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浦和?山形(’09) 

”頑張り”ましたね、とりあえず。

J1第25節 浦和 ○4?1● 山形(埼玉)

ツキも残っているようだし。もしくは帰って来た。(笑)


前節神戸戦は、録画ミスで見損ないました。というわけで、ややお久しぶり。
その間あった代表のオランダ遠征で、”運動量”、または”極大の運動量を必要とする(ショート)パスサッカー”が非常に厳しい審判に曝されて(笑)、何となく肩身が狭い感じで迎えたこの中断明けの初戦。

・・・・いや、肩身が狭いというのはほぼ冗談ですけど、実際ますます懐疑的な視線が、自分(たち)自身強くなるというのは、あるような気がします。
ほんとのところ使えるのか使えないのか、何かおかしいところがあったら見逃さないぞ、誤魔化されないぞと、若干身構えて、少なくとも僕は試合に入りました。

結果は・・・・。
”合格”とは言えないけど、一息ついた、とりあえずまだチームに巻き返す力が残っていることは、確認出来たような気がします。
これから涼しくなれば、少なくとも戦うことは、出来るようだなと。
中断前書いていたことと照らし合わせれば、とりあえず体力があるだけで、物理的に運動量を戻すだけで、Jで勝ち負けには、持ち込めそうだなと。

何か「近い将来のクラブW杯優勝」からすると、随分目標が下がってしまったようですが(笑)、もっと抜け殻やら空回りやら、酷い事態も想定していたので。あるいは「何一つ変わってない」、か。オジェックやエンゲルスの(インターバル明け)時のように。
効率がいいとも鮮やかとも言えなくても、ともかくも運動量増分の、戦闘力のアップはちゃんと見えた。
・・・・”フィンケサッカー”としてなのかどうかは、今いちよく分からないんですけどね。原口を筆頭とする、個々人が奮闘していた感が強くて。
まあでも嫌そうではなかったから、別に。(笑)

見ようによっては、物凄く大雑把な解釈でフィンケサッカーを呑み込みつつあると、そんな風にも見えますが。
一気呵成に攻め立てる際の、人の集散の基本イメージ程度の。
あるいはさんざん「回してるだけ」と言われた、ビルドアップ段階のパス回しそのものだって。まあ無いよりはましと。「位置についてー」の、ポーズを教わったと思えば。(笑)

だいたいフィンケが妙に気に入っているエスクデロが、特に”フィンケサッカー”をやろうとしているようには、終始一貫見えないんですよね。
まだポンテの方が、自分が動ける状態でさえあれば、自分自身の染みついたスタイルとの”中”を取るような形ではあっても、気は遣ってる気が。


なんか実際にそういうもののような気も、しないではないんですけど。
「ハンドボール練習」とか(の”喩え”)で、ほんとに基本のメカニズムだけ与えて、後は勝手にor常識でやってくれと。
そういう緩いものだから、しつこいようですが(笑)フライブルクで10何年も、飽きずにやれた。
基本原理をケースバイケースで(主にシステム毎に)運用するという監督は、当たり前にいますけど、もっと、ラフなんじゃないか。「内容」そのものを、いる選手の資質に、拠っているんじゃないか。逆に走れるか/走れないかという以上の細かい選手の選別(基準)も、あるようでないんじゃないか。

涼しくなって(or若返って)走れれば、勝てれば、それで十分、フィンケは満足なのではないか。
そんな感じも、少しして来ました。
僕の得意な言い方をすると、やはり”ドイツ人”というか。前3代の”場当たり”監督たちと、違うようで違わないところも、多いんじゃないか。

・・・・注意すべきはここでの「場当たり」というのは、あくまで日本人の感覚で言った場合ということですね。
彼らが別に、いつも不誠実に仕事をしているわけではない。サッカーに対する、感覚の違い。
そんなピンポイントのゴール目指して、ギチギチにやるもんではないよと。あえて言えば。
そんなことしなくても、出来るはずというか。日本人にはそれは、何か肝心なことを言われていない、中心が抜けてる感じで、凄く不安なんですけどね。

実際にはそこには、「常識」、ないしは「サッカー」が入るんでしょうね、その場合。
戦術はサッカー、またはそこにいる選手。
気が付くとエンゲルスの時と、同じようなことを言ってますが。(笑)

例えば”戦術”の貧困を攻撃されることの多い昨今の岡田監督ですが、結果的に内容が空虚だということと、ラフまたは頓着してないことは違うので。
岡田監督は頓着しているからこそ、ちょっと行き詰るとすぐ目先を変えに来る。(笑)
それはつまり、「やばい、無い!」と思うからで。あるべきところに、あるべきほどのものが。

フィンケはただ、もっと上手くやれと言うだけ。
もしくは、もっといい選手連れて来い。(笑)


以上が、本日の仮説。極論すると、フィンケには実は”スタイル”は無い?!
これが当たっているならば、余り当初予想/期待されたような、繊細で美しい完成像は望めないでしょうが、一方で意外としぶといというか潰しが利く可能性もあって、ある意味リアリズムレッズ的ではある。

検証に必要なのは多分、今オフ(以降)のフィンケが望む人事を見てみることで、そこである程度以上、明確だったり細かい選り好みをするならば、それを使って実現すべき、ピンポイントの理想もあるということで。別に大物じゃなくても、へええ、そういう選手を欲しがるんだあ的な。
何も無かったり、あるいは単なるスペック主義的な希望しか見せなかったら・・・・。

まあ金は無いらしいですけど、ならば逆に、ポンテとトゥーリオまとめて売ってしまえば、否が応でもチームは変わらざるを得なくなって、フィンケのポリシーも見えやすくはなるでしょうね。(笑)


インターバルによる水入りも何のその、原口は何か凄まじいというか、誰にも止められない成長期というか。
予感通り、非常にスケールの大きな”ウィング”に、なりつつあるようで。
山田直輝なんかはもう基本完成しているわけでしょうから、それとはまた違う魅力が。日に日に。
かなりの確度で、近い将来ヨーロッパのいいクラスで活躍の場を得るのが、目に見えるような気がします。
2014年が楽しみですが、多分間に合わせようとすれば間に合いますよ、2010年も。

まああのチームに入っても、しょうがないでしょうが。
その前に2人を中心としたレッズの完成を見たいとは思いますが、どうかな。
それよりも2人が買われるのが、ずっと早そう。
いつになったら完成するという、当てが。
それはフィンケがどうというよりも、既存戦力の能力と適性と健康が、非常に中途半端なので。
狙うならむしろ来年(つまり合わせて頑張って金も使う)で、それ逃がすと・・・・という感じですが、なんだかそういう雰囲気ではないですね。
切れない、というのと、切れないから獲れないというのと。

ここらへんの閉塞感とチーム構成のいびつさは結構深刻で、だからフィンケについてもなるべく純粋な”研究”と、原理的な疑問・批判以外は、したくないとは思ってるんですが。


最後は変な話になっちゃいましたね。
ちなみに僕が好きにやっていいなら、去年までの主力で残るのは、3人くらいです。
後は外国人メインに、フレッシュな即戦力(変な日本語(笑))に取っ換える。
複数年の選手がちゃんと売れるのかが、問題ですけど。

このままじゃ新移籍制度の”草刈り”にも、確実に一年は出遅れそう。


経営の話考え出すと、暗くなりますねどうしても。(笑)


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川崎F?浦和(’09)、浦和?横浜FM(’09) 

”コレクティブカウンター”、とか?

J1第26節 浦和 ○2?0● 川崎F(等々力)
J1第27節 浦和 ●1?2○ 横浜FM(埼玉)


あえてわざわざ、それらしい名前をつける必要もないかも知れませんけど。


コレクティブカウンターとは。

ヒディンク「ロングボールを蹴ってカウンターを狙うのではなく、ハイテンポで、ショートパスをつないで相手ゴールに迫るというものだ。 これならロシア人の真面目さとスピードを生かすことができる。」

ヒディンク「ポイントは1人か2人でカウンターを仕掛けるのではなく、5,6人が同時に相手ゴールに迫ることだ。 それによって相手は、どこのスペースを見ればいいか、誰をマークすればいいか、大混乱に陥る。 これが近代サッカーというものだ。」

・・・・”Never Give Up” より


EURO2008でヒディング率いるロシアやファン・バステンのオランダが見せたようなコレクティブカウンター
これこそが現代サッカーにおける一つのトレンドだと思う
以前はキエーボのような弱者の戦術であり、決してメインストリームと言える存在では無かったコレクティブカウンターだが
良い選手を揃えた上で、高い位置でボールを奪ってからの質の高いカウンターでチャンスを量産するチーム増えている

・・・・”Hail?2U” より


さすがフィンケ、欧州最前線!と言いたいところですが(笑)、実際にはやっぱり、言われてるような単なる「現実主義」「旧浦和スタイルとの折衷」というのが、その実態なんでしょう。
そもそもがフィンケというのは、決して”最前線”や”大家(たいか)”的な人ではなくて、あくまで「独自」の人、変わった人(笑)というのが、基本性格なんだろうと思いますし。

実はトルシエの方が、本来的には普通。
岡田以上、トルシエ未満というのが、”正統性”という観点での、フィンケの位置ではないかと。

具体的には、現状”コレクティブカウンター”を称するには、基本的なボールの奪い所が低い、または攻撃のかかりが遅いような気がしますね。
・・・・まあ、そもそも別に”称し”てませんけど。(笑)
ただ、一つの今後の希望、「カッコつけ」の道しるべとして。

日本では昨年末以降の鹿島のサッカーに対する形容として、この言葉が定着し始めた・・・・と、言っていいのかな。
それだけ鹿島の”カウンター”の組織性が、見事だったわけですが。最近は知りません。(笑)
僕はというと、反町ジャパンのアテネ前強化試合、トゥーロン出発前のアンゴラフル代表戦を見てそれに近いインスピレーションを受けて、そのやり方ありだなあ、追求してくれないかなあと思ってましたが、以後特にそういう気配はありませんでした。
(ちなみに当時の流れとか)
で、数ヵ月後のNumberの(ユーロ08特集の?)記事で初めてその概念/言葉を知って、「何だよ、ほんとにあったのかそういう概念、知ってればもっと強く主張したのに!」と、変な悔しがり方をしていました。(笑)

誰かフィンケに聞いてみて下さい(笑)。少しは意識してたりしているのか。


結局フィンケとはどういう人かというと。
一つの言い方ですが。
”サッカースタイル”を丸ごと持って来たのではなくて、”パスの回し方”についてのある用途の「ソフト」を持って来た人だと、別にそういうつもりだというわけではないですが、そう言っていいのではないかと思います。
局部的には面白いところはあるけど、全体としてはなんか変というか、バランスや”機能”している状態のスイートスポットが狭過ぎるというか。個々のソフトはともかく、OSが不具合だらけというか。(笑)

そこに代わりに「全体」像を与えようとしているのが、浦和伝統のリアクションスタイル。”伝統”なだけに、容易に安定した全体を構成出来る。暗黙の了解で。
それでいいのか、という疑問は、大いにあります。
フロンタ戦の内容と、それに対する少なくないレッズサポのポジティヴな評価には、ちょっとキレそうになって慌てて抑えましたけど(笑)。”パスサッカーだから”擁護していた同じ口で、”勝ったから””強かったから”、あれを評価するのかと。

強豪フロンタ対策、特に、有効なのがある意味分かり切っているそれだから仕方ないのかと一応自分を説得しつつ、でもどうやら今後もその方向で行くらしいですが、代わりに上の視点(↑)を掘り出すことで(笑)、今は場を収めています。
フィンケ自身の心境が、なんなんだろうなとは思うんですけどね。単純に何でもいいから「勝ちたい」「成功したい」という気持ちも強い人なのか、”ソフトを抱いた渡り鳥”として、意外とこだわるところ以外こだわらない、緩い人なのか。

僕がフロンタ戦を見た一番素朴な感想は、接近サッカーを中途で放り出して、憲剛システムという”ヴァリエーション”に活路を見出す、でも根本の雑さはそのままという、岡田ジャパンのそれと同質の”変化”だったんですけどね。
まだ何にもやり遂げてないのに、「幅」に走ってどうするという。そういうのを逃げと言うんだと。
まあ実際たいていの「チーム作り」なんてのは、こんな感じで進むんですけど。いい加減慣れろ、俺。(笑)
ただ岡田/フィンケのような、エキセントリックorオリジナルなスタイルを標榜するなら、一回は真っ直ぐ突き抜けることを期待するのは、当然だと思うんですけどね。あれ?もう曲げるの?という。

具体的には、涼しくなったなら涼しくなったなりに、もう一回ひと通り、初期型スタイルの可能性をおさらいして見せてから、次の展開なり何なりを、やって欲しかったということですけどね。
”変化”させる元ネタ(?)の密度を、もう一回高めて欲しかったというか。
そうじゃないと、現状をどこと比べていいのかよく分からない。春先の好調時なのか、ナビスコ以降の陳腐化時なのか、それとも地獄の連敗の崩壊時なのか。(まあ多分最後)


まとめて言うと、面白い監督だとは思います。その一人というか。
ただ良い外国人監督を迎えた時の、あるスタイルを通してでも結局は、「サッカーそのものの見方/やり方を教わる」、それは例えば本人必ずしも教えているつもりもない部分も含めてですが、そういう喜び・期待感が無いのが、個人的に残念。
すっかり比較対象がオシムから岡田に移ってしまっているのも(笑)、つまりはそういうことです。

実際似てると思いますし。ただし岡田の”ソフト”では、今やっているようなリアクション方向へのカスタマイズなんてことすら難しいでしょうから、そこらへんはまあ、クオリティや具体性に差はありますけど。さすがに。
でも本質的には、いち理論家でしかない。日本人でもよくいる。サッカーマイスターではない。

後は、勝つか負けるか。
もしくは結果的なクオリティが、感動を呼ぶか。
同点ゴールは、なかなか楽しかったですけどね。すっかりキーマンが啓太になってるのが(笑)、変化と言えば大きな変化ですが。
細貝の(純個人的な)攻め上がりとも、また質が違うんですよね。そこらへんはやっぱり、オシム門下生ならではというか。


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