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『連城訣』の評判 

とりあえず拍手ももらえたので(笑)、『天龍八部』の仏教話の追加分もいずれやりたいと思いますが、先に『侠客行』を片付けてしまいます。
読みは済んでいますがその前に、まずはマイナーなので単品ではやっていなかった『連城訣』の分も含めて、定例の”評判”を。


『連城訣』編

連城訣〔全二巻〕 (「僑忠的魔域」 さん)

兎に角読みやすい、と云うのが素直な感想である。新聞連載で無かった事も幸いだったのだろう、章毎に焦点がばらばらとしていないのも有難い。ネタ的にも受け入れられやすいと思われ、今後誰かに金庸の武侠小説を勧めるときにはこれを紹介する事にしよう


実はほとんど悪い評判は聞かないんですね。「悲惨過ぎる」というデフォルトのそれ以外は。

射英雄伝の郭靖に比べると主人公が感情移入できるレベルのキャラクターであるのも原因だろうか。


この意見もいくつかありました。”狄雲が普通の人なので感情移入しやすい”。
確かに運命は滅茶苦茶ですが、本人はそれほどボケても感情過多でもなくて、思考そのものは普通というか隣りにいそうというか。
逆にいかに金庸キャラの異様さに違和感を感じている人が多いかということが見える感じですが。僕自身は作品内的な造型の失敗以外は、あまり気にならない人ですけど。

オチが理想的な形で終了しているのも、何とも良い気分にさせてくれる。


同じ意見の人がいてホッとしました。(笑)

悲運を極めて終結に向かうが、このラストシーンは、思わず涙がこぼれるほど感動的である。

「雲外の峰」 さん)


・・・・えい、もう1人。(笑)


「連城訣」 (「金烏工房」本館 さん中の『読書雑記』)

分量的には『雪山飛狐』の次に短いが、ストーリーが本家『厳窟王』以上に救いが無く、武侠小説の入門書として推す気にはなれない


「入門書」ということでは、実はこっちの意見もほぼ同じくらい多かったりします。

僕自身は薦めない側ですが、理由は悲惨だからではなく、普通過ぎるから。つまり上の”狄雲の性格”に代表されることで、金庸のくせにイッちゃってないから(笑)。やはり実話を元にしているせいでしょうか、現実感が残り過ぎのところがあるんですよね。実は勧善懲悪だし(だからラストシーンが上手く作れたという部分も)。「これが金庸だ」とは言い難い。・・・・ああ、つまり一番上の人と同じ理由(「ネタ的にも受け入れられやすいと思われ」)で、逆の結論というわけですね。


・・・・ 『侠客行』編へ。


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コメント

1回間違ってコメント消しちゃいました(笑)

天龍はただ単にしばらく図書館で返却されなそうなので、後回しにしているだけなんですよ(笑)。”仏教”と言っても別の話題なので、まあいつでもいいかなという。『侠客行』終わったらという感じ。

苦労というより、”苦痛”なんですよね天龍は。
ほとんど唯一の好きじゃない作品で、わざわざ悪口書くのも気が滅入るし。それで「総論」を書く気にならないので、もうMarioさんにお任せしちゃおうかなという。(笑)

今書いてらっしゃる「小説技法」の話は面白そうなんですが、余りにも強烈な先入観になりそうなので(笑)、こちらの再読が終わってから精読・コメントしたいと思います。

 天龍はやはり相当苦労されたようですね。
>出来れば『天龍八部』中に出て来る経典の文言のいちいちについて、それがどのように作中の出来事・内容と対応しているかとかも解釈してみたい気がするんですが。
 これは暫くおあずけでしょうか?

 さておき、こちらは、「笑傲」をこなしてから、あまりにも好対照な「天龍」に取り掛かりたいとおもっています。

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