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『倚天屠龍記』の評判 

いつもと順番が逆になりますが。
かなり色んなまとめ方が出来そうな作品なので、落とし所を求めて先にカンニング?(笑)
『射雕』3部作のラストで、それなりに代表作のはずなんですが、グーグル検索での言及は意外と少なめで、下手すると『飛狐』シリーズより下。むしろ前2作の人気に隠れてしまったかなという。
ただし内容的には興味深いものが多かったです。

《倚天屠龍記》を読んだぞ (「桃花島でまったり」 さん)

主人公の名は張無忌。
コイツがまた、とんでもない優柔不断な男です。
あっちの女、こっちの女、ちょっと優しくされるとすぐ舞い上がってしまうのです。
(中略)
「九陽真経」の使い手でなければ、あんたなんかB級キャラよ!と思ってしまいます。


ある意味最も正常な感想でしょうか。特に女性読者の。(笑)

自分から何かをしようというのではなくて、そうするしかないから、誰かにそう言われたからと長いものには巻かれろ精神で生きているのです。


男女問わず(笑)、現代的にはまずはこう読まれるんだろうと思いますが、違う可能性について出来れば後で示したいと思っています。

各流派の始祖となるような独立独歩の超武術家は影を潜め、
皆どこかの流派に属するようになっています。
その分しがらみも増え、組織の論理がその生き方を縛ります。


これはなるほどなと思いました。モンゴル”軍”といかに戦うかということが、それまでになく具体的に描かれていますし、「組織」「集団」そのものの方が主人公という面はあるかもしれないですね。


倚天屠龍記をよむ。 (「射三部作」を読んで さん)

一体この物語の主人公は誰なのか?
てっきりオープニング早々に驢馬で旅をする李志清の挿入画のあった郭襄かと思いきや、神鳥剣侠の最後でちょこっとでてマイナーながら楊過直伝の小技が光っていた張君宝かと思いきや、天鷹教と戦い、一旦は屠龍刀を手に入れた兪岱巖(ゆたいがん)かと思いきや、大量虐殺をなんとも思わない殷素素を奥さんにして10年も北極で生活するはめになった張翠山かと思いきや、どうも1巻の訳者あとがきで明らかになるんですが、殷素素と張翠山の子供の張無忌ということですか。


『倚天屠龍記』全4巻 (「まお飯店」 さん)

40章中最初の7章まで主人公が登場せず、謎ばかりが深まっていくミステリーちっくで少し疲れる作品。


この構成の複雑さというのももう1つの目立つ特徴でしょうね。
”実況”中の前者の生々しい困惑ぶりは、大いに共感するところ(笑)。”ミステリーちっく”とありますが、実際にミステリーなのは「謎解き」の方ではなくて、それ以前に「そもそもどれが解かれるべき中心的謎なのか」というか、話の輪郭がなかなか見えないというそっちの困難が大きい。
京極夏彦なんかはそういうのを意図的にやってるんでしょうが・・・・これは?(笑)。ちょい疑問。


倚天屠龍記5 選ばれし者 (「秋水長天」 さん)

「うわぁ?。悲劇の予感」
と思ってたんですが、読んでるうちに、どんどん気分が変わって、
この茫洋としたお坊ちゃんなら、何を取り上げられても、あまり感じないだろうなぁ。女の子さえ残れば。と思ってたら、本当にその通りだったという(笑)


わっはっは、それを言ってはおしまい。(笑)
でもこれ意外と上で言った「違う可能性」の鍵かなと思うんですがと予告。・・・・こういうことをすると後で辛くなる可能性が高いんですけど。(笑)


金庸で特に好きな5作品にひとこと (「我係武侠迷」 さん)

最初の頃の医術マスター無忌編は結構好き。
武術できなくても最強の医者主人公目指せばいいじゃんとか思ってました。


確かに。それだと作品自体のキャラも立ち易かったですし、主人公の「非武装中立」みたいな(笑)性格もより正当化出来たかも。

それはともかく、郭靖(『射』)にしろ袁承志(『碧血剣』)にしろ、子供の頃それなりに完結した魅力を持っていた”おっとり”系主人公の成長のさせ方に、ここでも金庸は今イチ成功していないところはあるような気はしますね。
逆に楊過(『神』)の独特の人気は、”ひねた悪餓鬼”から”不屈の反逆児”への成長の一貫性がうまくとれていることにあるんだろうと思いますし、もう一方の人気者令狐冲(『笑傲江湖』)の場合は最初から青年で、特にそこまでの変化は書く必要がない(でもちゃんと必要な変化はする)というそういう面があるかなと思います。


郭家は滅び、楊家は続く。 (「絵ロ具。」 さん)

郭襄が「楊過への未練を引きずりまくってカップルへの怨念を後世に押し付ける一大門派」を築いた


うわ、酷い言いようですが率直な感想。特に男性読者には。(笑)
郭襄自体は好感度300%くらいのキャラなんですけどね。
まあこれはキャラからではなく、ストーリー/設定の方から出来上がってしまった構造だと思いますが。楊過に倣うという意味でも、そもそも一派を立てるというような鬱陶しいことをしそうなキャラ(柄)ではないように思いますね、郭襄は。

楊過がちっと顔出してやって郭襄の少女の幻想を解いてやれば後世の禍根の種にならんですんだものおお。うあああああ。


それは意外と難しいような気がします。楊過自体が初志貫徹派というか、永遠の青年派ですし、白髪混じりでも(笑)むしろ郭襄の幻想を強化してしまった可能性も。(真面目に考えるな)

あのカップルのことだから遁世して二人きりでいちゃいちゃしまくって子供をいっぱい作ったのでは。
まあ、人前でいちゃいちゃするよりはいいですが、それが郭襄の怨念を・・・・ブルブル


『神』(カップル)そのものに、あまり好意的でない人なのかな?(笑)


倚天屠龍記 (金烏工房 さん)

最初は張無忌を慕う清廉な美少女として登場する周芷若が、明教を倒せと言う師の遺命と張無忌への恋心との板挟みに苦しみつつ、悪事を重ねていくさまは圧巻である。

個人的には小昭が最善、趙敏が次善、周芷若は最悪の選択であると思うが、いかがであろう


いかがであろうか。
ここらへんの野郎的感慨については、いずれ改めて白黒つけさせていただこうかなと。(笑)
それにしても周芷若は、途中からほとんど出自(掌門就任以前の姿)を忘れそうになる勢いでしたね。(笑)


・・・・では本論に。近々。


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