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浦和?甲府 

J1第3節 浦和 ○2?0● 甲府(埼スタ)

結果的には妥当な試合。



以下ほぼ雑談。

ある監督が「攻撃的なチームを作る」といった時、たいていの場合実際に行われるのは、手持ちの人材(+α)を、システムなり運用なりでワンアイデア的に編成し直してぶつけると、要するにそれだけのことであるのが多いと思います。
例は枚挙に暇がないですが、近年のヴェルディで言えばオジーが就任してすぐに作った、エムボマのポストプレーを足がかりに桐蔭組を中心とする東京移転以降の人材たちを総決算して作ったあれとか典型。

去年J1を騒がせた大木ヴァンフォーレとかも大きく言えばその範疇(”バルサ方式”というワンアイデア)で、例えば今監督が変われば自然な継続はそう簡単ではないというかチャラにしてしまった方が話は簡単というか、つまり意気込みはともかくとして”根”としてはそう深いものではないだろうと思います。
甲府自体について言えば、むしろその前の松永監督が作ったフラット4?4?2できれいなサイド攻撃を行なうあのチームの方が、「攻撃的なチーム」の方向付けという意味ではより根本的だったと思いますが。

それはともかく一方でより根っ子から監督の意識的作業として「攻撃的なチーム」を作るという場合も確かにあって、一番最近の成功例としては勿論西野監督のガンバ。
あの選手どうしの繊細な距離感・ポジショニングの合理性に基づいたパスサッカーは、確かに西野監督(と下部組織の伝統)が”作った”もので、一朝一夕では出来ずにかつそう簡単に消え去るものでもないでしょう。

ただその前に僕的にほとんど初めてこういう作業の存在を意識させてくれた人はいて、それがジュビロとレッズで仕事したご存知ハンス・オフト。
やっとJ(1)に辿りついてとどまって、ある意味それだけで何もなかったジュビロに日本サッカー史に残る鮮烈なパス・サッカーの基礎を作り上げ(”収穫”は後の人・笑)、また歴代スピードFWを擁してカウンター・スタイルの代名詞的なチームだったレッズを、真逆に近いポゼッション・スタイルへ歩み出させた。在任時は常にその頑固さに悪評の方が多かったりするんですが。(笑)

ちなみにそのオフトを継いだ(またもや”収穫”だ!)ギド・ブッフバルトですが、彼自身は特に「攻撃的」でも「守備的」でもなかったと思いますね。
この前も言った強烈な『縦への意志』みたいなものが唯一に近い最大の特徴で、それが一番分かり易く出るのは勿論カウンター/速攻時ではあるんですが、でもパス回し大会をやっている時にもしっかりその影響力は及んでいて、それがレッズのパス回し大会がヴェルディの悪い時(実際にはたいていの時(笑))ほどにまったりしたりは決してせず、具体的にはそのポゼッションが「中盤」というよりは「より高い位置」で、自己目的化せずに常に相手に襲いかかるぞというそういう迫力を維持出来た理由の一つだと思います。


で、何か言いたいかというとオジェックが標榜する「攻撃的スタイルへの転換」というのがどの程度の規模の、どういう性格のものなのかということなんですが。運用でしかないのか、作り変えなのか。
”レッズはリアクションだ”という世評を100%受け入れたならば作り変えだということになりますが、その場合オフトが苦労してやったあの作業はどうなったのか、また同じことをやるのかという釈然としない思いはどうしても残ります。実際は実情というよりオジェックの認識が問題になるんだと思いますけどね。

例えば今季初戦のブルズカップでは、いきなりぎょっとするほど高いラインが目に付いて、それについては「運用を変えるんだな」という印象がとても強かった。
その後特にそこらへんは目立たずに、その代わりに聞こえてくるのが練習で一生懸命ボールの運び方を教えているというそういう様子で。それはそのまんま聞くと”作り変え”の方にどうしても聞こえる。まあ運用の変化に伴うゾーンごとの約束事のすり合わせとか、その程度のことなのかも知れませんが。

僕が疑問に思っているのは”作り変え”のニュアンスが強いのであれば、西野のような長大な時間やオフトのような(オランダの)三つ子の魂でもなければ、そうそう出来る作業じゃないんじゃないの?それをオジェックが?よりによって今年?ということで。
まあ出来るのかもしれませんけど。ともかく作業の性格がまだ見えて来なくて、成功不成功及び成功の見込みについての判断が出来かねている。


この試合に関してはなんというか、最強リアクショナー浦和レッズ復活!というか(笑)、自殺志願かというくらいにふんだんにスペースを与えてくれる甲府を仕留め損ねて仕留め損ねて、でも結局は時間の問題で仕留めたという何とも言えない試合で。
凄いね甲府は。前半の獲得ファール数13(浦和4)とか笑いました。でも全然点取れる気はしなかったけど。悲しい。厳しい。

監督が何をしてるかはともかく、選手の方はまた勝手に自分たちの高い能力を勝利という結果に結集すべく自己組織化を始めているように見えて、3?5?2のトップ下ではベタ過ぎないかと心配したポンテも、あにはからんやシンプルなスタート地点からかえって変幻自在のポジショニング力を全開にしていてまあ止められない。小野はどういう構成でも結局”副官”に収まるのねみたいなところもありつつ。

阿部はやはり最終ラインがお似合いだなと。真面目なんですよね基本的に。


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