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『碧血剣』の評判/総論 

(否定派)

金庸ロードショー さん

この作品、表面上の主人公の袁承志、負けません。強すぎます。失敗らしい失敗もない。金庸作品中の主人公の中でも異例中の異例の存在かもしれない。その意味で、魅力に欠ける。ほぼ完璧な主人公なんて退屈以外の何者でもない

 ストーリーは素直な展開と言っていいだろう。あまり毒がないと言う点では、武侠小説の入門書として、まず読むのだったら、それなりに楽しめるかもしれない。ただ、あっと驚く展開がない。そして主人公に危機が迫るシーンもない。山あり谷ありの、谷の部分がない。駄作だとは思わないが、面白い作品とも思わない。


まずは典型的であり、もっともでもある否定的意見。


(中間派)

一億総ハヤカワ化計画 さん (本体こちら。多分)

読んでる最中の盛り上がりに比して、あの終り方はないんでないというのがあったりした。これも後輩が反論していわく、「歴史小説」としての影を忍ばせるならば、それもまた当然の帰結であったのだ、という。そういえば、二巻でもポルトガルの干渉などについて、ちらりと触れるエピソードがあった。ホンタイジ暗殺や、暗君の死、更にはそれを行なった反乱軍や武将の顛末など。これらを書き記す為に作られたものだと言われれば、この「納得いかない、なんでいい奴が死なないといけないんだ」も、「それが史実だからだ、それを伝える為に書いたんだ」と言われれば、なるほどの納得なのだ。


サイトタイトルを見れば分かるように、基本SF読みである筆者さんによる『碧血剣』の「歴史小説」性への素朴な疑問、葛藤。(笑)
実際には半フィクションという「歴史小説」の宿命の問題と、『碧血剣』そのものの問題が混じってると思いますが、”後輩”氏のありそうで見かけない弁護の仕方がちょっと面白いですね。あるいは当時の金庸の意識、義務感というのもこんな感じだったのかなという。

本当のところこの件に関して筆者さんは納得してないと思いますが(笑)、”読んでる最中は盛り上がってる”そうなので(中間派)。


きぃず ほめぱげ さん

面白いしテンポがいいけど、その分記憶に残らないのかなぁって感じ。ただ、読んでいる間は時間忘れる程面白いのは確か。


忘却の二つの顔。正に”(中間派)”。短所と長所は裏表。


(肯定派)

金烏工房 さん(本館

ストーリー展開はまるでロールプレイングケームのようである。今時ゲームでも珍しい素直なストーリーで、読んでいて思わずうれしくなってくる。


ね?ノリノリキャッキャ。やはりこの作品はパッパラドラッグ系。
さすが分かってらっしゃる。(笑)


へきけつけんってなんですか?(元サイト不明)

「その後彼らは新天地を求めて新たな旅に出た」っていう明るい終わり方がいいですね。あの仲間感がたまらなく好きです。


と思ったら、あの結末まで全肯定ですかあ、負けたあ。(笑)
確かに少年少女コミューンみたいな雰囲気はありますよね。呑気さが袁承志に相応しいというか。
一番浮き世離れしていた阿九が本土に居残って、かえってちゃんと年をとるという。


ダイエットに挫折して飲んだくれる俺。 さん

むしろ後期作品に見られがちな荒唐無稽な描写が少なく、自分にとってはこちらの方が好みでした。


具体的に何をおっしゃってるのかはよく分からないんですが(武術の内容?)、感覚的には僕の「とにかく素直で良い」という印象とも重なる気が。

物語の方は、射雕英雄伝と共通点が多いように感じたのですが、


軽く援護射撃ですが(笑)、この記述だけで早とちりは。
ただ上と合わせると、やっぱり感覚的なレベルで「小じんまりとした射雕英雄伝」的な愛すべき作品と、この方も感じたのかなと想像します。


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