そんな感じでしょうか。


その「形」については、大宮戦に引き続いて、やはりサイドに縛られない山田直輝の”縦横無尽”な動きが、どうも依然として浮き気味上滑り気味で。それはプラン的に、近々のチーム仕様的に少し過剰なのと、周りのテンションそのものが、追い付いて来てないというのと。
疲れ気味で調子自体が微妙にピーク落ちしているのは、駄目押し要素でしかないと思います。絶好調なら、個別のコンビネーションや反応性や正確性で、ともかく結果を出して全体の崩れの糊塗の役に立ったかもしれませんが、それは今、望むべきことではない。
そこまでガツガツ勝負がかりのシーズンではないし(目標ACL圏内?)、何よりまず、スタイルそのものを、作っている段階ですし、言うまでも無く。

いずれするだろう海外雄飛先で、いつも”本来の”プレーばかりさせてもらえるわけはないですから、いずれはある程度枠を限定したプレーでもさほど威力を落とさないことを直輝も覚えるべきではあるでしょうが、今他ならぬフィンケレッズで、直(ちょく)にそのことが問題になるとは思えませんね。直輝が浮かなければいけないようなチーム状態をこそ、嘆くべきで。(チームの)”調子”の問題と、”仕様”の問題と、両方において。
例えば中央がもっと盤石なら、存在感・力を示せれば、直輝の「スタイル」もそれに合わせて、自然に最適化されるだろうとそういうこともありますし。


本題に戻して、ではどうすべきなのかということですが。「何」が問題なのか。
コンビネーションと動き不足で、パスワークのクオリティが低かったという、事実までは見て分かるとして、それを以前のレベルにまで戻して、それでどうするのか。個人的な思考としては、それで最後までゴールまで攻め切る先鋭性(少なくとも目標としての)と、それを支えるある種の”パターン”性というのが中断前の関心事だったはずですが。その一例として、”ヴェルディ的なゴリゴリの中央突破”なんてものも何となく挙げつつ。
ナビスコ大宮戦で”見た”「完成形」としては、その方向は全く取らずに、むしろサイド特化、左右分担的な方向性で、それで山田直輝も得意の神出鬼没をやや縛られて、それで上の話に繋がるという、そういう流れ。

もう一つそれ以前の問題としては、4?4?2のオリジナルポジションを比較的重視する雰囲気の中で、それでゲームマネジメント的に安定した部分はあったとしても、そもそもの(ポジションにこだわらずに)『密集』を作る集中した動きと、それによるビルドアップと攻撃の始点の明確性みたいなものが、マリノス戦ではやや曖昧化していた。それで”帰るところ”を失ったというところは、あったはず。
・・・・正直に言うと、”作り方を忘れている”ように見える部分すら、ありました。少し緩めたら、全部ほどけちゃったというか。
他チームと比較しても今年のレッズの特徴は、むしろその”最初”の部分の開き直り方で(笑)、フィニッシュに至る部分はそれほど意図して独創的ということはなく、最初の動きからの要するに延長と、後はやっぱり山田直輝の個人的機知に面目を依存するところが大きかったわけで。

まとめると即興的集中的なショートパスサッカーの原理原則と、その安定的な運用との兼ね合いをどうするのかというのと、フィニッシュへのルートをどう思い描くのかというのと。・・・・その”思い描く”内容としては、「中央」と「サイド」の他に、「特には決めない」というのまでが、含まれているはずだと思いますが。
で、僕の観察では、フィンケはここのところ割りと急激に「安定」と「サイド」への志向を強めていて、それがこの試合では、他の条件と合わせて悪い方に影響が出てしまったと、そういうことなんですが。


正直、強く言うには余りにも材料不足なんですけどね。
この1試合だけについてなら、悪いことが重なって色々一気に崩れた、と、一応それだけでいいような気もしますし。
ただ次以降も繰り返すようなら、あるいはフィンケの修正の出方によっては、やっぱりそうだったかということには、なるかも知れない。(あるいはまた全然違う理由か)

まあフィンケの意図も分かるは分かるんですけどね。それは安定云々そのものというより、”ストライカー”も活躍し易いようなチーム構成という、そういう意味で。その為のオーソドックスさ、分かり易さを、少しチームに入れようとした。
勿論別に高原を寵愛するゆえではなく(笑)、あくまでチームの戦闘力を、将来的に最大化する為ということでしょうが。
ただ何というか、単に不調というよりも、今季最初のイマイチ”上手く行かなかった”時期、エジミウソンの1トップと山田直輝の大爆発でチームが本格的に回転し始める前の、その時期その理由を、思い出して再確認するような、そういうところはどうしてもありましたけど。しかもその時とは違って驕ってもいる(笑)ので、尚更悪くてこんなひどい試合になってしまったと。


ふう。マリノスの変ユニをいじって遊ぶ暇も無くなってしまった。
いや、実は結構気に入ってたりもするんですけど。(笑)
横縞もありだなあ。
ただ白地が目立ち過ぎるので、あんまり(マリノスの)”ホーム”感はありませんでしたけどね。要デザイン再検討。


浦和?神戸(’09) 

とりあえず、一番上手くいきやすい形に。

J1第15節 浦和 ○2?0● 神戸(駒場)

フィンケって、”優しい”監督なんだよなあとか。


エジの1トップで直輝その下真ん中で、細貝をミッドフィールドに戻して。
代表ウィークまでの一番上手くいっていた形と、その間のナビスコの一番のプラス点を合成した、これで駄目だったらどうしようみたいな形でしたが、大丈夫でした。(笑)

最悪だった前節マリノス戦からの修正として、ナビスコでずっと続けていたエジ・タカ2トップをさっと引っ込めたのは、
1.エジ1トップ直輝トップ下の4?5?1を、(上手くいく)”形”として認識していること。
2.エジ・タカ2トップ4?4?2は、それに対するオルタナティヴとして、はっきり意識された別手法だったこと。
の双方を、同時に表しているように感じますが。ある意味非常に、”敏感”な反応(笑)。折衷的模索抜きの。

だからこそ、つまり1で上手くいくことを理解している上での2だからこそ、フィンケの本命は2なのではないかというここんとこの主張を、再び繰り返しておきます。
直輝は今んとこ、アウトサイドっぽい位置づけでは活きないのかなあという、そういうことも含めて。
代表から帰って来てからの3戦全体について言えば、ちょっとチームを背負う責任感が、顔に出過ぎているのが見てて辛いかなあというところも。原口が”必死”なのは、仕様ですけど。(笑)
どのみち自分を駆り立ててグイグイ行く選手には違いないんですけど、その中に何か、涼しく風が吹いているようなところが、ついこの前まではあった気がするので。体も体なので、あんまり何でも正面から引き受けちゃってる感じは、やっぱり怖いんですけど。とりあえずはポンテ待ちですが。

どうなんですかね。最終的に”かき回し”と”作り”と、どっちのイメージの強い選手になるのか。それなりの年齢になった時に。
例えばオランダ代表やアヤックス(のような専用的チーム)以外のチームで、クライフはどういう感じでプレーしていたんだろうとか。ちらっとしか見たことがないので、具体的なイメージが分からないんですが。


とにかくフィンケは基本的には割りとスタティック(静的)というか分かり易く整然としたチームを作ろうとしているところはあって、隙あらばそういう狙いは出して来るんですが、隙なくば(笑)それはあっさり引っ込めて、当面の便宜を優先して躊躇無い。
理論家・理想家ではあっても、その運用においてさほど”革命”的ではないし、そもそもの”理想”の内容も意外に穏健なところがある。ゴールまでの形がそれほどはっきりしていないのも、要は「ゴールはFWが決めるもの」という性格が、暗黙の内に強く残っているからではないかなと。作って渡せば、一応終わり。

マリノス戦で、傍から見れば(代表組の)「名前」優先でメンバーを決めたと思われても仕方のないメンバー編成をしたのも、その”穏健”さの一つの表れ。それに対するフィンケのコメントが何やら面白くて、

前回の試合では代表選手が戻ってきて、少なくとも紙の上ではそれなりの選手が揃って、強いチームに思われたかもしれないが、残念ながらあの試合ではそれまでの試合に比べてとても悪いパフォーマンスを見せてしまった。これはとても大きな驚きだった。


この分析のなかで選手たちが何年間このクラブに所属しているとか、過去にどのような名声を得ることができた、何度褒め称えられたということは一切関係ないことだと思っている。


という形で、この日のメンバー変更を説明している。具体的には一部ナビスコ仕様に戻した。

言っていること自体はもっともなんですが、それこのタイミングであなたが”説教”することなのか?という、むしろどちらかというと今回はされる方なんじゃないの?という、微妙なズレは感じます。
ただこれはフィンケが厚顔なわけでも政治的なわけでもなくて(笑)、素で言ってるんだと思うんですよね。つまりそれだけ、少し手が遅めというか、まず無難な方から入ってそこから徐々に変えて行くタイプ・・・・だということを、本人は自覚していないでしょうけど。十分に過激で、革命家だと、そういう自己認識かもしれない。無難/過激の前提や基準が違うというか。

例えばチームや選手の評価なども、時々拍子抜けするほど高評価や”満足”が優先して、ならばそれは物凄く上手く行っているということなのかなと、あるいは防御用激励用のコメントなのかなと最初は思ったんですが、単にそこそこでそれなりにニコニコする人のようで。(笑)
とりあえず一緒にニコニコしといて一向に構わないとは思いますが、あんまり真に受け過ぎるのは現状を見誤るもとになりかねないだろうと、この人の場合。

オシムが褒めた場合は、それは文字通りに凄いことなわけですけどね。表も裏も、未来にまで一回行ってからの、折り返しの結論なので。その段階で、否定的な要素も全て検討済みの。
フィンケのは割りと見たまんま。そういう意味では普通の人。オシムほど”予言者”タイプではない。
まあストレートに学者的というか。調査しました分析しました、その結果がこれですという。オシムは独学独想の野人。

どっちが強いかは、知りません。(笑)
”語録”に読み応えがあるのは、オシムでしょうけど。”結果”以上の”結論”があるというか。


しかしセンター細貝がここまで欠かせないものになって来ると、さすがに左サイドバックが事実上永田一人というのは、かなり寒いことになって来たのは、確かですね。
「金が無いんだ」というフィンケの訴えは、どう受け止めたらいいのか。人がいいから騙されてるんじゃないのか。(笑)
それで思い出しましたが、”高原の頭の切り替え”(の難しさ)についてのコメントは、なかなか胸に染みるものがありますね。
ここまで考えてるのかというのと、あとそこまで記事読んでるのかというのと。(笑)
新聞かな、ネットかな。年代的には新聞ぽいですけど、ネットの方が翻訳は簡単そうだし。(笑)

それはともかく、正にその”頭の切り替え”が不可能に近く難しそうだからこそ、僕自身もさっさと移籍すべきと何度も言っていたわけですが、そこまで含めて監督が見守っていた、我慢していたというなら、それはもう、文句をつける余地は無くなりますね。お見それしました。
しかしポンテ戻って来たらどうすんだろうなあ。4?5?1でポンテ高原両翼では、さすがにサイドの守備が。また4?4?2なのか。高原外すのか。


ちょっと鹿島が遠くなってしまったので、どのみちしばらくは黙々とやる感じになるかも知れませんが。
次に燃えるのはナビスコか、とりあえず。パンパシは出たくないけど(笑)、一つは取りに行かないとね、やっぱり。いかにクラブとしての勝利のメンタリティは盤石でも、”このチーム”としての成功体験も、それはそれで必要だし。


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