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千葉?浦和(’09) 

とちらかと言えば不本意なゲームなんでしょうが、逆に強さを感じたところもありました。

J1第7節 浦和 ○1?0● 千葉(フクアリ)

しかしなんかミラーって、見る度聞く度、違うことをやっているような気がするんですけど気のせいでしょうか。(笑)
今は「人もボールも動」かそうと、している?


千葉の猛プレスに手を焼いて思うように組み立てられず・・・・と、特に前節京都戦と比べると、そういうコメントがつけられても仕方の無いそういう試合だったわけですが、むしろやっていることのブレの無さを確認できたそういう試合でもあって、楽過ぎた京都戦よりある意味では断然面白い90分でしたけどね。
確かに思うようなパスワークは出来なかった、しかしそれによって動揺したり苦し紛れに変なことをしたりするのではなく、あくまで基本に忠実に、粘り強くショートパスを繋ぎ、サポートに寄り、パスコースを作りに散開しという動きを繰り返す、その”不動”ぶりというかポーカーフェイスぶりが、一番強い印象として残った前半でした。

結果として後半は、”ショート”より”ロング”に軸を置いた、あるいは最初の密集をより敵陣に近い位置で作るように修正して、それで攻撃の実効性を高めたわけですが(選手コメント)、ただそういう意思統一または「命令」の正式な変更があるまでは、例え不利な状況でも文句を言わずに黙々と命令通り戦い続ける”鉄の軍団”という感じで(笑)、いつの間にそんなチームになったんだというか、何て真面目なチームなんだという。

多分フィンケの指導力、”新”戦術の緊張感、若手2選手の引くくらいの真面目さ(笑)、それに元々の勝者のメンタリティというかプロフェッショナル集団性みたいな、そういうものの合成なんだろうと思いますが。
フィンケが優れた監督なのは確かですが、ここまでのペースでここまでのクオリティでチームが仕上がっているのは、やはり他ならぬ浦和レッズだからだろうと思います。正直もっと苦労するだろうと、僕らも思っていたし本人も覚悟していたろうと、そう思いますが。

「原口」と「山田直」の特別性、彼らがこのタイミングでここにいる幸運というのを、デフォルトで”浦和レッズ”の内に含めていいのかどうかは、よく分かりませんけどね。(笑)
ていうかもし彼らが要はスタンダードであり、今後もユースまでそんなに優秀だとすれば、ちょっと卑怯というか他のクラブたまんないかもというか。(笑)
・・・・山田直は元々お気に入りですが、ここ2,3試合で原口もどんどん好きになって来てますね。
いい青年だなあ、少年かも知れないけど(笑)。伸びてしかるべき性格してるし、改めて運動能力破格だし。
まあ判断は少し愚直過ぎるところがあるかも知れませんが、それがいずれそのまんま、いい意味で空気読まない迫力になる可能性も感じます。いずれにしても、「FW」に徹した方が、いいと思いますね。変に器用なこと要求するよりも。「日本」にとってもね。バカみたいに上手くて(速くて)、バカみたいにがむしゃらなFWに。


純戦術的に見れば、「前半は工夫が足りなかった」という可能性(というかその種の指摘の妥当性)は十分にありますし、前節京都戦では僕自身、「不用意に低い位置で密集を作り過ぎる」という趣旨の苦言を呈していたわけで、それとの関係はどうなんだという話ではありますが。
まあある意味では、この試合もそうだったんですけどね。ただ違うのは、京都戦ではプレッシャーの無さに甘えてのんびり手元で密集作りをしていたのに対して、この日は逆にプレッシャーに追われてギリギリのポイントで、ギリギリの緊張感で密集を維持していたということで、性格がだいぶ違う。必然性というか。

まあそれが攻撃的に”有効”だったわけではないので、それについて反省はすべきなんでしょうが、ともかくいざとなればそこでも耐えられるという、「力」は示したとは言えて、逆にそれがあるから無失点も続けられるんだなと、半信半疑なところもあった(笑)基礎的なチーム力というか守備力に、手応えを感じることが出来たという。
基本はなるべく高い位置で、かつ取られても素早い動き直しで危機を芽の内に摘むというそういうやり方ではあるんですが、やろうとすればどのポイントでも、持ち堪えることは出来るというか少なくともディレイは出来るというか。「ボールキープ力による”結果的な”守備力」ではあるんですけどね。所謂「守備練習」はほとんどしないらしいですし。(笑)

実際連勝中も、ゲームの専らの締め方としては、一つの手段は風物詩化している(笑)コーナー付近での時間稼ぎですが、もう一つはフィールド各所でののらりくらりとしたボールキープで、それをある意味凝縮した形で、模範演技的に千葉のプレスに対してやって見せたような、そういう試合(前半)でした。


言いたいのはとにかく、就任以来叩き込まれて来たボール運びのノウハウが、しっかり身が入って全面化しているという、その手応えの方で。より突っ込んだ攻撃面について、言いたいことは事前にはいくつかあったんですけど、あんまりそういう試合にならなかったのでそれはまたの機会に。(笑)

この試合一番面白かったのは、やっぱり冒頭言った”鉄の軍団”性。
精神面とかも勿論そうなんですけど、本当に黙々とやるよなあという。
何が言いたいかというと、やり方おんなじですよね、常に。つまり自陣近くだろうと敵陣近くだろうと、中間地帯だろうと。
・・・・これはむしろテレビで見た場合の方が分かり易いんじゃないかと思うんですが、(テレビ画面の中の)ある”視野”の中で、形成されている密集に対してどのタイミングでどの角度でサポートが入るのかというのが、見慣れて来るとほとんど予測出来て、実際その通りにプレーがなされる。それが”浸透度が高い”ということなのかそれともやや”単調”なのかという、価値判断の問題はともかくとして、思うのはフィールドの縦の分割というか”ゾーン”というか、そういう区別をほとんどしてないんだろうなということ。
それこそ「アタッキングサード」がどうとかこうとか。

勿論現実にゴールが近いか(どちらのゴールか(笑))どうかで個々の選手のプレーの仕方が変わって来るのは当然なんですが、前提としてはまずボールと人の動きの規則性や原則性が圧倒的に先にあって、それがフィールドのどこだとかどういう状況だとかいうことは、あんまり眼中にない。だから鉄仮面でコンスタントに出来るという。それに集中しているから。
例の「ショートショートロング」というのもそうした”規則性”の一つで、だから状況を具体的に考え過ぎた僕や藤川さんは微妙に空振りしてしまったわけですが。(笑)

なんか変わってるというか、あんまり”サッカー”的じゃない感じは、やっぱりするんですけどね。
強いて言えば正にトータルフットボールで、純粋性というかオリジナルとの親近性という意味ではオシムよりこっちかなとも思うんですが、ただそれを「手本」にやっているよりは、あくまでフィンケが脳内的に”理想”とする機能性を直接的に表現している感じで、似ているとすれば「理念」性そのもの、あえて言えば「非現実性」自体が似ているという。

まあどん引き京都と特攻プレス千葉と、両極端な相手が続いたので、もう少し普通の相手でまた色々と見直してみたいですけど。
どういうゾーン感覚をスタンダードにしているのかなあ。全く無いというのも、考えづらいんですが。
やっぱなるべく高く?


以上がこの日の主な観察結果。(笑)
試合予定が立て込んでるので、微妙にネタを出し惜しみ気味ですが。ここんとこ盛んに、もっと長く書けとリクエストして下さる、某赤サポ様ごめん。(笑)

この試合単体でもう少しだけ言うと、原口が左に開いている場面が余りに多かったので、ひょっとしてポンテ右山田直真ん中の、4?2?3?1っぽい布陣だったのかなとも。
ざっと見たところ誰も書いてないのであんまり自信は無いんですが(笑)、開幕当初はそういう布陣でもありましたし、フジテレビ739プロサッカーニュースの清水秀彦さんあたりも指摘していましたが確かに4?4?2でサイドが2分化されるor中央が上手く使えてない傾向は、無くはないんですよね。それでゴールへの直接性に、やや迫力を欠く場合も。元々瞬間的には、”狭く”フィールドを使うサッカーですし。まさか(ひと昔前の)甲府みたいにワンサイドカット(?)でやるわけにもいかないし。 ・・・・つまりその為に、”トップ下”orCMFを置いてみると。

それ以前にエジミウソンと原口が、あんまり”2トップ”として上手く絡めていないというのもありますね。
・・・・ていうかそういう意味でエジミウソンと上手く絡めた選手って、僕は永井しか知りませんが。
運動量は増えても、掴みづらいのは実はあんまり変わっていないという。(笑)

まあ正直思い付きレベルの話ですけど、自らもどんどん動く”焦点”として真ん中に置くというのは、山田直の使い方としても一つ面白いかなとは思います。ポンテ+3人では、当たり前過ぎてちょっとナンですし。


はい、次。


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コメント

アホな答えですが

まず”両方”である、という当然のことを押さえておいてと。
相対的には特に山田直輝の方には、フィンケ(サッカー)に出会えた幸運が大きいということは、僕も過去に書いていますが。
http://kinyo.blog66.fc2.com/blog-entry-333.html
原口の方は、別に並の監督でも、普通に「元気者の若手FW」として使えそうですからね。時期はチーム事情によるでしょうが。

その上で、チーム/フィンケ側と、原口・山田直側と、どちらが多く「幸運」の恩恵を負っているかと言えば、それは前者だと、今のところの僕の評価ではそうなります。
理由としては彼らが見たところ、同年代の中でもかなり突出したメンタルや意識の高さ(基礎能力は勿論として)を最初から持っているように見えるということと、それと重なりますが現時点で例えば”オシムチルドレン”と同じレベルで、”フィンケが育てた”選手とはとても言えないということがまず挙げられます。

そして何よりも、取り立てて積極的意図的な補強or人の入れ替えもなく、全く異なるプレー文化が染みついたあり合わせの選手層で「改革」「革命」を課されたフィンケのここまでの仕事の成功に、二人の”新人”が果たしている貢献を考えれば、まず幸運を感謝すべきはチーム/フィンケ側だろうと、どうしてもそう思えます。

この後どう伸びるか変わるのか、それはそれでまた見ものですけどね。

>彼らがこのタイミングでここにいる幸運

私は逆だと思います。
彼らがこのタイミングでフィンケのチームに入れた幸運。
才能ある若手が順調に育つ事がどれだけ難しいかは多くのコーチが語っている通りで、フィンケといえども上手く行かない事はあるだろうが、しかしその確率は低い。
つまり良い指導者にめぐり合う事は特に才能豊かなサッカー選手にはとても大切な事だと思うのです。
その点で彼らはとても幸運です。運も実力のうちですが。

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