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浦和?磐田(’09) 

一回り、した?

J1第32節 浦和 ○3?2● 磐田(埼玉)

基本はやっぱ、人海戦術なのかなあ。


エジミウソンらしいというか、それにしても地味な、"ハットトリック"。
「ブラジル人FWのハットトリック」と言うと、"怪物的能力の誇示"か、"弱い者いじめor火事場ドロの厚かましさ"か、たいていどちらかのイメージが浮かぶってもんですが。(笑)
しかしこのエジミウソンのは、こう一つ一つ努力して努力して積み上げて、気が付いたら3点になっているという、地道というか日本人的というか。凄いね!というより、頑張ったね!と言ってあげたいような、あるいは「みんなで取った点だよね」とか、ヒーローインタビューの模範解答的な締め方をしたくなるような、そんな印象。

いや、決して技術的にはそんな素朴でもないんですけどね、どうもこうキャラ立ちが。
とか何とか言っている内に得点ランキングも2位になってるし、これでもうひと頑張りして得点王でも取っちゃった日には、迫力不足なんて言わせねえぜ・・・・と言いたいところなんですがやっぱり言いたいところが残る。「迫力不足」と。(笑)
瞬間だけだったら実は高原の(得点の)方が、"えげつない"という強い印象はあるんですよね、こんなシーズンでさえも。
とりあえず相手からしても、「エジミウソンがいるから怖い」ということには、なってないと思います。

なんなんでしょ。当面キャラとしか、言いようが無いんですけど。
この埋没の仕方やあれこれの勤勉さは、フィンケレッズにはぴったりなのかも知れないけど、一方でぴったり過ぎるのが、物足りないのかも知れない。
まあエジミウソン個人としては、十分にやったシーズンであるには違いないというか、間違いなく最も重要な軸となる選手の一人ではありましたが、だからこそこういうチームであったとも・・・・。いや、まあ、いいです。ゴニョゴニョ。

このゴニゴニョさ加減が、フィンケレッズを評する難しさに重なっているのは、間違いの無いところだと思いますが。(笑)


試合の方は、気温が低くなったのと飛び飛び日程で惰性が生じる前にいちいち意識付けが改められるせいか、欠場&体調不良者続出の割りには、時にシーズン序盤を思い出させるような、集合離散の良さと攻撃時の集中ぶりで、トータルで見れば良い部類のゲームだったと思います。2点目のパスワークには、思わず声が出ました。
勿論当時のようなひたむきさや、ストレートな未来への希望やフィンケ・サッカーへの信頼・期待感も、ついでに正味の体力も無いので、変なムラや抜けた時間帯や、「試合」全体を押し包むような迫力の不足みたいなものも、疑惑の目で見れば同じくらい存在していたとも思いますが。磐田の抵抗力のそれ以上の(笑)ムラが、こちらの良い部分が出るのを待ってくれたというか。

それでもまあ何と言うか、「来年」へ向けての歩み直しは、それなりに始まってるのかも知れないなという、そういう感触は無くは無かったです。試合終盤へのキレなさ加減は、なかなかのものでした。
当然続投確定は伝えられているわけですし、それぞれの契約更改も概ね順調に進んでいるようですし、やるしかないっちゃやるしかないわけですけどね。

ただそうそう嫌々出来ることではないですし(笑)、さりとてすっぱり切り替えられるような状況の変化が起きているようにも思えないですし、それで僕が思う/感じるのは、フィンケって多分、練習の説得力はあるんだろうなあということ。試合が重なるにつれて、それがヨロヨロしがちではあるけれど。
だからたっくさん練習してちょっと試合するのがいいというか(笑)、真面目にキャンプ以来の蓄積をひたむきに吐き出す勢いが、序盤の快進撃を支えたというか、そういうところは、あったのかもなという。

中間・期末かよというか、前期・後期テストかよというか、いい加減記憶も遠くなりつつありますが(笑)、そんな比喩を一つ、出させていただいてと。
残念ながらJリーグの"テスト"は、基本毎週末ですけどね。(笑)


それはそれとして、気持ち春先仕様(先般からの流れでそれよりはだいぶ守備重視でしょうけど)のフィンケ・レッズを見て改めて感じたのは、やはり冒頭の"人海戦術"ということで。
運動量と攻撃の人数が必要なのは、今更言うことではないんですが、それだけではなく。

つまり上で言ったように、"ハネムーン"が終わって、フィンケのサッカーに出会い初めと同じウブさで取り組む、身を投げ出すのは、当然不可能なわけですが。これは別にフィンケに特に欠陥があるということではなくて、どんなチーム・どんなサッカーでも避けられない、一種のサイクル的な問題として。
そしてまたどんなサッカーでもまずやりながら何かしら問題は起きて、それを修正したり補強したり、細部を詰めたり機構を単純・堅固化したりする中で、立ち上げ時のウブな信頼や期待とはまた違った、より現実と経験に根差した形の信用や絆を監督と選手が固め直して、そういう形でチームが次の段階に行くというか、成熟するというか、だいたいこんな感じでチーム作りというものは進んで行くものだと思います。

ある種理想的にはね。単に駄目だったり、もっと行き当たりばったりだったり、それで案外結果が良かったり(笑)、実際には色々だと思いますけど。

ただこの日感じたのは、何と言うか、フィンケの変わらなさというか、変わる必要性の認めていなさそうさ(酷い日本語)みたいなもので。春先、それ以降、今、違うのは本当に気候とメンバー、言ってみれば文字通りの「実験条件」が、個々に入れ替わっているだけというか。それが事実だ!というより、それがフィンケの住んでいる「世界」だ!というか。
なんかこう、「時間」性というものを感じられなかったんですよね。否応なく経過・蓄積するはずの。

勿論その間、例のフロンタ戦に始まる守備型編成という修正・試行は行われている/挟まっているわけですけど、ただその行為・その要素のフィンケの「世界」で置かれている位置が、思っていた・・・・というより通常想定されるよりも、遥かに外縁部にあるというか、本当に緊急避難か純粋な妥協で、本体の「変化」なり「発展」なり「成熟」なりに、還元・結実しそうな気配が全くと言っていいほど感じられないというか。
"ポリシーが堅固"というよりも、もっとあっけらかんとした印象。あえて拒絶しているというより、最初から身分が違うというか(笑)。住む世界が。

純粋科学の世界に現実の事情は入って来れないというか。
あるいは「科学」と「技術」の、似て非なる世界というか。


もう少し具体的な話をすると、例えば上で僕が典型として挙げた「修正したり補強したり、細部を詰めたり機構を単純・堅固化したり」、それによって「より現実と経験に根差した形の信用や絆を監督と選手が固め直し」たりという、そういうプロセスが、フィンケの場合ほとんどないだろうというか、ないように見えるというか。
あるのはただ、フィンケの「正しさ」を「証明」するプロセス、その成功や失敗の。

つまりは基本的には同じことの繰り返しで、フィンケは自分の初期仕様のスペックを最大に引き出すことを試みるだけで、成功の確率を高める為の変化やあえての補強("選手補強"という意味ではないです)の手当みたいなものは、まずやらないんだろうなという。
現象的にはこれは、ある意味の力押しの運動量勝負ということで、人海戦術ということで、やるっきゃない!!ということです。
そうなると思います。そう、この試合では感じました。
だから駄目ということは無いんですけど、なんかこう・・・・コミュニケートし難い人だなと。(笑)

そしてこれは、余計なことと言えば余計なことですが、トゥーリオの感じていることでもあるだろうなと。
同じ文脈とは思いませんが、"コミュニケート出来ない"という、結論は同じ。駄目だこの監督、俺とは話が通じねえよ。
「育成」とか「勝利」とか、「若手」とか「熟練兵」とか、そういう分かり易い構図そのもので、行き違ってるわけではほんとはないんじゃないかと、何となく。

つまり。
トゥーリオの際立った"能力"、特に攻撃参加時のワンプレーワンプレーの、恐るべき有効性と集中力と勘の良さと、それらを支えている現実のニュアンスを細かく拾い上げるトゥーリオの資質そのもの、それがフィンケの「純粋科学」性、「原理」性無変化性と、徹底的に合わないんだろうなと。
基本の立場の上下を考えれば、時に自分が否定されている、排除されている感覚すら、覚えるのではないのかなと。

勿論これは自分の「感覚」に頼り過ぎる、トゥーリオの未熟さ・独善性でもあって、例えばポンテのそういう能力がトゥーリオに引けを取ることは特に無いでしょうが、でも体さえ万全なら、それはそれとしてポンテはフィンケに適応して見せたであろうというか、その中で問題なくそういう能力を発揮出来るだろうと、そうも思うわけで。
まあ今季トゥーリオがフィールド上であからさまにフィンケに逆らっているとか、貢献してないとは別に僕は思わないですから(要は他の選手並ではあるということ)、結局は感情的な問題なんでしょうけどね、日々を支える。

だからどうせ出て行くなら、単に「フィンケのいないところ」ではなくて(笑)、違う形ででもそれなりにディシプリンを要求されるところ/リーグに、行って欲しいですけど。フッキのようにというか。(笑)
それでこそ、単にわがままなんじゃないということが証明できるというか、一段上に行けるというか。


しかしトゥーリオがいなくなって、それから多分ポンテも?
となると、本当に、本当に、一つの時代が終わりますね。


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