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5.ジェンダー 

”多重人格障害と診断された患者の、十人中九人までが女性である”
・・・・という「通説」についての理由づけ。


第一の説明

「潜在的多重人格者の男性は暴力的で、医師よりは警察の世話になることが多い。
「(男性の場合)暴力行動は、例えそれが悪意に満ちた交代人格の仕業だとしても、社会的に許容される(”異常”だとはされない)度合いがあまりに強い。」

「女性の多重人格者の怒りは自分に向けられるため、一般的には他人に対する障害事件を起こすよりは、自傷行動を取るのが普通である。」


第二の説明

解離性の行動は、女が好む苦痛の言語なのである。それは逃避の手段にすらなる。」
「交代人格のいくつかは、女性が持ちたいと思ってはいるものの持つことを許されていない、言い換えれば、社会的に容認されていない人格の一面を表現している。(例:因習に囚われない活発な生き方や、同性愛または男性主導の異性愛の拒否。)

「一方、男性は別のやり方で苦痛を表現することを選んだ。酒と暴力である。」


第三の説明

「この種の虐待(幼児/性的虐待)では、少年よりも、圧倒的に少女の方が犠牲になりやすいと考えられる。」


第四の説明

「悩みを抱えた北米の女性は、例え社会の権力機構に拒否反応を示すような女性であっても、セラピーや臨床の場面になると、似たような苦しみを持つ男性の場合よりは、(多重人格と診断したがる)セラピストの期待に沿うように協力することが多い。」


フェミニズム・政治性
・・・・特に上の「第四の説明」に関連した、女性の多重人格者群に潜在する一種の敗北主義に対する批判。

*マーゴ・リヴェイラ(臨床心理学者、フェミニスト)

「彼女は、トラウマや女性に対する暴力を、基本的出発点として捉えているが、多重人格については、他の臨床家たち以上に、隠喩(≒方便。筆者注)的に受けとめているようである」

「彼女は虐待についての詳細な記憶を、疑問視する。彼女のセラピーは『トラウマ経験の歴史を戦略的に書き直す』ことによって、解離状態にならない対処の技術を身につけさせることを、一つの目標にしている。」


*ルース・リーズ(フェミニスト)

「(虐待経験そのものに女性患者の多さの原因を求める考え方は)『女を純粋に受動的な犠牲者とみなすような政治的に退化した固定的な考えを、援護する結果をもたらす視点』であり、『あらゆる行動面での可能性を持つ、女性という主体を、事実上否定するものだ』というのが、リーズの主張である。」

「彼女が言おうとしているのは、女性が多重人格者の多数を占めているのは、臨床家と患者の間に密かな協力関係が築かれることに原因があるのではないかということである。」「第四の説明」
「彼女が問題にしているのは、患者の味方になると称する理論の自己満足性なのである。そして、そのような理論や、実践や、その根底にある仮説が、受動的な犠牲者という患者の自己像を肥大させたのではないかと推定している。」



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